導入文
転職活動において一次面接は最初の関門になります。
その際、合格するかはどうかは面接官の判断によりますが、面接で出される「合格サイン」を見逃さないようにすることが大切です。
「合格サイン」を見極める事で自身を持って面接に望めます。
また複数の企業に応募している場合、「合格サイン」を見極める事で希望の企業に注力して転職活動を行えるようになります。
そこで今回は転職活動において、面接での合格サインの見分け方に付いて解説して行きます。
ほぼ採用？脈あり？転職の一次面接の合格サイン
それでは転職活動において面接での合格サインの見分け方について解説していきます。
合格サインは面接官から自然と出る場合や、合格すると決めた相手には必ず出すと決めている企業があるなど様々な場面で見極めることが出来ます。
合格サインを見分ける事で自信を持って面接を受ける事が出来るようになるでしょう。
アドバイスされる
アドバイスをされるというのは最も見逃したくない「合格サイン」の1つです。
アドバイスをされたとき「注意されてしまった」「マイナスポイントかも」と不安に感じるかもしれません。
しかし、採用する気のない人にアドバイスはそもそもしません。
アドバイスをされた時は面接官があなたと一緒に働きたいと思っているサインです。
一度に複数人も審査をする立場にある面接官が採用しないと決めている人にわざわざアドバイスをすることは基本的にはありません。
アドバイスをされたときは「合格サイン」だと思って素直に受け止める姿勢を面接官に伝えるようにしましょう。
褒められる
褒められるというのは非常に分かりやすい「合格サイン」です。
一次面接というのは基本的に減点方式であなたのマイナスな部分を探しています。
その中でも「褒められる」というのは面接官があなたにポジティブな印象を強く持っているという事です。
次の選考の話が出る
次の選考の話が出たときは一次面接の合格サインを受け取っていいでしょう。
「次の面接2週間後でどうですか？」「次は筆記用具を持参してください」
というように面接官から直接次の選考の話が出た場合はほとんどの場合が合格です。
不合格の人に面接官が次の選考の話をわざわざすることはありません。
次の選考の話が出たときはしっかりとその内容を覚えておくようにしましょう。
配属予定の部の先輩が参加してくる
配属予定の部の先輩が一次面接に参加してくることがあります。
これは面接での緊張をほぐすという意味や、企業の雰囲気をあなたに知ってもらう意図があります。
これも重要な「合格サイン」です。
配属予定の部の先輩が参加してくるという事はそれだけあなたが安心して入社出来るようにして受け入れる準備をしています。
面接官は配属先でも問題なくコミュニケーションをとれるか確認している場合が多いので先輩とも積極的に話すようにしましょう。
入社後を想定した話が出る
転職活動の場合入社後を想定した話が出る場合があります。
「あなたの前職のスキルなら即戦力で仕事ができますか。」「OOという業務ならすぐに始めることはできるでしょうか。」
このような話が出た場合は一次面接の「合格サイン」と受け取っていいでしょう。
あなたのスキルや出来る仕事を確認して、入社後にどの様な使い方をするか検討している段階です。
試験に合格するかというよりは、入社後にどう仕事を進めていけるかを意識して面接を受けることが大切です。
やりとがスムーズ
一次面接にも関わらずやりとりがスムーズなのはあなたに非常に好印象を抱いているというサインです。
一次面接ではお互い初対面なので会話がぎこちない場合が多いです。
やりとりがスムーズなのは企業側があなたを採用したいという想いが強いという事です。
積極的に自分をアピールしていきましょう。
面接官がメモを取る
面接官がメモをとる場合は「合格サイン」の可能性があります。
基本的に不採用にするつもりの人の情報は必要ないのでメモを取る必要がありません。
あなたの情報を社内で共有し、他の候補者と比較したい場合にメモを取る事が多いです。
あなたについて履歴書以上の事を知りたいという考えの現れです。
逮捕歴を聞かれる
一次面接で逮捕歴を聞かれることが非常に稀にあります。
これは面接では合格だけど、念のために聞いているという場合です。
採用活動が無駄にならないための確認作業と捉えていいでしょう。
入社可能日を聞かれる
転職採用の場合、面接で合格すると入社可能日を聞かれることが多いです。
「なるべく早く入社してほしい」「他の企業に取られたくない」
企業側はこのように考えています。
この時、無理に早い日程を伝えてしまう人もいますがその必要はありません。
あなたの希望する日程を伝えるようにしましょう。
握手を求められる
面接の合格サインとして握手を求められる場合も非常に多いです。
「これからよろしく」「一緒に頑張ろう」
というような意味が込められています。
握手というのは結束や成功の象徴ですので合格したと受け取っていいでしょう。
面接の時間が長い
他の人よりも面接の時間が長いというのも「合格サイン」の一つです。
面接が長いという事はあなたの事をもっと深く知り、入社後の展開まで考えているからです。
適切な配属先や業務を選ぶために、あなたの性格や経験、スキルを聞いてくる場合が多いです。
面接時間が長くても気にせず的確に回答していきましょう。
電話やメールでの質問が許可される
面接後に「質問があったらいつでも電話かメールをしてきてね」と言われる事があります。
この場合、面接官はあなたの不安や疑問をなるべく無くしたいと思っています。
質問への回答は意外と面倒な業務です。
それをしてまでもあなたを採用したいという事です。
他社の応募状況を聞かれる
他者の応募状況は必ずと言っていい程聞かれる質問です。
採用担当はあなたを合格させるからには必ず入社してほしいと思っています。
他の企業にあなたを取られたくないからです。
他に応募している企業があっても「御社のみを志望しています。」と応えるようにしましょう。
複数応募をしている人の優先順位を下げる企業は多いので、ハッキリと御社しか面接を受けていないと伝える事が重要です。
企業の良いところを話す
面接官が自分の企業の良い所を語り出した場合は「合格サイン」です。
少しでも会社を良く見せてあなたが入ってくるようにしたいからです。
このような場合はあなたの方が企業を選んでいるというパワーバランスになっているので合格しているといって良いでしょう。
グループ面接でも質問が集中する
面接官は限られた時間の中で合格者を選ばなくてはいけません。
グループ面接であれば余計に時間が限られてきます。
その中で質問が集中するという事はグループの中であなたを最も採用したいと考えている空です。
採用したいと目星を付けた人に時間を多く使おうとするのは自然な事です。
質問が集中した時は不安に思わず合格サインだなと大きく構えて見てください。
転職の一次面接で落ちるサイン
最後は転職の一次面接で落ちてしまう脈無しサインを紹介します。
今から紹介するサインが出た場合、面接官に良い印象を与えられていない場合があります。
早くサインに気づく事で面接中に軌道修正を行えます。
最後に好印象に持っていけるよう、落ちるサインも覚えておきましょう。
逆質問の回答がそっけない
回答がそっけないと感じたら非常に危険です。
面接官はあなたに良い印象を持っておらず決められた時間をただ過ごそうとしているのかもしれません。
姿勢や声のトーンを変化させて面接官へのアプローチの仕方を変えてみましょう。
この段階では逆転できるので、最後まで諦めずに面接を行いましょう。
面接時間が短い
面接時間が短い場合は、落ちている場合が多いです。
周りの受験者の面接時間を観察してみましょう。
また、後日にお礼のメールや手紙を送ることで好印象を持たれる事も多いです。
面接時間が短いと感じたら入念にアフターフォローを行いましょう。
身だしなみを注意される
身だしなみを注意された場合は落ちる可能性が大きいです。
第一印象というのはなかなか変える事が出来ないからです。
しかし、注意されるというのは期待されている証拠でもあります。
何も言われず落とされるより望みはあるので素直に直すようにしましょう。
また、面接前には身だしなみチェックを入念に行うことが非常に大切です。
さしさわりのない質問しかされない
深い質問をされない時も落ちるサインに多い傾向のようです。
あなたを採用する気がないので踏み込んだ質問をしてこないという事です。
この場合もアプローチの仕方を変えてみたり、インパクトのある質問をしたりとやり方を変えてみましょう。
面接時間が強制終了されないという事は希望があります。
最後まで全力で面接を乗り切りましょう。
転職の一次面接の合格サインや落ちるサインが出ても油断しない
合格サインや落ちるサインが出ても一喜一憂しないように注意しましょう。
冷静に状況を判断することが大切です。
面接官から出るサインは道路標識の様な物です。
目的地まで運転するのはあなたです。
最後まで落ち着いて面接に臨みましょう。
まとめ
転職の一次面接で合格サインや落ちるサインが出たとしても、油断せずに最後まで集中して取り組むことが大切です。
面接官から出るサインはあくまで目安でしかないので、最後まで諦めない事が重要です。
合格サインは大きくわけて3つの種類があります。
1.面接官からの反応が良い：アドバイスや褒められることや握手を求められる場合や面接の時間が長いときは合格サインです。
2.具体的な職務内容について話が進む：配属予定の部の先輩が面接に参加する場合や入社後を想定した話があります。
また、配属可能日を聞かれることも多いです。
3.次の面接や試験に進むように言われる：次の選考の話が出たときや電話やメールでの質問が許されたときは合格サインです。
この時に企業の良い所を説明される事も多いです。
転職では一次面接でほとんど合否が決まってしまいます。
合格サインを見逃さないようにしっかりと集中して面接を受けるようにしましょう。