「dodaはブラック求人ばかりだと聞いたけど本当?」
「dodaを利用して実際にホワイト企業に転職できた人はいる?」
と不安に思っていませんか?
本記事では、dodaはブラック求人ばかりなのかを公開求人やSNSの口コミを調査し、その結果に基づいて下記の内容を解説します。
- dodaで紹介されるのは本当にブラック求人ばかりなのか
- dodaを実際に利用した人のリアルな口コミ
- dodaでブラック求人ばかり紹介される人の特徴
- dodaでブラック求人を紹介されたときの対処法
- ブラック求人なのかを見極める方法
調査の結果、dodaには多数のブラック求人が存在しますが、ホワイト求人の数も多く利用価値の高い転職エージェントであることが分かりました。
またdodaは2022年の時点で利用者数が750万人を超えたと発表しており、転職活動には欠かせないサービスとして人気を集めています。
ただ、これから紹介するブラック求人を紹介される人の特徴や対処法を知らずに登録してしまうと、「ブラック企業を勧められて転職に失敗した」という事態になりかねません。
dodaを利用しつつ極力ブラック企業を回避するポイントや、転職活動を効率よく進める方法を見ていきましょう。
dodaで紹介される求人は本当にブラックばかり?
そもそも、dodaで取り扱われている求人は本当にブラック企業ばかりなのでしょうか?
2023年11月現在のdodaの総求人数は220,743件ですが、その内正社員の求人は210,978件と9割以上を占めています。dodaは、福利厚生の安定した正社員への転職を中心としたサービスであることが分かります。
dodaの正社員求人の中では、どの年収の割合が多いのかを調査しました。
ただ、正社員求人といっても営業のノルマや出来高によって大幅に給料が引き上げられている場合もあるため、固定給25万円以上という条件で算出しています。
年収 | 求人数 |
350万円以下 | 19,092件 |
300〜400万円 | 2,220件 |
400〜500万円 | 14,051件 |
500万円以上 | 36,265件 |
上記の結果から、正社員求人かつ固定給25万円以上の求人数が52,851件確認でき、doda全体の求人の約1/4を占めていることが分かります。
中でも、年収500以上の求人は3万件以上を超えており、ハイクラスな求人も狙えるサービスであることも伺えます。
またいくら年収が高くても、休みが少ない企業は働く上で条件が良いとは言えません。dodaには、以下のような労働環境の良い求人が多いことが分かりました。
労働条件 | 求人数 |
完全週休2日制 | 148,295件 |
年間休日120日以上 | 124,559件 |
土日祝休み | 124,559件 |
年収アップまでは望まなくても、労働環境の良いホワイト企業を紹介をしてもらえる可能性は高いと捉えられるでしょう。
dodaの悪い評判・口コミ
上記でも述べたように、ある程度給料も良く労働条件の整った求人も多数取り扱うdodaですが、実際に利用した人の中には、悪い印象を持った方もいるようです。
以下では、X(旧Twitter)から、dodaの悪い口コミや評判で多かったもの3つを紹介します。
- 実際にブラック企業を紹介された(8件)
- 希望職種と違う仕事を紹介された(10件)
- メールが多すぎる(65件)
ブラック企業を紹介されたという意見もありましたが、dodaの悪い口コミで目立ったのは断トツでメールの多さです。
以下、悪い口コミの中から抜粋して紹介します。
実際にブラック企業を紹介された
まずは、実際に「ブラック企業を紹介された」という人の口コミです。
日帰り出張で手当は付かず、営業所に戻った後、報告書や課題を与えられて定時より3時間以上オーバーしても残業代もゼロ。こんなパワハラ、ブラック企業を紹介してきたDODAに腹が立ってきた。
引用:X(旧Twitter)natsu
DODAの転職紹介メール、とんでもないブラック案件ばっか送ってくるから怖いわ。
引用:X(旧Twitter)NMAK
ブラック企業であるかどうかの境界線は個人によって異なりますが、少なからず条件の悪い求人を紹介された人も実在するようです。
ただ、dodaの紹介求人数は20万件以上と転職エージェント業界トップクラスの多さです。求人数が多い分、ブラック企業も混ざってしまう可能性も高くなります。
dodaやリクルートなど大手転職エージェントは求人の数を強みとしているので、求人の質を重視する場合は下記のような中規模エージェントとの併用をおすすめします。
エージェント名 | 特徴 |
アサイン | 20代・30代向けのハイクラス転職向き。中長期的なキャリアプランに沿ったサポートが受けられる |
JACリクルートメント | 40代以上にもおすすめ。サービス開始30年以上の信頼感と大手優良企業への取引実績が多数 |
希望職種と違う仕事を紹介された
2番目に多かったのは、「希望職種と違う仕事を紹介された」という意見です。
ちょっとDODA見なかったら、50件くらいスカウトメール来てるし面接確約が半分ほど🙃でも事務職のスカウトほぼなくて、営業職やら技術職やら休み少ない飲食系のサービス業とか💦事務職志望にしてるのに🙃
引用:X(旧Twitter)Mrs.@脱汚肌
dOdaいい加減ウザくなってきたわ事務職希望してんのに牛丼屋のチェーン店の店長候補とかおすすめしてくんな
引用:X(旧Twitter)k.k
dodaは幅広い職種の求人を取り扱っているため、自分の希望する職種の求人数が少ないと、希望と違った仕事を紹介されるケースもあるようです。
なお、2023年11月現在のdodaでの取り扱い職種の求人数は以下のとおりです。
営業職 | 49,690 |
技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア) | 44,243 |
技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場) | 40,442 |
技術職(機械・電気) | 34,072 |
企画・管理 | 32,790 |
販売・サービス職 | 15,468 |
事務・アシスタント | 9,476 |
クリエイター・クリエイティブ職 | 7,204 |
技術職(組み込みソフトウェア) | 6,366 |
専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人) | 5,678 |
技術職(化学・素材・化粧品・トイレタリー) | 4,809 |
医療系専門職 | 4,413 |
金融系専門職 | 1,739 |
公務員・教員・農林水産関連職 | 452 |
中でも公務員・教員や金融機関系、医療専門職の求人が少ないため、専門職を希望する場合は、以下のような専門職特化型エージェントや転職サイトの利用がおすすめです。
エージェント名 | 特徴 |
リクルートダイレクトスカウト | 専門職・管理職向けの転職エージェント |
ミドルの転職 | 金融・メディカルの求人多数 |
パソナキャリア | 事務系求人を3万件以上取り扱い |
メールが多すぎる
悪い評判で断トツで多かったのが「送られてくるメールが多すぎる」です。
転職しようと思ってdoda登録した🙂メール来すぎ〜メールの通知が鳴り止まん😂笑
引用:X(旧Twitter)こてきん☆キャリアコンサルタント
dodaのメールしつこ過ぎる。三分おきとかに来るせいで、ドンドン充電が削られていく。やっぱ登録するんじゃなかったわ。
引用:X(旧Twitter)ほうらい
dodaでは登録の際に実務経験やスキルを記入し、その情報に沿った紹介メールやスカウト情報が送られてきます。
そのため記載した内容に少しでも当てはまる項目があれば、希望職種以外でも条件的には満たしていると捉えられメールが送られてくる可能性があります。
しかし、一見自分に関係のないと思われる内容の内容でも、「よく読んでみるとホワイト求人情報が混じっていた」というパターンもあるようです。
なんか応募してない企業からdoda経由でメール来たな…どれどれ.._人人人人人人人人人_> 書類選考通過済 < ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
引用:X(旧Twitter)にゃんすけ
メールが多いのは嫌だと感じるかもしれませんが、連絡の多さはdodaの情報量が多彩な証拠でもあります。
上記のような好条件の求人を見逃してしまうのは勿体ないので、できる限りメールはチェックすることをおすすめします。
ただメールが多すぎて困るという人は、パソコンのメールアドレスを登録しておき1日1回チェックする習慣を付けるのも有効的です。フォルダをdoda専用に分けておくのも有効的でしょう。
dodaでホワイト企業に就職できた人の口コミ・評判
続いてdodaを利用して、「無事ホワイト企業に転職できた!」という人の口コミをX(旧Twitter)から紹介します。
- 実際にホワイト企業を紹介され無事内定!
- サポートが手厚い
- アドバイザーが親切
dodaはブラック求人ばかりという噂もありますが、「良い職場に転職できた」との口コミは、ざっと数えただけでも30を超えていました。
広告への勧誘やアフィリエイト目的の投稿は省いて、「実際に転職が成功した」といった内容の書き込みは含んでいないので、よりリアルな中身となっています。
また、単に内定をもらったというだけでなく、サポートやアドバイザーの丁寧さを強調するものが多いのも印象的でした。
実際にホワイト企業を紹介され無事内定!
dodaで紹介された企業で、「そのまま内定をもらって転職が成功した!」という人も数多く見られました。
ブラック職場を鬱になりながらようやくやめて求職中に飛び込んだ先で「ここ超お勧めですよ!!!!」って超ホワイト職場を紹介してくれたDODAチャレンジのスタッフさんには今でも感謝してもしきれない
引用:X(旧Twitter)花良@バロネス
あちきdodaつこてました٩(‘ω’)۶転職成功した前職の同僚に紹介してもらってわたしも転職成功して、わたしが紹介した友達も転職成功してたので個人的にはおすすめです🫶
引用:X(旧Twitter)きみ 𐎣𐎡𐎷
転職エージェントサイト、藍さんならDodaやRe転職に登録するといい求人ありますよ!d(˙꒳˙* )あとはパソナキャリアのテンプスタッフ派遣サイトもあります!一度仕事スキルを書き出したら良いかなと思います。私はDodaから転職成功しましたー。パソコン使って書類作ってオンラインで面接もいけますよー
引用:X(旧Twitter)真北理奈
でもやっぱ一番は非公開求人を結構持ってることだな。特に大手とか外資系とか自分で探してもなかなか見つからないしね。私もまさかと思った会社に挑戦する機会を得られたのも、DODAが紹介して背中を押してくれたおかげ。感謝してます。
引用:X(旧Twitter)やまむ
dodaを利用して求人を紹介されるだけでなく、見事に転職成功させた人のリアルな声が見受けられました。
「本当に転職できる?」と疑っている場合も、とりあえず登録する価値はありそうです。
サポートが手厚い
dodaのサポートの手厚さが、転職活動を後押ししてくれているという意見もあります。
3次選考通過しました💫当日までに2回模擬面接に付き合ってくれたDodaさんには感謝です。
引用:X(旧Twitter)エド😌@美容クリニックの人
今日はdodaオンライン転職勉強会のセミナーに参加したけど、すごく内容がわかりやすかったし勉強会の講座で頂いたシートも自己分析をするのに役立ちそう!(*^-^*)ただ2時間続けてだったからさすがに疲れた( ´Α`)
引用:X(旧Twitter)コトバ/Kotoba@illustrator&live2D👹🌛
dodaは求人数の多さが注目されがちですが、サポートの手厚さにも定評があります。
転職活動に役立つセミナーや、実際に企業と会えるイベントが毎月10回以上開催されています。
イベント参加はすべて無料。ほとんどがスマートフォンやパソコンから参加できるオンライン開催かつ夜19時以降にスタートなので、現職が忙しい人でも気軽に活用できるのがメリットです。
リアルタイムで参加できなくても、イベントを動画で見返すことも可能です。
<過去に開催されたイベント・セミナー例>
- ITエンジニアと未経験からITエンジニアを目指す人のためのdoda転職フェア
- キャリアコンサルタント有資格者が教える
- 面接力アップセミナーストレングスファインダーで発見!自分の強みを見つけるセミナー etc
アドバイザーが親切
dodaのアドバイザーが親切という声も多く、転職を親身になって支えてもらえる姿勢も伺えました。
エージェントはなんか適当に紹介されそうな気がして、なんとも信用してないんだよなぁあ、dodaはすげぇ親切でよかった
引用:X(旧Twitter)いなむー
転職活動のグチだったわけだけども、私の対応してくださってるdodaの方まじ天使。マイ○○さんは担当変わってから連絡すらこなくなって数カ月ですわ。後者は人を金づるとしか思ってないんだろうな。dodaの担当さんのためにも転職成功させたい(; ・`д・´)!!!
引用:X(旧Twitter)トシ@プロガジェットブロガー
dodaのキャリアアドバイザーさんめっちゃいい人!!会えてよかったーキャリアアドバイザーも会社によって全然違うんだよなあ。dodaを紹介してくれた方に感謝。その人を紹介してくれた友達に感謝。本当にありがとうございます。
引用:X(旧Twitter)さお
転職エージェントを活用した就活は、求人紹介や面接日程調整、書類添削など、転職活動全般を支えてくれるアドバイザーの質で決まると言っても過言ではありません。
またアドバイザーに自分の意思を伝えやすい雰囲気だと、的外れな求人を紹介される確率も下がり、自身に合った企業に転職できる可能性も高まります。
「アドバイザーと二人三脚で転職活動をサポートしてもらいたい」という人におすすめです。
dodaがブラックばかりだと言われる理由
上記の調査や口コミから、dodaにはブラック求人が混じっていることも事実ですが、ホワイト企業も多数存在することが分かりました。
しかし、「dodaはブラック求人ばかりだ!」と言われるのには以下のような理由があります。
- 取り扱う企業数が多い
- アドバイザーにノルマがある
- 登録した履歴書を通じて自動でメールが送られてくる
あらかじめブラック求人が紹介される仕組みや理由を理解しておけば、優良な求人を紹介してもらえるのを辛抱強く待てるので、転職成功の確率もアップするでしょう。
取り扱う求人数が多い
dodaは取り扱い求人数が20万件を超え、その多さは転職エージェント業界で2番目の多さです。
サービス名 | 求人数 |
リクルートエージェント | 667,505件 |
doda | 220,743件 |
マイナビエージェント | 670,46件 |
パソナキャリア | 33,128件 |
dodaの求人数はリクルートエージェントに続く多さですが、取り扱い求人が多いエージェントほど、提携する企業条件のハードルは低く設定されています。
特に様々な業界や職種を幅広く取り扱う総合型エージェントの場合は、お金を払えば求人を掲載できるためブラック企業が紛れ込む確率は高いです。
また、マイナビエージェントやパソナキャリアは求人数ではなく、専門性やハイクラス転職を強みとしています。
一方dodaには、下記のように条件良い企業もあれば、未経験者を採用し低賃金が予測される会社も多数含まれていることが分かります。
サービス名 | ハイクラス求人数(年収800万円以上) | 未経験者歓迎求人数 |
リクルートエージェント | 1,161件 | 144,693件 |
doda | 32,540 件 | 63,896件 |
マイナビエージェント | 30,842件 | 3,723件 |
パソナキャリア | 14,026件 | 673件 |
登録した段階でアドバイザーには、「年収〇〇円以上」と具体的な数字を伝えることで、自分の想定年収よりも低い求人を紹介される確率が下がるかもしれません。
アドバイザーにノルマがある
アドバイザーにノルマがあるのも、ブラック求人を紹介されやすい要因です。
転職エージェントは、転職希望者が入社することで企業から報酬を受け取る仕組みでビジネスが成り立っています。
離職率が高く、常に人手不足で入社ハードルの低い会社を紹介すると、あっさり内定が取れるので売上に繋がりやすくなるのです。
転職エージェントには、紹介手数料もしくは決定人数といったノルマがあるため、内定の出やすいブラック企業を紹介するアドバイザーもいるのが事実。
ただこのノルマ問題は、アドバイザーと積極的にコミュニケーションを取ることで軽減されます。
こちらから、「この求人に応募しようと思うのですがどう思われますか?」というように、マメに連絡を取ることで「この人は本気で転職をする気があるな」と感じてもらえます。
転職活動に前向きな人には入社ハードルの低い企業を紹介しなくても、いつか内定を取ってくれるといった安心感が生まれるので、ブラック求人を紹介されにくくなります。
登録した履歴書を通じて自動でメールが送られてくる
登録した履歴書や職務経歴書を通じて自動的にメールが送られてくるのも、ブラック求人が多いと言われる理由の1つです。
dodaには、以下のような2種類の求人紹介メールがあります。
- 求職者を募集している企業が履歴書を直接確認して送られてくるスカウトメール
- 履歴書や職務経歴書の内容に少しでも当てはまれば自動的に送られれてくる紹介メール
1の企業側が履歴書を確認した上であなたに興味を持っているメールであれば、自分の条件にマッチした魅力的な会社である可能性があります。
ただ会社の離職率が高く、手当たり次第にメールを送っているケースもあるため、注意が必要です。スカウトメールを受け取った際には、他の転職サイトにも多くの求人が掲載されていないかや、企業のホームページを確認し本当に自分に合った企業なのかを冷静に判断しましょう。
2の場合は、希望勤務地が一致しているだけでも「あなたにおすすめの求人」としてメールが届くので、ブラック企業が混じっている可能性も高いです。
誰が見てもブラック企業という求人や、あまりにも条件がかけ離れている場合は基本的にスルーでOK。
しかし、数十社に1つでも良い求人が紛れていたらラッキーなので、さらっと目を通してから削除することをおすすめします。
dodaでブラック企業を紹介されやすい人の特徴
dodaで無事ホワイト企業の内定を勝ち取る人もいる中で、なぜかブラック企業ばかりを紹介される人には以下のような特徴があります。
- スキルや経験が不足している
- 転職を焦っている
- アドバイザーの意見に100%同意している
これから解説する内容に引っかかる部分があると、dodaだけでなく仮に他の転職エージェントに登録をしても転職活動が上手くいかない可能性があります。
アドバイスと共にお伝えするので、自分にあてはまるものがないかチェックしてみましょう。
スキルや経験が不足している
ブラック求人ばかりを紹介される人は、スキルや経験が不足している可能性があります。
無資格や未経験、スキル不足などの場合、有資格者や経験豊富な人と比べると条件に合う求人の選択肢が狭まります。
経験やスキルが足りなくても積極的に採用する会社には、人材の入れ替わりが激しく「誰でも良いから欲しい」という考えの企業もあり、ブラック求人である確率もアップします。
またdoda側も例え良い条件の企業があっても、採用される確率の高い人に優先的に紹介をするため、スキルや経験が少ない人には回ってこない可能性も高いです。
周囲よりも経験やスキルが劣ると感じる場合は、希望職種に関する勉強を独学でも良いのではじめましょう。
実際に経験値が足りていなくても、自発的な姿勢を見せることで熱意も伝わり「将来的に企業に貢献してくれそう」とイメージアップに繋がります。
履歴書にも「〇〇の資格取得見込み」や「〇〇を勉強中」といった内容があれば、企業の目にも届きやすくなります。
なお、このようなスキル不足の場合は、できるだけ多くの求人から探すことで自分の将来性を買ってくれる企業も見つかりやすくなるので、他のエージェントの併用もおすすめです。
転職を焦っている
転職先をとにかく早く見つけたいと焦っている場合も、ブラック企業を紹介されやすい傾向にあります。
今すぐ転職先したくて危機感で一杯の人ほど、アドバイザーからは「どんな求人でも応募してくれそう」と思われやすいため、離職率が高めのブラック企業を紹介されやすいです。
早く転職を成功させたいという意気込みは素晴らしいですが、残業は月20時間以内というような自分の中で譲れない条件をアピールしておくことが重要です。
対処法として自分の希望からブレずに転職活動する姿勢が伝わると、条件から外れた求人が紹介されることも減っていきます。
どんなに転職に急いでいてもブラック企業や希望条件と異なる求人を紹介された場合は、きっぱりと断るようにしましょう。
転職の目的がはっきりしていない
転職の目的がはっきりしていない場合も、ブラック求人を紹介されやすい特徴に当てはまります。
転職の目的がはっきりしていないと、アドバイザーもどのような求人を紹介すべきかピンと来ないので、とりあえずでブラック求人を紹介される可能性が高くなります。
「何歳までに年収◯万円に到達したい」や、「給料よりも教育制度が整ったスキルアップが目指せる企業に就職したい」など、具体的な目的や希望を伝えるようにしましょう。
ただ、あまりに条件や希望を細かくしてしまうと、紹介できる求人の幅が狭くなり連絡が来なくなるというケースもあるので注意が必要です。
「①給料、②会社の規模、③勤務地」と、自分の中で優先順位を付けておくと自身の目的が明確化しやすいでしょう。
アドバイザーの意見に100%同意している
アドバイザーの意見を100%鵜呑みにしている人も、ブラック企業を紹介される可能性が高いです。
アドバイザーの中には自分のノルマに追われている人もいるので、例えブラック求人であっても内定者が出た際の報酬が高い企業を紹介されるケースもあります。
また、アドバイザーの意見に全て同意していると、「どんな求人にも興味をもってもらえる」と、気が付くとブラック求人ばかりを紹介されているという事態になりかねません。
転職エージェントを利用する場合は、ある程度自分で求人を探し転職活動を進めることが大切です。
他の求人情報が分かっていると、紹介された企業の条件の良し悪しの判断が付くので、ブラック求人を紹介される頻度を減らせます。
dodaでブラック企業ばかりを紹介されるときの対処法
続いて、dodaでブラック企業ばかりを紹介される場合の対処法を解説します。
- dodaの便利ツールを使いこなす
- アドバイザーを変えてもらう
- 他の転職エージェントも活用する
すぐにでも実行できる改善策も紹介しているので、取り入れてみてください。
dodaの便利ツールを使いこなす
dodaで利用できる便利ツールを使いこなすと、ブラック求人を回避しやすくなります。
dodaには、登録を済ませると以下の便利ツールが無料で利用できます。
サービス名 | 詳細 |
年収査定 | わずか3分で自分の適正年収が分かる |
人気企業300社の合格診断 | 転職人気企業ランキング2023の上位300社から、転職できそうな企業を診断される |
レジュメビルダー | 職務経歴書をフォーマットに沿って簡単に作成できる |
自己PR発掘診断 | 16の質問に答えるだけで、アピールポイントを発見できる |
キャリアタイプ診断 | 性格・気質傾向・能力傾向・行動基準・向いている仕事スタイル・向いている企業風土が細かく分析される |
転職タイプ診断 | どんなときにやりがいを感じるのか・どんな部分で満足不満足を感じているのかを可視化できる |
はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断 | 20の質問に答えると、どんなときにストレスを感じるかモヤモヤタイプ診断される |
オンライン仕事力診断 | オンライン上の仕事における強みや足り不足している能力が診断される |
上記のツールを使ってみるだけで、職務経歴書の質が上がったり自分が受けても通過しそうにない企業の傾向が分かったりと、転職活動が有利になります。
他の転職エージェントにも、年収査定や職務経歴書の作成フォーマットなどは存在しますが、ここまで細かいツールを使えるのはdodaならではの強みです。
転職活動が思うように行かないと悩む人も、1度試してみると良いでしょう。
アドバイザーを変えてもらう
あまりにもブラック求人ばかりを紹介される場合は、アドバイザーを変えてもらうのも有効的な手段です。
dodaはサポートが親切と評判は高いですが、中には質の低いアドバイザーに当たり、変更した後良い結果になったという人もいました。
転職エージェント5社以上使ったけどダントツでdodaの今担当してくれてる人がいい。回答早いし、企業への交渉も柔軟だし先回りして「ーであればこうです、〜ならこうです」と先に教えてくれる。前のdoda担当はAICAの上に反応遅くて全然良くなくて変えてもらったまじで会社というより担当者によるなー
引用:X(旧Twitter)咲35歳🐣初マタ7w
また口コミを調査しているとdodaには、まだ若い成長過程のアドバイザーもいることが分かりました。
エージェントは若い女性の方でしたが、やはり経験が浅い印象で、相談もあまりない、しても「うんそりゃそうや」という返答しかない、提示してくる求人はこちらの要望とは少しずつ違う。
引用:みん評(おまるさん)
経験の浅いアドバイザーだと企業を紹介することに必死になり、こちらの条件を把握しきれていない可能性も高いです。
ただ、親身になって希望条件に近い求人を探してくれるアドバイザーも多いようなので、合わないと感じた場合には下記にある通り変更を早めに申し出ましょう。
<dodaのキャリアアドバイザー変更の詳細>
引用:doda
キャリアアドバイザー変更のご希望は、会員専用ページの「登録情報設定」内にある[変更申請]から承ります。お申し込み時には、変更を希望する理由を具体的に記載ください。キャリアアドバイザー変更希望連絡が、dodaのサービス利用に関して不利に働くことは一切ありません。忌憚のないご意見をお寄せください。なお、ご希望を承れない場合もございます。何とぞご了承ください。
他の転職エージェントも活用する
ブラック求人ばかりを紹介されて転職活動が進まないという場合は、他の転職エージェントも同時に活用してみましょう。
転職エージェントを複数個掛け持ちすると、紹介される求人の幅が広がったり相性の良いアドバイザーに出会える確率が上がったりするのがメリットです。
リクルートエージェント
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
公開求人数 | 60万件以上 |
対応地域 | 全国 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
リクルートエージェントは、60万件以上の業界No.1求人数を誇る転職エージェントです。
求人は、ハイクラスから未経験者歓迎のものまであり、他社では希望する条件の企業が見つけられなかった人でも、好条件の会社に巡り会える可能性もあります。
サポートの手厚さよりは求人数の多さが強みなので、自分で検索する求人を増やしたいという人におすすめです。
マイナビエージェント
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 6万件以上 |
対応地域 | 全国 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
マイナビエージェントは、公開求人が6万件以上とdodaの求人数よりは劣りますが、非公開求人を1万8千件以上所有しています。
応募の殺到を避けるために非公開求人を通じて応募するという会社も多いので、公開求人にはないお宝企業が眠っている可能性が高いです。
他エージェントには掲載されていない非公開求人を多く見てみたいという人は、ぜひ登録しておきましょう。
ブラック求人を見極める方法
ここからは、ブラック求人かどうかを見極める方法を紹介します。
- 厚生労働省のブラックリストに載っていないか確認する
- アドバイザーに詳細を確かめる
- ブラックの可能性が高い内容の記載がないかチェックする
- 転職口コミサイトで調べる
様々な求人を紹介されている間に、「これはブラック企業なのか?」と迷った場合は以下の項目の内容を試してみましょう。
厚生労働省のブラックリストに載っていないか確認する
dodaで紹介された企業がブラック企業の危険性を感じる場合は、厚生労働省のブラック企業リストに掲載されていないか確認してみましょう。
厚生労働省では、全国各都道府県の労働局から算出されたデータを元に作成された、ブラック企業リストと呼ばれる一覧表「労働基準関係法令に係る公表事案」を毎年更新しています。
全国の労働基準法に違反した企業がピックアップされていて、事案概要も掲載されているのでどのような内容でブラック企業入りしてしまったのかも調べられます。
ただ大手転職エージェントでは、企業が労働基準法に違反していないかを調査した上で求人掲載をする契約を結びます。最低賃金を下回るといった明らかに違法な企業は、そもそも審査に通りません。
大手転職エージェントの場合、法律違反をしたブラック企業を紹介される可能性は極めて低いため、念のため調べる程度に使用しましょう。また今後転職活動をする上で、知人から紹介を受けたり規模の小さいエージェントを利用したりする際は、ブラック企業リストを活用してください。
アドバイザーに詳細を確かめる
紹介された求人がブラック企業か見極めが難しい場合は、アドバイザーに直接詳細を確かめましょう。
上記で紹介したブラック企業リストに入っている求人はなくても、法に触れない程度の世間的に言うブラック企業は存在します。
dodaのアドバイザーは、企業の採用担当者と直接コミュニケーションを取り、求める人物像や労働環境など調査をしています。
求人票には載っていない企業の内部事情を教えてくれることもあるので、少しでも疑問に思うことがあれば、アドバイザーに質問をした上で応募するかを決めても遅くないでしょう。
ブラックの可能性が高い内容の記載がないかチェックする
dodaで掲載されている求人票や企業の詳細に、ブラック要素の高い内容の記載がないかも要チェックです。
求人票でのチェック項目
厚生年金保険、社会保険に加入しているか完全週休2日制の表記があるか給与面に固定残業代の記載がないか |
厚生年金保険や社会保険は、企業に義務付けられているものではないので、万が一加入していない会社に入ってしまうと、自分で全額支払うことになるので注意が必要です。
「週休2日制」は、1ヶ月に2日休める週が1回あるという意味なので、毎週確実に2日間休みたい場合は「完全週休2日制」と記載されているか確認しましょう。
また、給与面に「30時間分の固定残業代を含む」という固定残業代に関する内容がある場合も要注意。基本的に残業ありきの職場、かつ◯時間以上残業しなければ残業代は支払われないブラック要素が強めの企業です。
企業の詳細ページでのチェック項目
頑張り次第で高年収が狙える若い社員中心の和気あいあいとした職場幹部候補、店長候補を募集 |
頑張り=歩合やノルマとも捉えられるので、「年1回昇給あり」といった具体的な提示がある求人がおすすめです。
また若い社員が多い職場や、幹部や店長などの重役を軽々と募集する会社は離職率が高いケースもあるため、ブラック企業である確率が高いでしょう。
転職口コミサイトで調べる
ブラック企業なのかをもっと深く調査したい場合は、転職口コミサイトを使って企業の評判を調べるという方法もあります。
転職口コミサイトは、実際にその企業で働いている現役社員、もしくは過去に働いていた人が匿名で内部事情を書き込むサービスです。
どの年齢層がどれくらいの年収をもらっているのかや、働く上で満足している点や不満を暴露しています。
アドバイザーにも調べきれない生々しい情報も入手できるので、ブラック企業の判断材料として活用してみましょう。
dodaに関するよくある質問
ここからは、dodaを利用するにあたってよくある質問にお答えします。
- dodaの利用者の年齢層は?
- dodaのプレミアムオファーとは?
- dodaを使うと現職の会社にバレることはないですか?
dodaの利用者の年齢層は?
dodaの利用者の年齢層は20〜30代の割合が多めです。
公式サイトによると、2022年のdodaを利用した人の中で、転職に成功した平均年齢は32.2歳、転職成功者の年代別割合は25〜29歳が40.6%を占めています。
上記の結果からもdodaは、20代後半から30代前半の若い世代が積極的に利用しているサービスであることが分かります。
ただ掲載求人の中には、40代向けのものが約6万件、50代以上も応募できるものが1,000件以上存在するので、幅広い年齢層で利用が可能です。
dodaのプレミアムオファーとは?
dodaのプレミアムオファーとは、企業側が「直接話してみたい」と強く興味を持っている特別なオファーです。
プレミアムオファーには以下のような特徴があります。
企業が1人ひとりの経験やスキルを見た上で、厳選した人だけにオファーを送っている企業のスカウト担当者の写真や経歴、社員の情報なども教えてもらえることがある |
登録情報に少しでも重複した部分があれば送信される自動メールとは違って、企業が求職者についてしっかり調べた上でオファーが来るので、マッチングする確率が高いのが特徴です。
dodaを使うと現職の会社にバレることはないですか?
dodaでは、現職の会社にバレないように設定ができます。
「企業ブロック設定」を利用すると、特定の企業にあなたの情報が公開されないように設定できるので、現職や前の会社などにバレる心配はありません。また職務経歴書の勤務先を非公開にすることも可能です。
スカウトやプレミアオファーは受け取らずに、自分での求人検索やアドバイザーからの紹介のみで良いという場合は、利用者の情報全体を非公開に設定もできます。
dodaの求人はブラックもあるが実はホワイトも多い
今回の調査では、dodaにはブラック求人が含まれていることが分かりました。
しかし、同時にホワイト企業への転職を成功させている人もいるのも確認できました。
dodaは、数ある転職エージェントの中でも2番目の求人数の多さを誇るサービスです。求人数が多い分、ブラック企業も紛れている代わりに優良な会社も存在します。
そんな中でブラック企業ばかりを紹介される人には、スキル不足や転職を焦っているといった特徴があります。
登録して間もない頃は、ブラック企業とも取れる求人を紹介されることもあるかもしれません。しかし、スキルアップを目指したり再度転職の目的や登録情報を見直したりすることで、希望条件に沿った求人に出会える確率が高くなっていきます。
ホワイト企業への転職を成功させるためにも、転職エージェントを活用しながら自分の魅力をさらに磨いていきましょう。