知っての通り、モチベーションは就活を成功させる為に最も重要な要素のひとつです。実は、モチベーションは自分でコントロールできるものなんです。本記事を読み終わった頃には、自由自在にモチベーションを操る知識が身につく事間違いなしです!
それではひとつひとつ見ていきましょう!
就活にモチベーションが必要な理由3つ
まず最初に、モチベーションの必要性を確認していきます。モチベーションの必要性をしっかり理解する事が第1ステップです。大きく分けて、就活にはモチベーションが必要な理由は3つあります。
- ①就活は数ヶ月の時間がかかるため
- ②失敗することも多いため
- ③ライバルに勝つため
それぞれ解説していきます。
①就活は数ヶ月の時間がかかるため
就活は短距離走ではなく、マラソンです。基本的に、数日間や1ヶ月程度で終わるようなものではありません。自己分析して、ES提出して、SPI受けて、面接を繰り返して、その先にやっと内定があります。人によっては、インターンシップに参加する事もあるでしょう。
全てにおいて万全な準備が必要な為、長期間かかってしまうのです。短期戦のものであれば少し意気込んだり、我慢をすれば乗り切れますが、長期戦の就活では明確なモチベーションがないと乗り切る事は難しいでしょう。
②失敗することも多いため
就活ではうまくいく事の方が少ないかもしれません。なぜなら、大半の人にとって今までにやった事のない事を沢山やらないといけないからです。
自己分析で自分自身を深く省みて、何が得意で何がやりたいのかを言語化する。面接でスーツを着て会社のお偉いさんと丁寧な言葉でコミュニケーションを取り自分の良さを表していく。このような事を大学生活でやってきた人はほとんどいないでしょう。
初めての経験だからこそ失敗する事もあり、それを乗り越える為にモチベーションが必要なんです。
③ライバルに勝つため
就活では明確に他者より優れているポイントがある事を求められます。全国の就活生は40万人以上いると言われており、自分の志望する会社から内定を獲得する為には、そのライバル達に勝つ必要があります。
スポーツや受験を経験した方なら分かりやすいと思いますが、他者と競い合う事は簡単な事ではありません。
明確な目標と強い心、すなわちモチベーションを持っているかどうかが就活の結果に直結するのです。
モチベーションを上げる方法5つ
それでは、そんな重要なモチベーションを爆上げする5つのテクニックをご紹介していきます。
- ①就活が失敗した未来を考える
- ②就活が成功した未来を考える
- ③具体的な計画を立てる
- ④自分にご褒美を用意する
- ⑤意識が高い学生と就活する
ひとつずつ実践できるレベルまで、しっかり自分の中で噛み砕いて飲み込んでいきましょう!
①就活が失敗した未来を考える
「こんなネガティブな思考を持っていいの?」と思う方もいるかもしれませんが、全く問題ありません。
むしろ、あえて失敗した先のネガティブなイメージを持つ事はモチベーションアップに繋がるのです。
行動経済学の分野では、人は得をする事以上に、損をする事を嫌う傾向があるという「損失回避の法則」があります。
自分自身が就活で失敗してしまい、良くない未来が来てしまう事をイメージする事でこの法則が働き、それを避ける為にモチベーションが生まれるのです。
②就活が成功した未来を考える
これはひとつ目とは逆に、就活に成功して理想の自分に近づいている未来をイメージするテクニックです。就活とは、あくまで理想の自分になる為の「手段」でしかありません。
就活を通して理想の自分になっていく未来を想像すると、ワクワクしてきませんか?
このワクワクは非常に大きなパワーを持っていて、様々な困難さえも乗り切れるモチベーションを生むことに繋がるのです。
③具体的な計画を立てる
皆さん就活において計画を立てて臨んでいる方は多いと思いますが、「具体的な」計画は立てていますか?
抽象度が高く曖昧な計画はかえってモチベーション低下に繋がってしまうのです。計画に具体性がないと、やるべき事ができず集中する事は難しいのです。
具体的な計画を立てる事で、自己分析やES作成などのひとつひとつの作業に明確な目標をが生まれ、モチベーションが湧いてくるのです。
④自分にご褒美を用意する
何をやっても、どうしてもモチベーションが上がらない。そんな人におすすめのテクニックはこちらです。就活はあくまで自分の為に行うものなので、いくら頑張ったからといって誰かが褒めてくれるとは限らないでしょう。
その為、就活中は自分自身で自分を労わる事を忘れないようにしましょう。
「ESを書き終わったらドーナツを食べる」「面接で乗り切ったらゲームをする」これは何でもいいので、自分にご褒美を用意してみてはいかがでしょうか。
⑤意識が高い学生と就活する
「人は周りの5人の平均になる」という言葉を聞いた事はありますか?良くも悪くも人間は他者の影響をかなり受けてしまう生き物なのです。
この性質を逆に利用して、意識の高い学生の中に自分を入れることで、勝手にモチベーションが上がっていきます。
これはモチベーションアップだけでなく、様々な情報を得る事や仲間といる事で息抜きにも繋がるため、とても効果的なテクニックなのですぐに実践していきましょう!
就活のモチベーションが上がらない原因5つ
就活のモチベーションが上がらない人には大きく5つの傾向があります。
- ①疲れすぎている
- ②完璧主義になっている
- ③ネガティブになっている
- ④採用に落ちている
- ⑤やりたいことが見つからない
原因が分かれば対処できるので、あなたが就活においてモチベーションが上がらない原因を考えていきましょう!
①疲れすぎている
これはあなたが頑張りすぎてしまっているパターンです。先にも述べたように、就活は人生で一番大きな分岐点と言っても過言ではありません。
その為、意気込んで頑張りすぎてしまう人や上手く息抜きができなくなってガス欠になってしまう人が多いのです。頑張る事もとても大切ですが、自分自身の体と心のケアをする事はそれ以上に大切です。
②完璧主義になっている
「全て完璧にこなさないといけない」このように考えてはいませんか?もし、このような思考にあるのであれば、それはとても危険な事です。
大前提として、まだ社会人としては未熟である大学生に対して、人事の方々は「完璧」なんて求めていません。それより、完璧を求めるが為に行動できなくなったり心を病んでしまったりする方が良くありません。
③ネガティブになっている
就活ではやらなければいけない事が沢山あり、それも全て慣れていない事である場合が多い為、上手くいかない事の方が多いですよね。
上手くいかないとネガティブになってしまう気持ちはとても分かります。しかし、ちょっと上手くいかないだけでネガティブになっていたら長期戦の就活を乗切る事はできないでしょう。
まずは今の自分がネガティブになっているかどうかを認識する事から始めましょう。
④採用に落ちている
採用に落ちてしまうと自分の「人間性」まで否定されているかのように思ってしまいますよね。
しかし、就活とは企業と学生のマッチングです。採用に落ちてしまう事は、ただ単に「相性が合わなかった」に過ぎないのです。人にはそれぞれ特性や強みがあります。その企業はたまたまあなたの強みを求めていなかっただけなんです。
あなたの強みを求めている企業は他に沢山あります。採用に落ちたからと言って、落ち込む必要はあまりないでしょう。
⑤やりたいことが見つからない
これは自己分析が浅い人に見られる傾向です。やりたい事が分からないのに、頑張れる人間なんていないでしょう。
やりたい事が見つからないならば、モチベーションが上がらない事はごく普通の事なんです。
また、やりたい事があってもそれを言語化できていなかったり、明確に画像レベルで脳内イメージできていない人はモチベーションを上げることは難しいでしょう。
就活のモチベーションが上がらない時の対処法5つ
これまで就活のモチベーションが上がらない原因を考察してきましたが、ここではそれらに対する対処法をまとめていきたいと思います。
- ①リフレッシュの日を作る
- ②まずはやってみる
- ③先輩や友人に相談してみる
- ④採用になぜ落ちたのか振り返って改善する
- ⑤自分がしたいこととしたくないことを書き出す
ぜひ参考にしてください。
①リフレッシュの日を作る
あえて「この日は就活のことは考えない」という日を作ることで、就活に対する向き合い方が変わる事があります。行き詰まってる状態だと、必要のない事で悩んでしまっていたり、視野が狭くなってしまうのが人間です。
就活以外の事をするの日を作ってリフレッシュしてみましょう。
②まずはやってみる
実はモチベーションは後天的に生まれるものなのです。「やりたくなかったけど、やってみると意外と頑張れる」という経験をした事はありませんか?
「5分間だけ頑張る」のように決めてまずやってみると意外とモチベーションが湧いてくるものです。
③先輩や友人に相談してみる
ひとりで抱え込んでしまって行き詰まった時は、他者に相談してみましょう。
第三者の意見をもらう事で意外とすんなり解決してしまう悩みや新たな視点からモチベーションに繋がる思考を得ることができるでしょう。
この時、自分が尊敬できるような人に相談する事がポイントです。
④採用になぜ落ちたのか振り返って改善する
採用に落ちる時は明確な理由があります。「準備不足」「経験不足」「相性が悪かった」など。
自分がなぜ落ちてしまったかを言語化して、準備不足のように自分の力で補える物は補い、相性などの仕方ないものは忘れてしまいましょう。
⑤自分がしたいこととしたくないことを書き出す
頭の中で自分がしたい事したくない事を何となく持っている人は多いです。しかし、実際に紙に書く事がとても大切なんです。
なぜなら、思考を言語化して見える化する事で改めて自分を知る事ができるからです。自己分析では頭の中でイメージするだけでなく、実際に文字にして見ることで自分のしたい事したくない事を認識できます。
就活で使われるモチベーショングラフとは?
モチベーショングラフとは過去から今までの自分自身の体験を振り返り、時系列的でモチベーションの動きをグラフに示したものです。
自分がどのような出来事に影響され、どのような人間であるのか、またどのような特性を持っているのかを理解できるフレームワークです。これはES作成や面接対策に直結する自己分析のフレームワークなので、ぜひやってみましょう!
面接でモチベーションをアピールする方法3つ
面接でモチベーションをアピールする方法は以下の3つです。
- ①入社後のしたいことを語る
- ②自分の特技を語る
- ③活躍するためにやっていることを語る
ぜひ覚えておきましょう。
①入社後のしたいことを語る
入社後にしたい事を伝える事で、「入社後のイメージまで持っている優秀な学生」と認識されるでしょう。
②自分の特技を語る
特技は自分の好きな事である事が多い為、熱量を持って伝える事ができます。熱量を持って特技を語っている姿を見せましょう。
③活躍するためにやっていることを語る
「読書」「海外留学」「アルバイト」など、その会社で活躍する人材になる為に日々頑張っている事をアピールしましょう。そこでの学びが活躍できる人材の特徴に繋がるように話しましょう。
まとめ:就活はモチベーションを保って成功させよう
「就活を頑張りたいけど、なぜかモチベーションが上がらない」これは就活生の大半が一度は抱えてしまう悩みです。
本記事から自分に合ったやり方を見つけて「やらないといけない」から「やりたい!」という気持ちを持てるような就活ができる事を願っています!