明日から仕事に行きたくないと思っても、
「行きたくないのは甘えかもしれない」
「お金が必要だから簡単には休めない」
と心配になり無理を続ける人は多いでしょう。仕事に行きたくないときに対策できるよう、本記事では以下の項目を解説します。
- 明日仕事に行きたくないときの理由と対処法
- 明日仕事に行きたくない気持ちを切り替えるモチベーションの上げ方
- 明日仕事に行きたくないときに休職する方法や給料の有無
明日から仕事に行きたくない理由は、人間関係の悪さや自分に合っていない業務内容などです。
仕事に行きたくない気持ちを我慢し続けると心身に不調をきたし、社会復帰が難しくなる可能性があります。
仕事に行きたくない理由が分かれば、自分に合う対処法やモチベーションの上げ方が実践でき、体調を崩す前に現状を打開できるでしょう。
明日から仕事に行きたくないと思う8つの理由
厚生労働省の「労働安全衛生調査(実態調査)」によると、82.2%の人が仕事に対して強い不安や悩み、ストレスを感じているという結果が出ています。強いストレスにより仕事に行きたくないと感じるのは当たり前のことです。
仕事に行きたくないと思う理由は以下の8つです。
- 職場の人間関係が悪く悩んでいる
- 業務内容にプレッシャーを感じている
- 残業や休日出勤が多く疲れが取れない
- 任されている業務に対してやりがいを感じられない
- 通勤にストレスを感じている
- 業務をこなしても正当に評価されない
- 休み明けで仕事する気分になれない
- 会社に将来性を感じられない
自分が仕事に行きたくない理由が分かれば、具体的に対策を立てられます。
職場の人間関係が悪く悩んでいる
上司や同僚、後輩との人間関係が悪いと仕事に行くのが億劫になります。苦手な人が他部署なら顔を合わせる頻度は少ないですが、同じ部署の場合は嫌でも付き合わないといけません。
また、サボり癖のある人がいると2人分の仕事を回さねばならず、心身共に疲れてしまいます。職員同士の仲が悪く間に挟まれたら、お互いの愚痴ばかり聞かされ気が滅入ってしまいます。
周囲の顔色を窺ってばかりでは仕事が思うように進まず、憂鬱になっていくでしょう。人間関係が悪ければ、仕事の内容が好きでも楽しめなくなってしまいます。
業務内容にプレッシャーを感じている
周囲の期待に応えられるのかプレッシャーを感じ、なかなか気持ちを切り替えられない人もいるでしょう。
重要な案件を任されたり管理職やリーダーに就任したりしたときは、特にプレッシャーを感じやすいです。プレッシャーにより冷静な判断ができなくなるとミスをしやすくなり、ますます会社に行きたくなくなる悪循環に陥ります。
残業や休日出勤が多く疲れが取れない
残業や休日出勤が多いと疲れが取れず、仕事に行くのが辛くなります。睡眠時間が短いと日中の集中力が低下し効率良く仕事が回らないため、長時間労働から抜け出せなくなります。
休日出勤が多いとプライベートの時間が取れず、ストレスを発散できません。蓄積された疲れが原因で体調を崩しやすくなり、仕事のパフォーマンスも落ちてしまいます。
仕事が好きで苦にならない人でも、長時間労働による睡眠不足が続くと楽しさを見出せなくなる可能性があります。
任されている業務に対してやりがいを感じられない
任されている業務にやりがいを感じられないと、熱意が低下してしまいます。営業がやりたいのに事務へ配属されたり単純作業ばかりで変化がなかったりと、やりがいを感じられない場面はたくさんあります。
待遇面や家からの近さなどで会社を決めてしまい、業務内容が自分に合っていないと入社後に気付くこともあるでしょう。業務内容が合わないとモチベーションが下がり、成果も出にくくなってしまいます。
誰かの役に立てているという充足感が得られないと、仕事を続ける意味が分からなくなってしまいます。
通勤にストレスを感じている
満員電車に乗らなければならないと思うだけで出社が憂鬱になる人もいます。感染症が流行っているときは余計に乗りたくなくなるでしょう。
通勤時間が長いと睡眠時間が短く疲れが取れないうえに、電車内で立ちっぱなしだと疲労は蓄積される一方です。
車通勤もラッシュに巻き込まれるとなかなか帰宅できず、帰宅後の予定が狂うときもあります。徒歩や自転車で通勤できる場合でも、雨風の強い日や猛暑日は会社に行きたくなくなるでしょう。
業務をこなしても正当に評価されない
どれだけ業務をこなしても給料や待遇が良くならないと、仕事に行きたくなくなります。まじめに取り組んでいるのに業務が正当に評価されないときは、以下の原因が考えられます。
- そつなく仕事をこなしており頑張りが軽視されている
- 前例がない業務で評価基準がない
- 人事評価の回数が少ない
- 上司が優秀な後輩に対して評価したくないと思っている
業務を正当に評価されないと昇給や昇進の可能性も低いので、仕事のモチベーションが低下してしまいます。
休み明けで仕事する気分になれない
休日に予定を詰め込むと休む暇がなく、疲れたまま出社しなければならなくなります。また、仕事が終わらないまま連休に入ってしまい、次の出社が億劫になる場合もあるでしょう。
長期休暇明けは一気に現実へ引き戻されるので、仕事に行きたくない気持ちが強くなります。連休中に不規則な生活をしていると自律神経が乱れ、普段よりも仕事のストレスを感じやすくなります。
会社に将来性を感じられない
会社の経営状態が悪いと、給料が減ったり職を失ったりする不安が押し寄せ、仕事に身が入りにくくなります。
商品開発や営業に力を入れても状況が改善しないと、周りの士気も低下します。やる気のない職場に身を置いていると、モチベーションを保つのは難しいです。
古い企業体質の会社だと新しいスキルを取り入れるのに抵抗があり、業績不振から抜け出せない可能性があります。自分の成長にも繋がらないので、仕事を続けるべきか悩む人もいるでしょう。
仕事に行きたくない気持ちを乗り切る対処法6選
仕事に行きたくない気持ちを乗り切る対処法は6つあります。
- 何のために働いているのか見直す
- 思い切って仕事を休む
- 誰かに仕事の悩みを話す
- 生活習慣を見直す
- 在宅で働けないか検討する
- 部署異動を願い出る
自分に合う対処法が見つかると、仕事に行きたくないときに気持ちを切り替えられるようになります。
何のために働いているのか見直す
仕事に行きたくないと感じているときは、何のために働いているのか見直しましょう。
生活を維持するために働く人もいれば、欲しいものを手に入れるために働く人もいます。成長ややりがいが働く理由の人もいるでしょう。頭で考えているだけよりも、紙に書きながら見直すと思考が整理されます。
働いているうちに、何のために働いていたのか見失ってしまう人は多いです。初心を振り返ることで仕事を通して達成したい目標を思い出し、気持ちも前向きになるでしょう。
思い切って仕事を休む
仕事に行きたくないと感じたときは、思い切って仕事を休むのも1つの手です。リフレッシュのために休むので、仕事のことは極力考えず自由に過ごしましょう。
仕事を休むことに罪悪感がある人は、やる気が出ない状態で働いてミスするよりは良いと考えると気が楽になります。会社によっては半休が認められているので、1日休むことに気が引ける人は利用するのがおすすめです。
仕事を休んで気分転換できたら、新たな気持ちで仕事に臨めるでしょう。
誰かに仕事の悩みを話す
仕事に対する悩みを友人や同僚に話してみると、気が晴れる可能性があります。自分にない視点からアドバイスをもらえると、仕事の捉え方が変わります。
相談する相手は必ず信頼できる人にしましょう。SNSは気軽に投稿できますが不特定多数が見るので、返事によってはさらに悩んでしまうかもしれません。
相談する相手がいない人は、厚生労働省の「総合労働相談」や「労働条件相談ほっとライン」を利用してみましょう。
生活習慣を見直す
仕事に行きたくないときは、生活習慣の乱れがないか振り返ってみましょう。例えば、睡眠不足が続いていたらストレスを感じやすくなり、前向きな気持ちで仕事ができません。
運動習慣がない人は、ストレッチなどの簡単な運動を取り入れるとリフレッシュできます。適度な疲労感で夜もよく眠れるようになり、体調が整いやすくなります。
朝食を食べる習慣がない人は、軽くでもよいので朝食を食べるようにしてみましょう。朝食を食べると脳と体が目覚め、朝から仕事に集中できるようになります。
在宅で働けないか検討する
通勤が苦痛な人は在宅で働けないか上司と検討してみましょう。在宅で働けない場合は、会社の近くに引っ越してみるのも1つの手です。会社に着きさえすれば何とかなる人は、通勤時間の短縮によって憂鬱な気分で過ごす時間が短くなります。
在宅で働けたら上司や同僚に直接会わずに済むので、人間関係で悩んでいる場合の対処法としても効果的です。
部署異動を願い出る
部署内のメンバーとの関係が悪いなら、異動できないか上司に相談してみましょう。業務内容にプレッシャーを感じている場合や仕事にやりがいが感じられない場合も、部署異動で解決する可能性があります。
業務に全力で取り組み成果を出すと、上司から能力が高い人材として異動の際に推薦してもらいやすいです。成果を出せば部署異動できる可能性があると分かれば、嫌な仕事も乗り越えられます。
異動したい部署がある場合は、異動先で役立つスキルを身に着けましょう。例えば、営業部に異動したい場合、プレゼンやコミュニケーションのスキルを身に着けてから社内公募に応募すると通りやすくなります。
仕事に行きたくないときにやってはいけないこと
仕事に行きたくないときにやってはいけないことは以下の2つです。
- 無断欠勤する
- 勢いで退職する
衝動的に行動せず、冷静に対応することで後悔を防げます。
無断欠勤する
仕事に行きたくない気持ちが強くても、無断欠勤するのは避けましょう。欠勤するときは職場に連絡するのが社会人として守るべき最低限のルールです。
無断欠勤してしまうときは、何となく行きたくなくて休む理由が思いつかないときです。精神的な辛さは心の不調から来るものなので、調子が悪いから休むと伝えたら問題ありません。
いきなり無断欠勤すると周りに迷惑が掛かり、上司や同僚からの信用を失う恐れがあります。復帰しづらくなるので、休むときは必ず会社へ連絡しましょう。
勢いで退職する
会社を辞めたい気持ちが募っても、勢いだけで退職するのはおすすめできません。今後について何も考えず退職してしまうと、転職先がなかなか見つからず後悔する可能性があります。
退職に踏み切る前に、可能なら上司や同僚に相談してみましょう。相談がきっかけで思わぬ改善案が見つかり、退職せずに済むときもあります。
相談したうえで状況が変わらない場合は、転職活動や活用できる制度について調べてから退職しましょう。
仕事に行きたくないときにモチベーションを上げる3つの方法
仕事へのモチベーションが上がらないときは、以下の方法を試してみましょう。
- 仕事をやり終えたときのご褒美を考える
- 小さな目標を立てる
- 仕事に対して前向きになれる名言を探す
仕事のモチベーションが上がると、前向きに取り組めるようになります。
仕事をやり終えたときのご褒美を考える
仕事をやり終えたときのご褒美を考えておくと、やりたくない仕事を乗り切るモチベーションになります。好きなお菓子を食べたり欲しかった服を買ったりと、自分が喜ぶご褒美を考えましょう。
ご褒美は物だけでなく、楽しい予定にするのも効果的です。仕事終わりに友達と映画に行く予定を入れたら、定時で帰れるよう仕事のやる気が上がるでしょう。
なお、自分へのご褒美を何度も繰り返していると当たり前になってしまい、モチベーションが上がりにくくなってしまいます。普段のご褒美に加え、海外旅行など年に1度の大きなご褒美を用意しておくとよいでしょう。
小さな目標を立てる
モチベーションが上がらないときは、達成できる小さな目標を立てましょう。成功体験を積み重ねていくうちに自己肯定感が上がり、モチベーションアップに繋がります。
目標を立てるときは「会計処理を10分以内に終わらせる」など、数字を盛り込むのがおすすめです。成果が確認しやすいので、やる気が向上します。
小さな目標からスタートし徐々にレベルを上げていくと、いつの間にかできることが増えていきます。上司から評価されると、さらにモチベーションが上がるでしょう。
仕事に対して前向きになれる名言を探す
歴史上の偉人やスポーツ選手などは、仕事に対して前向きになれる名言を数多く残しています。自分に響く言葉が見つかると、仕事が辛いときの支えになるでしょう。
名言から自分になかった考え方を知り、仕事の見方が変わることがあります。また、名言を残した人物の生き様や物事への取り組み方を知ることで、仕事のやる気が向上する人もいます。
仕事に対して前向きになれる名言はネットや本などに載っているので、モチベーションを上げたいときは探してみましょう。
仕事に行きたくない気持ちを我慢し続けるのが危険な理由
仕事に行きたくない状態を我慢し続けていると、後ろ向きな気持ちを周りに気付かれる可能性があります。自分では気持ちを上手に隠せていると思っても、一緒に働くメンバーには何となく伝わるものです。
モチベーションが上がらず仕事が遅いと、自主的に仕事をしない人と思われてしまいます。やる気を疑われているときにミスが増えると、上司や同僚からの信頼を失う可能性が高いです。
自分の評価が下がる危険性があると知っていれば、我慢以外の方法を考えられるようになるでしょう。
拒否反応は体からの仕事を休むべきサイン
仕事に行きたくない気持ちは甘えではなく、体からの危険信号の可能性があります。拒否反応を無視すると症状が悪化し、長期間働けなくなる恐れがあります。
以下は、無視してはいけない拒否反応の例です。
- 吐き気やめまい
- 頭痛や動悸
- 朝起きられない
- 夜眠れない
- 涙が出る
内科を受診しても原因が分からないときは、拒否反応の可能性があります。強いストレスによる自律神経の乱れが原因で拒否反応が起こっている場合もあるので、早めに心療内科や精神科を受診しましょう。
休職までの流れ
仕事が原因でメンタルの不調をきたし休職するときは、以下の流れで手続きが進みます。
- 休職の期間や申請方法を就業規則で確認する
- 診断書をもらう
- 休職に必要な書類を会社へ提出する
手続きの流れを知っていると、休職を思い立ってから慌てずに手続きできます。
休職の期間や申請方法を就業規則で確認する
休職したいと思ったら、以下のポイントを就業規則で確認しましょう。
- 申請方法
- 休職できる期間
- 休職中は給料が出るのか
- 社会保険料の支払い方法
- 復帰する時期
特に、給料や社会保険料などの金銭関係はトラブルになりやすいので、少しでも疑問があれば解消しておきましょう。
診断書をもらう
就業規則で休職の情報を集めたら、病気の証明となる診断書を心療内科や精神科でもらいましょう。
メンタルの不調は初診で診断が確定せず、通院が長引く可能性があります。病院によっては診断書がもらえるまでに1~2週間かかることもあるので、早めに受診しておくと欲しいときに診断書が手に入りやすいです。
診断書の費用は医療機関ごとに異なりますが、相場は2,000〜10,000円程度と言われています。なお、診断書は健康保険の対象外となり、費用は全額自己負担です。
休職に必要な書類を会社へ提出する
診断書がもらえたら休職に必要な書類を用意します。診断書の他に、休職届の提出を求められるのが一般的です。休職届に記入する内容は休職期間や理由、休職中の連絡先などです。
勤務先で休職届が用意されていない場合は、自分で作成する必要があります。一から作るのは大変なので、インターネット上にある休職届のテンプレートを活用しましょう。
休職理由の書き方に迷ったら以下の例文を参考にしてください。
〇〇の症状が悪化し通常勤務が困難となり、治療に専念したいため |
必要書類が揃ったら就業規則に則り、直属の上司や人事部長などに提出しましょう。
明日から仕事に行きたくないなら転職もおすすめ
対処法やモチベーションが上がる方法を試しても仕事が辛いなら、思い切って転職してみるのもおすすめです。やりがいのある仕事やストレスなく働ける環境が見つかれば、仕事に対する憂鬱な気持ちがなくなります。
初めて転職する人や久しぶりに転職する人は、転職エージェントを活用しましょう。応募書類の添削や面接対策などの手厚いサポートが受けられるので、転職活動を進めやすくなります。スカウトサービスがある転職エージェントを利用すると、企業からスカウトをもらうことで自己肯定感が上がるでしょう。
転職エージェントは無料なので、万が一転職活動が長引いても安心して利用できます。
明日から仕事に行きたくないときによくある質問
明日から仕事に行きたくないときによくある質問と回答を解説します。
- 仕事を休みたいと思った当日に使える理由は?
- 仕事でミスばかりしてしまい行きたくないときの対処法は?
- 仕事に行きたくないことを上司へ正直に言うべき?
- 休職中の給料や社会保険料はどうなるの?
疑問を解決しておくと、仕事に行きたくないときに余計なことで悩まなくて済みます。
仕事を休みたいと思った当日に使える理由は?
当日にどうしても仕事へ行きたくないときの理由が思い付かず、悩む人もいるでしょう。以下は当日に使える理由の例です。
- 腰痛や歯痛、嘔吐などの体調不良
- 家族の看病または通院の付き添い
- 子どもが怪我をした
- 車が故障した
体調不良を理由にする場合は、下痢や嘔吐と伝えるのがおすすめです。ノロウイルスや胃腸炎の感染リスクを避けるため、欠勤が認められる可能性が高まります。
車の故障を理由にする場合は、最初はエンジンがかからないので遅刻しそうだと連絡しましょう。折を見て修理が長引き出勤が難しそうだと連絡すると、認められやすくなります。
いずれの理由を使った場合も、次に出社した日は休みをもらったことに対する感謝を伝えましょう。
仕事でミスばかりしてしまい行きたくないときの対処法は?
仕事でミスが続くと自己嫌悪に陥り、会社に行くのが辛くなってきます。気持ちを切り替え、ミスしたことを謝罪して原因を分析するのが重要です。
ミスを分析したら、以下の対処法を試してみましょう。
- 手順を忘れるならメモを取ってノートにまとめる
- 書類や資料をなくすならデスク周りを整理し収納場所を決める
- 締切が守れないなら仕事の優先順位を考える
- 細かな作業が抜けるなら業務をルーティン化してみる
なお、対処法を試してもミスが続く場合は、業務内容が合っていない可能性があります。
仕事に行きたくないことを上司へ正直に言うべき?
仕事に行きたくないことは上司に言いにくいですが、正直に伝えることで部下の悩みや部署内の問題に上司が気付けます。
相談するときに仕事へ行きたくないことだけ伝えると、愚痴と捉えられる可能性があります。「チーム内の連携が取れていないので個別に話してみたが、理解を示してくれなくて辛い」など、行きたくない原因と改善に取り組んだ過程も一緒に伝えましょう。
伝え方次第で、仕事に対して誠実に向き合っているのが上司に伝わります。ストレスで体調を崩していることも話しておくと、休職を視野に入れた相談がしやすくなるでしょう。
休職中の給料や社会保険料はどうなるの?
病気が原因で休職している場合は、一般的には無給になります。給料の一部を補償してくれる会社もあるので、就業規則を必ず確認しましょう。
なお、休職前に病気が原因で連続して3日間仕事に就けなかった場合、4日目以降の休職日から傷病手当金を受給できます。生活を保障するための制度なので、無給の休職者が対象です。ただし、傷病手当金より少ない給料を受け取っている人は差額が受け取れます。
社会保険料は休職前と同額を支払う必要があります。休職者へ請求書を送り、期日までに銀行口座へ振り込んでもらう徴収方法が一般的です。傷病手当金を会社が受け取り、社会保険料を差し引いてから休職者へ支給する徴収方法もあります。
明日から仕事に行きたくないのは甘えとは限らない
明日から仕事に行きたくないと思うのは決して甘えではありません。体からの危険信号かもしれないので、行きたくない理由を突き止めましょう。
仕事に行きたくないときの理由は以下の8つが考えられます。
- 職場の人間関係が悪く悩んでいる
- 業務内容にプレッシャーを感じている
- 残業や休日出勤が多く疲れが取れない
- 任されている業務に対してやりがいを感じられない
- 通勤にストレスを感じている
- 業務をこなしても正当に評価されない
- 休み明けで仕事する気分になれない
- 会社に将来性を感じられない
行きたくない理由が分かれば、自分に合う対処法やモチベーションの上げ方を試せます。
対処法を試しても仕事に行きたくないときは、休職や転職も視野に入れましょう。大切なのは、拒否反応が出るほど追い詰められる前に、現状を変えるための行動を起こすことです。