「仕事のやる気が全くないがどうしていいか分からない」
「仕事をするのが辛くて辞めたい」
このように、これまで頑張ってきた仕事に対して急にやる気がなくなり、働くことが辛くなってしまう人は多いです。
本記事では、仕事へのモチベーションが全くなくなったことで悩む方に向けて以下の項目に沿って解説します。
- 仕事へのモチベーションが全くない原因
- 仕事へのモチベーションが全くない時の対処法
- 仕事へのモチベーションが全くない人が転職に失敗しないための注意点
社会生活を送っていく中でモチベーションが下がる瞬間は多くの人に訪れることであり、決して珍しいことではありません。しかし、やる気がないまま仕事を続けていると自己肯定感が下がったり職場の人間関係が悪化したりするリスクがあります。
モチベーションが全くなくなった原因を理解し、適切な対応を図ることで充実した日々を取り戻すきっかけになるでしょう。
- 仕事に対するモチベーションは私生活にも影響する?
- 仕事へのモチベーションの低さを実感する人は意外と多い
- 仕事へのモチベーションが全くない原因
- 仕事以外にも無気力なら病気のサインかも?
- 仕事へのモチベーションが全くない時の対処法
- モチベーションがないまま仕事を続けるとどうなるのか
- 仕事のモチベーションがない場合に転職した方が良い人
- 仕事のモチベーションがない場合に転職をせずに様子を見た方が良い人
- 仕事のモチベーションがない人が転職する際の注意点
- 転職で失敗しないためには転職エージェントの利用がおすすめ
- 仕事へのモチベーションが全くない人におすすめの転職エージェント3選
- 仕事へのモチベーションが全くない人によくある質問
- まとめ モチベーションの低下は誰にでもあるがいかに乗り切るかが大事
仕事に対するモチベーションは私生活にも影響する?
仕事へのモチベーションは、私生活の満足度に影響を与えます。
モチベーションが低い状態では仕事上のミスも多くなり、日々の業務が辛くなる原因になります。
ネガティブな感情やストレスは切り替えが難しく、私生活にまで持ち込んでしまうことも多いです。
日常生活のあらゆる物事に対して無関心になったり無気力に過ごすことになると、家事などが疎かになったり恋人との会話も減ったりと、私生活にもダメージをあたえます。
そのため、仕事のモチベーションの低さを放置するのは厳禁です。
裏を返せば、モチベーションを高くするだけで充実した仕事や私生活を送れる可能性が高くなるとも捉えられるでしょう。
仕事へのモチベーションの低さを実感する人は意外と多い
仕事へのモチベーションがなくなることは決して珍しいことではありません。
厚生労働省の調査によると、高い年齢層になるほど仕事への意欲が低下する傾向があるとされています。
理由は様々ですが、給料への不満や人間関係など多くの人が抱えるストレスからもモチベーションは低下しやすいです。
従って、長い社会生活のなかで高いモチベーションを維持し続けることは難しく、誰しもが意欲がなくなる瞬間があるでしょう。
モチベーションがなくなったからといって、卑屈になったり劣等感を感じたりする必要はありません。
まずは自身にモチベーションがないことを受け止め、原因の追求と適切な対処が大切です。
仕事へのモチベーションが全くない原因
仕事に対するモチベーションがなくなる原因は、個人の事情によって異なります。その中でも多くの人にみられる特徴を以下の5項目にまとめました。
- 給料や待遇に不満がある
- 仕事自体がつまらない
- 正当に評価してもらえない
- 明確な目標がない
- 他人の成功体験を見て自身を失う
給料や待遇に不満がある
給料や待遇への不満は、仕事へのモチベーションをなくす要因のひとつです。
給与システムや昇給制度といった収入に関わる問題は、個人の努力で増やすには限界があります。
そのため成果や頑張りに見合った給料が貰えないと感じれば、「どうせ頑張っても無駄」といったようにモチベーションがなくなってしまうでしょう。
仕事自体がつまらない
仕事そのものがつまらない・興味がないと感じることもモチベーションがなくなる原因です。日々の仕事における達成感や充実度はモチベーションを左右します。
最初の頃は慣れない業務に必死に取り組んでいても、ある程度こなせるようになると物足りなさを感じるようになります。
特に単純・単調な作業が多い仕事ほど早い段階でやりがいを感じにくくなり、モチベーションも低下しやすいと言えるでしょう。
また、新入社員の頃に思い描いていた仕事像と実際の業務とのギャップが生じるケースも、モチベーション低下に繋がりやすいでしょう。
正当に評価してもらえない
自分への評価に正当性が感じられないこともモチベーションがなくなる原因です。
仕事をする上で「誰かに認められたい」、「高く評価してもらいたい」という承認欲求が満たされることで原動力が生まれます。
逆にその欲求が満たされないと、不満や諦めの気持ちが先行してやる気をなくしてしまう人が多いです。
特に30〜40代の中堅クラスは、同期との昇進や昇給のスピードに差が出てくるため、評価に対する不公平性を感じやすい時期と言えるでしょう。
評価システムが不透明だったり、上司の好みや偏見によって評価が左右されたりする職場には注意が必要です。
明確な目標がない
目指すべき目標がなく、毎日だらだらと仕事を続けている状態ではモチベーションを高く維持し続けるのは難しいです。
「課長職としてチームを牽引したい」といった明確な目標や将来的なキャリアプランを立てずに働き始め、仕事の充実感や自身の成長を実感する機会を潰しています。
例え目標があっても「年収を3倍にする」のように、現実的ではない目標では挫折が目に見えていることから同様のリスクが生じるため、注意が必要です。
とはいえ「なんとなくやる気がない」といったように、モチベーションの低下の理由が定かではない場合は目標設定に問題がある可能性があります。
目標の見直しや明確な目標設定に取り組むことで解決できるかもしれません。
他人の成功体験を見て自身を失う
現在ではSNSや動画配信アプリなどで、他人の日常を簡単に覗けるようになりました。
自分と同じ業界で成功した人や大金を稼いだ人などの発信を身近に感じられる反面、自身と比較して劣等感を覚える人も多いです。
「この人たちに比べて自分は…」と自信を失くし、仕事へのモチベーションがなくなってしまうケースもあります。
成功者の功績は、人並み以上の努力や結果を積み上げてきた結果です。
モチベーションを維持するためには数多い情報に振り回されず、自分ができる努力をする意志の強さを持たなければなりません。
仕事以外にも無気力なら病気のサインかも?
仕事へのモチベーションがないだけではなく、私生活でも無気力な状態が続く場合には要注意です。
なぜなら、うつ病のような心の病気が潜んでいる可能性があるからです。うつ病は、日常的に心身の疲労やストレスがかかることで発症リスクが高まるとされています。
個人差はありますが、一度発症すると完治に6ヶ月〜1年かかる上に再発リスクもあります。
重症化すると仕事や仕事に行けなくなり復帰に時間要し復職困難になるケースもあるため、以下の症状が見られる場合は早期の対処が必要です。
- 常に無気力
- 身体のだるさが抜けない
- 食欲がない
- 眠れない
- 寝過ぎてしまう
上記の症状を自覚した際には、なるべく早い段階で医療機関に受診するかカウンセリングを受けることをおすすめします。
仕事へのモチベーションが全くない時の対処法
ここからは、モチベーションがなくなった時の有効な対処法7つを以下で解説します。
- ゆっくり休む
- 適切な目標設定をする
- モチベーションが高い人と接する
- 適度な運動をする
- 自己分析をする
- 上司や同僚、友人に相談する
- 思い切って転職する
以下の対処法は今すぐにでも実践できるため、自身の状況や事情に応じて、取り組めそうな事から始めてみましょう。
ゆっくり休む
心身の疲労やストレスによるモチベーション低下の場合は、まず休息が必要です。メンタル面に限らず、肉体的な疲労もマイナス思考や意欲低下の原因になります。
仕事のことは考えず、趣味に打ち込んだり家族とゆっくり過ごしたりすることで、気持ちをポジティブに切り替えて意欲の向上が期待できます。
しかし、職種や業務内容によっては長期の休暇が取りづらい人もいるでしょう。
たとえ2〜3日程度の休暇であっても、定期的に確保することでモチベーションの維持と仕事の生産性向上ができます。
気持ちのリフレッシュや気持ちの切り替えのためにも、思い切って休みたいと職場に申し出てみましょう。
適切な目標設定をする
明確な目標がない、もしくは現実的な目標が立てられていない場合には適切な目標設定を心掛けましょう。
目標設定は以下の手順で行います。
- 具体的な中長期目標にする
- 短期目標を立てる
- 現実的に達成可能なものにする
まずは最終的なゴールである中長期目標を決めます。
目指したい役職や年収など、中期的な目標を具体的に設定することで今何に注力すべきかの筋道が立てやすくなります。
次に、資格の取得や顧客を自分で獲得するといった中長期目標を決めます。その達成に向けて細かい目標を段階的に決めましょう。
通勤中は毎日勉強する、1ヶ月でクレームゼロを目指すなど、達成するたびに成功体験が積み重ねられるので、モチベーションの維持・向上に繋がります。
モチベーションが高い人と接する
やる気に満ち溢れた人や楽しみながら仕事をしている人と積極的にコミュニケーションをとるのも有効的です。
相手が楽しそうにしていると自分も楽しい気分になったり、悲しそうにしていると自分も暗い気分になる現象を情動伝染といいます。
この情動伝染によって、ポジティブな人やモチベーションが高い人と接するだけでも刺激となり、自分のモチベーションも向上することがあります。
また、仕事に対する姿勢や物事の考え方、話し方などを参考に真似をしてみるのも良いでしょう。
新たな価値観を取り入れることでモチベーションが高まるだけではなく、仕事の成果が上がる可能性もあります。
適度な運動をする
中々やる気が出ない、気力がないと悩む場合には日常生活で適度な運動を取り入れてみましょう。運動をすると逆に疲れが生じてしまうのではないかと疑問に思う人もいるでしょう。
ところが運動には心身のリフレッシュ効果が期待できます。身体を適度に動かすことで脳内に「セロトニン」という物質が分泌され、不安やストレスを解消する働きがあります。
たとえ軽い運動でも、習慣づけると活気や意欲を取り戻せるほか、健康的に過ごせるなどメリットは多いです。
ただし、過度な運動は疲労の原因になるうえに運動が苦痛に感じ、継続が難しくなるためおすすめできません。苦痛に感じない程度の適度な運動を、無理なく続けることがモチベーションの維持には大切です。
自己分析をする
いくら頑張っても成果が出ない時や評価されないことでモチベーションがなくなる人には、改めて自己分析をするのがおすすめです。
モチベーションが下がるとどうしても自分はダメだからと主観的に物事を考えてしまうため、一度客観的に自分を見つめ直す必要があります。
これまでの経験を振り返ると、自分が得意とする仕事や苦手な仕事がある程度明確になるでしょう。
自分の強みを活かした働き方を実践することで成果が格段に上がることもあります。例えば協調性やリーダーシップに長けた人がチームのリーダー的役割をこなす場合も、強みを活かした働き方です。
また、今の仕事を志した理由を初心に戻って見つめ直すことで、当時の意欲を取り戻すことも方法のひとつです。
上司や同僚、友人に相談する
モチベーションの低下に限らず、悩み事がある時には誰かに相談するのも効果的です。
信頼できる相手に相談すると、客観的な視点から原因や解決法を提案してもらえることもあります。
また先輩や上司の場合、同様の苦労を乗り越えてきた人がいれば共感してもらえる可能性もあります。同じ経験をしてきた人から具体的なアドバイスをもらうことで、「苦労してるのは自分だけじゃない」と安心感に繋がるでしょう。
もし職場の人に話しづらいのであれば、家族や友人なども選択肢の一つです。悩みやつらさを吐き出すだけでも気持ちが楽になるかもしれません。
思い切って転職する
どうしてもモチベーションが上がらない、もしくは自分の努力だけでは状況を変えられないという人は、転職も視野に入れるべきでしょう。
転職という言葉を聞くと「逃げている」「根気がない」と、否定的に捉える人もいるのではないでしょうか。
しかし、モチベーションを上げるために様々な対処法を実践したとしても、そもそも職場の環境やシステムに原因があれば意味がありません。
労働環境に問題がある場合には、転職によって環境を変えての気持ちの切り替えが必要です。
今の仕事にやりがいや面白さを感じられない場合には、業種・職種を変更して新しいキャリアに挑戦すると新たなモチベーションが生まれるかもしれません。
モチベーションがないまま仕事を続けるとどうなるのか
モチベーションがなくても、仕事に支障がなければある程度惰性で続けていくことはできるでしょう。
しかし、モチベーションがない状態が続けば以下のようなデメリットが考えられます。
- 精神的な苦痛が続く
- 市場価値が上がらない
精神的な苦痛が続く
モチベーションが全くない状態では仕事自体が苦痛に感じます。仕事は1日の大半を占めるので、ストレスや苦痛は測り知れません。
辛い状況から脱却するために、早期に転職して働く環境を変えることは有効な手段です。
少しでも早く行動に移すことで、やりがいを持って働ける仕事や楽しんで働ける職場に出会える確率は高くなります。
我慢をしてだらだらと働き続けることはせず、自分自身を守るためにも環境を変える勇気は大切です。
市場価値が上がらない
モチベーションがない状態で仕事を続けていても自身の市場価値が上がらないどころか、下がってしまう可能性もあります。
同じ仕事をしていても、やる気のない人は学習意欲もないためモチベーションが高い人と比べれば得られるスキルや知識に圧倒的な差が出ます。
何も身に付かない状態でだらだら年数を重ねていても、年齢ばかり上がるだけで相応のスキルがない人材になってしまいます。
もし将来的に新しいキャリアをスタートしようと思っても、長期育成が期待できる若手ではない限り成果もスキルもない人材を欲しがる企業は少ないでしょう。
また、今の職場でやり直そうとしても、これまでの評価を覆して競争に勝ち抜くのは困難です。期間が長くなればなるほど巻き返すのが難しいため、早い段階での周囲への相談や転職で、市場価値を維持しましょう。
仕事のモチベーションがない場合に転職した方が良い人
ここからは仕事のモチベーションがない場合の対処法として転職を検討すべき人について解説します。モチベーションがない場合に転職を考えるべき事例は以下の3つです。
- パワハラや過酷な労働が現場で横行している
- 将来性がない
- 心身に不調をきたしている
転職した後に、「こんなはずじゃなかった」と後悔しても取り消すことはできません。後悔しないためにも、転職を検討する前に自分は転職すべきかを考えてみましょう。
パワハラや過酷な労働が職場で横行している
パワハラや労働基準に抵触するほど過酷な労働が横行している職場の場合は、一刻も早く辞めるべきです。
このような劣悪な職場環境は、職場の管理体制に問題があるケースがほとんどで、自分ではどうにもできません。
辞めづらいからと無理やり続けていても心身ともに疲弊するだけで、自分自身が成長する機会も奪われてしまいます。
過度な疲労やストレスで体調を崩してしまえば、モチベーションを上げるどころではなくなってしまうでしょう。
労働基準監督署に通告する方法もありますが早期の解決に繋がらず、返って職場に居づらくなる可能性もあるため、早い段階で転職をし、働く環境を変えるのが得策です。
将来性がない
今の職場にいてもスキルが身につかない、昇進や昇給が期待できないなど、働き続けても将来性がない職場は変えるべきです。
評価や待遇に不満がある場合でも、実績や成果を出すことで昇進・昇給を目指すように、自分の努力や成果によって解決できるのであれば今の職場に残る選択肢もあるでしょう。
しかし、不透明な評価制度や経営状況の悪化など、自分がいくら頑張っても状況を変えられない場合は、モチベーションを上げるのは困難です。
同じような業務内容でも待遇の良い会社があるなら、早い段階で転職し、新しいキャリアをスタートすることでモチベーションの向上に繋がるでしょう。
心身に不調をきたしている
仕事への悩みや辛さによるストレスから心身の不調が現れることも、転職すべき判断基準の一つです。
独立行政法人労働政策研究・研修機構による調査では、メンタルの不調で休職した場合、休職期間中に退職している人の割合は13%と、他の疾病と比べて多いです。
心身の不調の場合は、一定期間休職して今の職場で復帰する方法もあります。現在はほとんどの職場で病気休暇制度を設けており、休暇を取得しやすい環境が整っています。
しかし、療養しても完治に至らないケースや完治しても働き続けることが困難なケースもあり、職場に復帰できない可能性が高いです。
このことからも、職場に戻れないリスクがある休職より、転職によって環境を変える方が素早い解決に繋がるでしょう。
仕事のモチベーションがない場合に転職をせずに様子を見た方が良い人
モチベーションの低下に悩む人のなかにも、安易に転職をせず今の職場で様子を見た方が良い場合には、以下のようなケースが挙げられます。
- 一時的な感情のみで辞めたいと思っている
- 転職理由が明確ではない
- まだ自分で状況を変えるための行動を起こしていない
以下で挙げられる人の場合は、転職しなくても解決できる可能性があります。転職後に後悔しないよう、事前に転職の必要性について考えてみましょう。
一時的な感情のみで辞めたいと思っている
モチベーションがなくなる原因に関わらず、ささいな失敗やトラブルから一時的に仕事が辛くなったり辞めたいと思ったりすることはよくあります。
しかし、一方的な感情から冷静さを失った状態で物事を決断すると後になって後悔する可能性が高いです。
前の職場の方が残業が少なかったり有休を取りやすかったり、実際に働いてみないと分からない内部事情が見えてから転職したことを後悔しやすいからです。
待遇面や仕事内容に不満がないなら、まずは一度冷静になり、転職が本当に自分にとって最善なのかを考えた上で決断しましょう。
転職理由が明確ではない
そもそも転職する理由が明確になっていない場合は、退職を考え直すべきです。
本来、働く場所を変えることで今抱えている問題を解決することが転職の目的です。
「やる気がないからなんとなく」といったあいまいな理由での転職活動では、新しい職場に求める条件が定まりません。
以下のような明確な目的を持って転職に取り組まなければ、新しい職場でもモチベーションを失うことは目に見えています。
- 今の会社ではなかった管理職のポジションが設置されている会社に行きたい
- 待遇に不満があり、もっと自分を評価してくれる会社に行きたい
- キャリアパスが構築されている会社でキャリアアップを図りたい
自分の転職理由が明確ではないと感じたらもう1度自己分析を行い、転職によって実現したいことの深掘りから始めてみましょう。
まだ自分で状況を変えるための行動を起こしていない
「仕事が嫌だな」と思うだけで何も行動に移せてない場合は、安易に転職に踏み出さず今の職場で行動を起こしてみることを優先させましょう。
モチベーションを上げるために転職は有効的な手段ですが、失敗すると取り返しがつきません。
まずは周囲と積極的にコミュニケーションを取ったり、目の前の仕事を全力で行うなど今の職場でモチベーションを上げる努力をし、転職は最終手段に取っておきましょう。
もしかしたら転職しなくて良かったと思えるようになるかもしれません。
特に職場の待遇や今の仕事内容に不満がない人は、上記『仕事へのモチベーションが全くない時の対処法』の解決法を実践してから転職を検討しても遅くはありません。
仕事のモチベーションがない人が転職する際の注意点
ここからは、いざ転職活動を始める前に踏まえておくべき注意点について解説します。
仕事へのモチベーションを失っている状態での転職は、以下の3点に注意しましょう。
- 一時の感情だけで動き出さない
- 「楽な仕事」だけを条件に探さない
- 転職後のキャリアプランを決めておく
注意すべき点を理解することで、スムーズな転職活動と後悔しない転職に近付けるでしょう。
一時の感情だけで動き出さない
転職の決断の際と同様に、転職活動においても感情的になるのはよくありません。転職活動では希望の転職先がなかなか見つからない時や選考に落ち続けている場合に感情的になりやすいです。
感情が先行した状態では冷静な判断ができなくなり、以下のような判断をしがちになります。
- 待遇が悪くても内定がもらえそうな企業に応募してしまう
- 1社内定をもらえたら入社を即決してしまう
- 自分を過大評価ないし過小評価する
一時的な感情に流されている状態では正しい判断や選択が困難であり、結果的に失敗する可能性も高いです。
感情的になっているときは、転職エージェントのキャリアアドバイザーへ定期的に相談するのがおすすめです。
経験豊富なアドバイザーから冷静かつ的確なアドバイスを受けることで、誤った判断も軌道修正できるでしょう。
「楽な仕事」だけを条件に探さない
転職先を探す際に注意すべき点として、「楽な仕事」を希望条件にしないことです。新しい職場でもモチベーションが上がらず、すぐに辞めてしまう可能性があります。
環境の変化に頼りきりになるばかりではなく、自分自身も転職によって以下のような変えるべき点を考えるのが大事です。
- 仕事に楽しさを感じないなら自分の長所を探して仕事に活かす
- 給料が不満なら少々業務内容が増えても耐える覚悟をする
etc
モチベーションがなくなった人にありがちな行動として、「今より楽な仕事」を中心に転職先を探すことがあります。やる気がないからという理由でただ楽な職場へ転職しても、根本的な解決になりません。
自分にとって何が問題点か、転職後はどんな姿勢で働くべきかを明確にすると転職に失敗するリスクを減らせるでしょう。
転職後のキャリアプランを決めておく
転職後もモチベーションを維持するためには、あらかじめ明確なキャリアプランを立てておくことが重要です。
「5年後には営業部の所長を想定し、最初の2年は提案型の営業力を活かし売上トップを目指す」というようにキャリアプランを明確にしておきましょう。昇給やインセンティブ制度があるなど、新しい職場に求める条件も明確になり、転職後に後悔するリスクを軽減できます。
またキャリアプランを立てておくことで、新たな環境でも働く目的を見失わなくなります。
目指しているキャリア像に向かって日々の成長を実感できると、モチベーションを維持し能動的に仕事に取り組めるでしょう。
また、目指す役職名や年収の金額など、キャリアプランはできるだけ具体的に設定と、より実現性が高くなります。
転職で失敗しないためには転職エージェントの利用がおすすめ
ここまでは転職に失敗しないための注意点について解説しました。
モチベーションがなくなった人が転職活動をするには、転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントでは以下のようなサポートが受けられます。
- 求人の紹介面接および採用試験の日程調整
- 面接対策や職務経歴書の添削
- 応募先企業への条件交渉
- 転職後のアフターサポート
転職エージェントは求職者一人ひとりにキャリアアドバイザーが担当し、転職活動における様々なサポートを行ってくれます。
キャリアアドバイザーは転職者の悩みを解決するプロなのでモチベーションがなくて悩む人には、経験に基づいた自分に合った職場の見つけ方のアドバイスが期待できるでしょう。
また、モチベーション低下の原因や対処法に関する悩みも相談できる点もメリットです。
仕事へのモチベーションが全くない人におすすめの転職エージェント3選
ここからは、仕事のモチベーションがなくなってしまった人が利用すべき転職エージェント3社を紹介します。
転職エージェントを運営する会社は全国で約24000社存在しますが、サービスによって特徴や強みはそれぞれ異なります。
各会社の特徴を踏まえて自分に合ったエージェント選びをしましょう。
リクルートエージェント
画像引用:リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界大手の株式会社リクルートが運営する、エージェント型の転職サイトです。取り扱い求人数は63万件以上と、業界トップクラスを誇ります。
第二新卒からハイクラス層まで、あらゆる人材に対応できる点も強みです。モチベーション低下に悩む人のなかでも、より多くの選択肢から理想の転職先を選びたい場合におすすめの転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
求人数 | 約63万件 |
対応地域 | 全国 |
対応職種 | 全職種に対応 |
※2024年3月時点
doda
画像引用:doda
dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェントです。
動画広告やWeb広告をはじめとする膨大なプロモーションにより、750万人以上が利用しているプラットフォームです。
中でも20〜30代が大半を占めていることからも、若手や中堅層の転職サポートに長けています。転職によってキャリアアップを図ることでモチベーションの向上を目指したい人におすすめです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
求人数 | 約28万件 |
対応地域 | 全国 |
対応職種 | 全職種に対応 |
※2024年3月時点
ビズリーチ
画像引用:ビズリーチ
※2024年3月時点
ビズリーチは株式会社ビズリーチが運営するハイクラス特化型の転職サイトです。年収1000万円を超える求人が全体の1/3を占め、管理職からグローバル人材のハイクラス転職へのサポートが特徴です。
他のエージェントとは違い、プロのヘッドハンターが相談に応じてくれます。スカウト機能も充実しており、企業と直接コンタクトを取ることも可能です。現在の評価に納得がいかない、もっと上を目指して転職することでモチベーションを取り戻したい人は活用すべきプラットフォームでしょう。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
求人数 | 約16万件 |
対応地域 | 全国 |
対応職種 | 全職種に対応 |
仕事へのモチベーションが全くない人によくある質問
ここからは、仕事のモチベーションがなくなって悩んでいる人が抱える疑問についてお答えします。
- 仕事へのモチベーションが全くないのは甘えですか?
- 仕事へのモチベーションが全くないとき、適当に仕事するのはアリですか?
- 仕事へのモチベーションが全くないのは転職理由になりませんか?
気にはなっていても、人には聞きづらい疑問も解決できるでしょう。
仕事へのモチベーションが全くないのは甘えですか?
仕事に対するモチベーションがなくなってしまうことは、決して甘えではありません。
長い社会生活を送っていく中でモチベーションが下がってしまう人も多いので、必要以上に自分を過小評価する必要はありません。
大事なのはどう乗り越えるかです。多忙な仕事の中で自分自身に完璧を求めていると、気持ちに余裕がなくなりモチベーションが下がることもあります。
そんな時は一度休む時間を確保し、改めて肩の力を抜いて仕事に取り組んでみましょう。
仕事へのモチベーションが全くないとき、適当に仕事するのはアリですか?
モチベーションの有無に関わらず、仕事を適当にこなすことは避けるべきです。
仕事へのモチベーションがないと仕事も惰性で行ってしまいがちです。
しかし、適当に仕事をすることで約束の時間を間違えたり書類に記載ミスがあったりと、普段は起こらない失敗やトラブルを起こしてしまう可能性があります。
日々の仕事ぶりや成果が将来的なキャリアアップに繋がるのは言うまでもありません。
どうしても仕事に身が入らないときは、休暇を取って仕事から距離を置くなどの対処をするのがおすすめです。
仕事へのモチベーションが全くないのは転職理由になりませんか?
理由にもよりますが、仕事に対するモチベーション低下は十分に転職理由になります。
ただし、応募先に伝える転職理由としてモチベーション低下を挙げると印象が悪くなる可能性があるため、「仕事が楽しくない」とストレートに伝えるのは避けた方が良いでしょう。
待遇や評価制度に不満がある場合は、自分にキャリアアップや向上心があることを強調するなどポジティブな伝え方をすると好印象です。
まとめ モチベーションの低下は誰にでもあるがいかに乗り切るかが大事
本記事では仕事のモチベーションが全くない原因と対処法、転職における注意点について解説しました。
原因は人によって様々ですが、モチベーションの低下は誰にでも訪れる可能性があります。
しかし現状を放置すると、モチベーションがなくなることで私生活に影響が出たり、心身に不調が現れたりするリスクも高いです。
モチベーションを上げるためにはまず原因を明確にし、問題に応じた対処法の実施が大切です。
対処法の1つとして、転職が有効な手段として挙げられます。
転職に失敗しないためにも転職エージェントを効果的に活用し、やる気に溢れた社会生活を取り戻しましょう。