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ハローワークの転職相談は使えない?利用者の失敗談と良い求人に出会う方法

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「ハローワークの転職相談を利用する価値はある?」

「ハローワークを使ったら転職は成功する?」

本記事では、このような悩みを解決するために以下の項目を解説します。

  1. ハローワークを利用するリスク
  2. ハローワーク利用者の体験談
  3. ハローワークのメリット・デメリット
  4. ハローワークに向いている人・向いていない人
  5. 良い求人に出会うための方法

ハローワークは国が運営する機関であることから信頼性の高く、退職した際には失業手当の手続きのためにも足を運ぶため、転職の際には多くの人に利用されています。

しかし、ハローワークだけを使って転職活動を進めるのは、ハイリスクかつ非効率

「転職を繰り返したくない!」と思うなら、これから解説するハローワークの実態と共に、長く安心して働ける優良企業に出会う方法を抑えておきましょう。

目次

ハローワークの転職相談のみで転職を進めるのは危険!

ハローワークの転職相談のみで転職を進めるのは危険!

全国各地に所在し、手軽に利用できるハローワーク。ただ、ハローワークのみで転職を進めるのは危険な行為です。

「転職エージェントは、登録も必要だしめんどくさい」と思っている場合は要注意。

ハローワークでは、転職エージェントと比べると質の低い求人の取り扱い数が桁違いに多いため、「うっかりブラック企業に入社してしまった」という事態に陥りやすいです。

以下で紹介する両者の具体的な違いや、ハローワークを実際に利用した人の失敗談を元にリスクを解説します。

  • ハローワークと転職エージェントとの違い
  • ハローワークを利用した人の失敗談

ハローワークと転職エージェントとの違い

ハローワークと転職エージェントには、どのような違いがあるのでしょうか。以下で実際に比較してみましょう。

ハローワーク転職エージェント
料金無料無料
利用者の登録審査なしあり
登録企業の料金無料有料
求人の数1,262,540件(2023年11月現在)最大で70万件以上
求人の質
求人の審査なしあり
求職者の採用されやすさ
サポート体制

上記の比較から分かるハローワーク最大の特徴は、求人量の多さです。

日本最大手の転職エージェントの求人数は70万件なのに対して、「ハローワーク 事業所名を公開している件数」によると、ハローワークの求人は120万件を超えています。

ハローワークに取り扱い求人が多い理由には、求人を掲載するのに審査がないことが挙げられます。

転職エージェントで求職者を募集する企業は、エージェントに対して利用料を支払った上で、賃金や労働条件などの審査を通過しなければ求人の掲載が認められません。一方ハローワークでは、無料かつ審査基準もないため、掲載を希望すればどんなブラック企業でも求人一覧に仲間入りができるのです。

転職エージェントでは、利用料を払ってまで人材選びにこだわるような働き手を大切にする企業が多いので、おのずと求人の質も高くなります

ハローワークを利用した人の失敗談

実際にハローワークを利用して、痛い目に合ったという体験談をTwitterから紹介します。

利用者は良い求人に出会える確率の低さを目の当たりにし、後悔の色を隠せない口コミが多数見つかりました。

10年前に転職エージェントを知っていれば、転職失敗することはなかった。昔の自分はハローワークだけで休日を探し、気になる「休み」や「残業時間」を確認できずに転職先を決定。そのため、転職してから後悔ばかり🥲転職エージェントを使えば、代わりに聞いてもらえるのに…

引用元:X(旧Twitter バリー@SNS×ブログ)

ブラック企業に入りたいならハローワークを使うとうまく入れます。一度求人を除いてみればわかるけど、かなりキツイ。この世のものとは思えない黒い求人がたくさんある。ごく一部いい求人もあるだろうけどロシアンルーレットを回すくらい怖い状況が体験できる。

引用元:X(旧Twitter 健斗(ケント)@FXトレーダー)

「新卒であんな会社に入らなきゃよかった」「派遣で働かなきゃよかった」「ハローワークで転職活動なんてしなきゃよかった」後悔なんて死ぬほどあるけどさ、その時はそれがベストだと思って選んだんだもん。今何言っても仕方ないよね。過去の自分を否定しない。今できることを全力でやる!のだ!

引用元:X(旧Twitter さくら@派遣10年から正社員)

ハローワークの利用により、残業や休日出勤が当たり前というようなブラック企業に入社してしまった人もいるようです。また、ブラック企業が多いことから、自分の条件に合った求人を探すために時間と労力を費やしているのが伝わってきます。

その点、転職エージェントは1人ひとりに合った条件の求人を紹介してもらえるので、効率よく転職活動を進められるでしょう。

ハローワークを利用しても優良求人に出会える確率が低い3つの理由

ハローワークを利用しても優良求人に出会える確率が低い3つの理由

続いて、ハローワークを利用しても、自分に合った優良求人に出会える確率が低い理由を3つ解説します。

  • 求人の質が低い
  • ハローワーク職員は転職のプロではない
  • 求人内容と実態が食い違っていることがある

転職活動の際に、ハローワークの求人掲載の仕組みや職員の事情を知っておくことで、万が一紹介された求人がブラック企業であっても回避できるでしょう。

求人の質が低い

ハローワークでは、なかなか優良求人が見つからない理由として、ハローワーク全体の求人の質が低いことが挙げられます。

『ハローワークと転職エージェントの違い』でもお伝えしたように、ハローワークには掲載求人に対する審査がありません。最低賃金並みの企業であっても、会社側から申し出があれば簡単に掲載されてしまいます。

また、ハローワークは求人の掲載が無料で利用できるので、採用活動に経費が回らない中小企業やあまり業績の良くない会社の求人が中心です。

「お金を払ってでも良い人材を確保したい」と採用に力を入れる優良な企業は、転職エージェントに流れていってしまう悪循環となっています。

なおハローワークは、国民全体の就労を幅広く支援するための公的機関なので、特にスキルや資格がなくても応募しやすい求人が多いのも優良企業が少ない理由の1つです。

とりあえず、仕事をいち早く決めたいという方はハローワークでも問題ありませんが、条件の良い労働環境で長く働きたい人は転職エージェントの活用をおすすめします。

ハローワーク職員は転職のプロではない

ハローワークで転職相談にのってくれる職員は、転職のプロではないことも優良企業に出会う確率を下げています。

ハローワーク職員と転職エージェントのスタッフを対比し、どの程度サポートレベルに違いがあるのかを見比べてみましょう。

ハローワーク転職エージェント
職員国家公務員キャリアアドバイザー
報酬固定給固定給+出来高制
ノルマなしあり
仕事内容転職相談、求人紹介、面接練習、履歴書添削、面接日程の調整
研修・セミナー講師、雇用保険の手続き、掲示物の作成など
転職相談、求人紹介、面接練習、履歴書添削、面接日程の調整
入社後のフォロー

そもそもハローワークの職員は公務員であるため、転職に関する知識を持った人材ではなく、「ハローワークに配属されたから働いている」というレベルです。一方、転職エージェントは、転職サポートに特化したスキルを持ったキャリアアドバイザーが在籍しているので、就活に関するノウハウを隅々まで教えてもらえます。

またハローワークの職員は、相談を受けた求職者が内定しても評価されることもないので、労働時間の中で必要最低限の仕事をこなせばOKという姿勢になりがち。

しかし、転職エージェントは、内定者が出ると企業から報酬を受け取るビジネススタイルなので、「転職を成功させてほしい」という意識が高く、求人紹介にも力が入ります。ノルマもあるので良い意味でプレッシャーとなり、素早く求人を紹介してくれるのもメリットです。

仕事内容も、ハローワークは研修開催や雇用保険の手続きなどの業務も幅広くこなしているため転職相談役の職員の数には限りがあります。「転職相談を受けたくても順番待ち」という状況に陥りやすいでしょう。

求人内容と実態が食い違っていることがある

ハローワークでは、求人内容と入社してからの状況が異なるケースもあります。

ハローワーク経由で入社し、「求人内容と現実のギャップに困らされた」という人の口コミを紹介します。

ハローワーク経由で就職してその後どう?ってハガキ来たので、基本給が求人票と違うって書いて出したら留守電に「折り返し連絡お願いします」って来たんだけどハロワ土日祝日休みで平日5時までとかもう一生折り返し電話掛けられないじゃん…

引用元:X(旧Twitter 和菓子屋@wm浜松6/10)

あの陰湿な空気(これは場所によって違うかもしれませんが)にずっといるとまったくいい気がしません。事実、私はハローワーク経由で転職をしたことがありますがそこは詐欺会社でした(いきなりクビになった後でネットで知った)求人掲載のチェックがザルすぎる

引用元:X(旧Twitter 椿@旅めぐり占い師)

ハローワークによると、求人内容と条件が違うと申し出があった件数は、令和3年で3,870件。年々減少傾向ではありますが、それでも年間4,000件近くの相違が報告されています。

ハローワークでは、やっとの思いで見つけた優良な企業であっても、「実際に働いてみると超ブラック企業だった」という事態になりかねません。転職エージェントは、掲載を希望する企業に直接足を運び、労働環境や社内の雰囲気を調査しているので、入社後のミスマッチが起こりにくいです。

入社後にブラック企業だったことに気付いても本末転倒なので、より慎重に転職活動を進めたい場合はエージェントの利用をおすすめします。

ハローワークの転職相談を利用するメリット

ハローワークの転職相談を利用するメリット

ここまで、ハローワークのみを使っての転職活動は、ハイリスクであることをお伝えしました。

ただハローワークの利用は、以下のようなメリットも少なからず存在します。

  • 地元求人に強い
  • 求人数が多い
  • 自己分析・職業訓練といったサービスを無料で受けられる

地元求人に強い

ハローワークは地元求人に強いのが特徴です。

全国に540箇所あるハローワークでは、基本的に自分が住んでいる地域の企業を紹介してもらえます。大手転職エージェントだと全国の求人を取り扱っていますが、都心部が中心で地方求人は中々見つからないというケースも。

ハローワークでは、全国の求人をパソコンで検索できる上に地元求人を積極的に紹介してもらえるので、より選択肢が広がりやすくなります。

求人数が多い

ハローワークは、他の転職サービスよりも求人数が多いのがメリットです。以下でハローワーク・転職エージェント・転職サービス・派遣登録会社の求人数を比較しました。

転職サービス名求人数
ハローワーク1,262,540件
リクルートエージェント(転職エージェント)631,095件
doda(転職エージェント)260,843件
エン転職(転職サイト)10,856件
マイナビ転職(転職サイト)19,817件
テンプスタッフ(派遣会社)65,360件
はたらこねっと(派遣会社)178,746件
転職サービス別求人数

上記からも、ハローワークの求人数が郡を抜いて多いことが分かります。

ハローワークは、職種や雇用形態を問わず幅広い求人がまとめられています。「どんな仕事をしたいか分からない」という人や、「正社員かパートかも定まっていない」という場合には、まず初めに多くの選択肢があるハローワークを利用するのも良いでしょう。

自己分析・職業訓練といったサービスを無料で受けられる

ハローワークは、完全無料で利用できるのがメリットです。厚生労働省が管轄する国営の公共機関であるため、就職や転職を目指す人であれば誰でも利用できます。

転職相談やハローワークを通じての応募には登録が必要ですが、完全無料で料金を支払うことはありません。

また、ハローワークでは以下の項目の転職サポートが全て無料で受けられます。

サポート名内容
求人検索ハローワーク内のパソコンを使って自由に求人を検索できる
転職相談・求人紹介転職に関する悩みの相談や自分に合った求人を紹介してもらえる
自己分析サポート自分の強みや弱みを分析し、向いている仕事を見つけたり就職試験の対策を強化できる
職業訓練の紹介就職に活かせるスキルや資格を習得できる公的な学習機関
履歴書の書き方や添削履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイスや添削をしてもらえる
面接対策面接のポイントを教えてもらえ、模擬面接を実施してもらえる

職業訓練は、パソコンスキルや保育士資格といった特別な技術習得ができる無料の公的制度です。「特別なスキルがなくて転職に困っている」という場合でも、失業給付を受けながら通えるので、今後の転職活動にも役立ちます。

訓練内容は、介護や建築、一般事務など多岐にわたるので、自分に合うものがないか職員に相談するのも良いでしょう。

ハローワークの転職相談を利用するデメリット

ハローワークの転職相談を利用するデメリット

続いて、ハローワークの転職相談を利用するデメリットを解説します。

  • 在職中の転職でも離職票が必要
  • 利用時間が限られている
  • 自分から動かなければ何も起こらない

ハローワークは無料で利用できる分、様々な利用制限があるため、転職活動において不便さを感じることもあります。

在職中の転職でも離職票が必要

ハローワーク経由で企業に応募をする場合、在職中であっても離職票の提出を求められます。

離職票とは、退職を証明するための公的な書類のことで、仕事を辞める際に会社側から発行されます。在職中でも発行は可能ですが、退職意思と退職時期を伝えなければ作成してもらえないため、「もうすぐ仕事を辞める」ということが周囲にバレて気まずい状況に。

自らネットで検索し直接の応募もできますが、ハローワーク経由だと掲載企業は求職者1人に対して最大月4万円の助成金を受け取れます。そのため、「ハローワークからの紹介状が必要」と断られるケースもあります。

在職中のハローワークの利用は、転職に向けて求人検索を利用する程度に留めておくのが無難でしょう。

利用時間が限られている

利用時間が限られているのもハローワークのデメリットの1つです。

ハローワークは公的機関であるため、1部の事業所を除いたほとんどが平日の8時半〜17時15分までの開庁です。

現職を続けながらハローワークに行って職探しをするのは至難の技で、相談や紹介を受けるのは厳しいでしょう。

また、離職中で平日の日中に通えたとしても、失業保険の手続きや転職相談に訪れる人が多いと、待ち時間が1時間以上に及ぶこともあります。

対面での求人検索や自己診断を希望する場合は予約もできますが、利用者が多いと予約時間になっても中々順番が回ってこないこともあるため注意が必要です。

転職エージェントなら、完全予約制の上に全てオンラインでサポートが受けられるので、自宅にいながら好きな時間に利用できます。

自分から動かなければ何も起こらない

ハローワークは、自分で求人を探したり転職相談に申し込んだりと、自ら積極的に行動しなければ何も起こりません。

求人の紹介も受けられますが、自分から相談しに行った上で「こんな求人もありますよ」と探してもらえるのが基本です。仕事があって来庁が難しい場合だと、ほとんどサービスを利用できず思うように転職活動が進みません。

転職エージェントだと、1度登録を済ませると自分に合いそうな求人が見つかったらスタッフから連絡が来たり、企業からのスカウトメールも届きます。

忙しくて求人検索をする時間がなくても、メールチェックをするだけで転職活動ができます。

ハローワークの転職相談が向いている人・向いていない人

ハローワークの転職相談が向いている人・向いていない人

ハローワークのメリット・デメリットから、利用が向いている人と向いていない人の特徴をまとめました。

ハローワークの転職相談が向いている人向いていない人
・地元で就職したい人・自分のペースで転職活動をしたい人・離職期間が長い人・未経験職種に就職したい人・在職中の人・大手企業に就職したい人・自ら転職活動を進めるのが不安な人・企業の内部事情まで知りたい人

ハローワークは地元求人に強い分、地域に根付いた中小企業や零細企業からの募集が多いです。大企業と違って、人材確保に苦労しやすい中小企業は、未経験者やある程度の離職期間があっても採用されやすい傾向にあります。

一方、基本的に平日の日中しか開館していないハローワークは在職中の方には不向き。また採用にもお金をかけられる大企業は、転職エージェントで求人掲載する確率が高いので、大手で働きたい人にとってもおすすめしません。

またハローワークの職員は、求人票に載っている情報のみを頼りにして企業を紹介してくるので、それ以上の内容は収集できません。社内の雰囲気や実際の残業時間といった細かい内部事情まで知って慎重に求人を選びたい人は、転職エージェントの活用がおすすめです。

本気で良い求人に出会いたいなら行うべき4つの方法

本気で良い求人に出会いたいなら行うべき4つの方法

「転職活動はもうこれで最後にしたい!」そう願うなら、以下で紹介する良い求人出会うための4つの方法を試してみましょう。

  • チェックリスト付き!ブラック求人を見極める
  • 譲れない条件をリスト化する
  • 転職の目標や時期を明確化する
  • 転職エージェントに登録する

チェックリスト付き!ブラック求人を見極める

ブラック企業を見極めるには、まず求人票に以下の項目が記載されていないか確認してください。次のチェック項目に複数個当てはまる場合は要注意企業です。

  • 加入保険は、労災・雇用保険のみ
  • 年間休日が120日以下
  • 週休2日制
  • 固定給に残業代含む
  • 残業なし
  • 幹部候補募集
  • 業務拡大のつき未経験者歓迎
  • 未経験からでも高待遇

求人票の加入保険項目の欄に労災と雇用保険の記載しかない場合は、社会保険や厚生年金保険に加入していない恐れがあり、入社後は自身で全額負担を強いられる可能性があります。

年間休日が120日ある会社だと、年間通して週2日休み+長期休暇がもらえる計算になります。一方、年間休日105日と少ない場合は、隔週でしか週2日の休みをもらえない計算となるため要注意です。「週休2日制」とされている場合は、1週間に2日休める週が月に1回あるということなので、「完全週休2日制」と記載されている求人を選ぶのもポイントです。

固定給に残業代が含まれている場合は、常時残業することは当たり前で、逆に確約されている残業時間以上の残業をしなければ手当は付かないことを意味します。なお、「残業なし」の求人は残業がゼロではなく、「残業代は支払われない」というケースもあります。「残業月平均5時間」というように、明確に示されている企業だと安心です。

幹部候補といった重役を簡単に外部から募集する会社や、未経験者を大量に募集する企業は、離職率が高く常に人材不足の傾向が高いです。そして、未経験者からでも高待遇を匂わせる求人は、残業や休日出勤、ノルマ達成を過度に強いられる可能性も高いため注意しましょう。

譲れない条件をリスト化する

良い求人を見つけるためには、自分にとって譲れない条件をリスト化しておくことが大切です。

リストにすることで自身が転職する上で大切にしたいことが明確になり、ブレずに求人選びができます。具体的には以下のように優先順位を付けると、どの求人が自分にとって最適なのか判断しやすくなります。

  • 基本給
  • 年間休日日数
  • 残業時間
  • 勤務地
  • ボーナス etc

ただ、あまりにも条件を細かくし、希望を高く持ちすぎてしまうと選べる求人が極わずかとなってしまいます。「リストの中で3つ当てはまれば応募してみる」というように、簡単なルールを決めておきましょう。

転職の目標や時期を明確化する

転職の目標や時期を明確化することも、良い求人に出会う大切な作業です。

「給料を◯万円アップさせたい」や、「正社員で安定して働きたい」といったう転職に対する具体的な目標を掲げましょう。

よく、「楽な会社で働きたいから、休みが多い会社を手当たり次第に応募する」といった具合に、受ける企業の職種や雇用形態もバラバラな人がいます。

仕事をする上できちんと休みが確保されているのは大切ですが、応募の本心が「単に休みが多かったから」という人を採用したいと考える企業はまずありません。

同じ休日を重視するのでも、「介護と両立したいので、シフトの希望を聞いてもらえる所が魅力的」や「効率よく仕事を回せるノウハウを学びたい」など、しっかりした目標があると熱意も伝わりやすいです。

また「良い求人が見つかればそのうち転職したい」と、転職時期が明確になっていない場合も転職活動が長引きやすいです。「半年後には転職を成功させる」と期限を決めておけば、「来月までに少なくとも◯社受ける」と、細かいスケジュールも立てられて実行しやすくなります。

転職エージェントに登録する

ハローワーク以外の転職エージェントへの登録をしておくことも、優良企業を発見する近道です。

転職エージェントに登録すると、以下のようなメリットがあります。

  • 求人の質が高いスカウトや紹介メールが届くので時短に繋がる
  • 専属のアドバイザーが付く
  • サポート内容が手厚い企業の内部事情について教えてもらえる
  • 転職に役立つセミナーやイベントにオンラインで参加できる
  • 在職中でも応募しやすい

時々「転職エージェントは、電話や勧誘がしつこいから登録したくない」という声を聞きますが、「連絡の多さ=情報に多さ」を意味します。

自分に合った会社はそう簡単に見つかるものではなく、数十社の中で1つでもあればラッキー。すなわち、少しでも条件に合いそうな企業を厳選する作業を代わりにエージェント側が行って知らせてくれるため、とても効率よく転職活動ができるのです。

さらに、ハローワークとは違って専属のアドバイザーが付くため、転職活動中に発生する悩みも相談しやすく、一貫したアドバイスがもらえます。

どうしてもメールや電話の量が気になる場合は、メールをフォルダ分けしてまとめて削除できるようにしたり、「平日の電話は控えて欲しい」といった希望を伝えておきましょう。

ハローワークと併用したいおすすめの転職エージェント

ハローワークと併用したいおすすめの転職エージェント

転職エージェントの中でも、特におすすめするサービス4つを紹介します。

  • リクルートエージェント
  • doda
  • マイナビエージェント
  • ハタラクティブ

おすすめする基準は、「求人の多さ、サポートの手厚さ、利用者満足度※1」から選んでいます。

リクルートエージェントエージェントdodaマイナビエージェントハタラクティブ
求人数
サポートの手厚さ
利用者満足度
特徴業界トップクラスの求人数転職に役立つ便利ツールが豊富顧客満足度ランキング第1位フリーター・未経験からの転職をサポート

※1 サービスに対する満足を情報化した「オリコン顧客度満足度 転職部門」を参考

なお、転職エージェントは2〜3社の併用が便利。求人の幅が広がり、相性の良いアドバイザーにも出会いやすいです。自分に合ったサービスを選んでみましょう。

リクルートエージェント

運営会社株式会社リクルート
公開求人数631,095件
対応地域全国
公式サイトhttps://www.r-agent.com/

リクルートエージェントは、転職エージェント業界の中で求人数はNo.1。幅広い選択肢から求人を選べるため、「転職活動をするならとりあえず登録する」と情報収集のために活用する人も多いです。

職種未経験者を募集する求人も積極的に取り扱っているので、特別なスキルがなくてもハローワークよりも条件の良い企業が見つかりやすいでしょう。

<リクルートエージェントがおすすめの人>

  • 求人の多さを重視する人
  • 未経験職種に転職したい人

doda

運営会社パーソルキャリア株式会社
公開求人数260,843件
対応地域全国
公式サイトhttps://doda.jp/

dodaは、転職エージェント業界で2番目の多さの求人を取り扱っています。単に求人数が多いだけでなく、「人気企業300社の合格診断」や「自己PR発掘診断」など、転職に役立つ8つの便利ツールが無料で使い放題

登録するだけでも、多くの求人閲覧と転職に関するノウハウが学べます。

<dodaがおすすめの人>

  • 求人の多さを重視する人
  • ツールを使って自分を客観視したい人

マイナビエージェント

運営会社株式会社マイナビ
公開求人数67,467件
対応地域全国
公式サイトhttps://mynavi-agent.jp/

マイナビエージェントは、2023年オリコン顧客満足度ランキングにおいて1位を獲得しています。口コミからも、「こちらの都合に合わせてくれた」や「話をしっかり聞いてくれた上で提案もしてくれた」など、利用者第1に考えたサービスなのが伝わってきます。

非公開求人を1万8千件以上保有しているので、他社では見つからない優良求人が見つかる可能性も高いです。

<マイナビエージェントがおすすめな人>

  • サービスの質を重視したい人
  • 実績や資格など、ある程度のスキルがある人

ハタラクティブ

運営会社レバレジーズ株式会社
公開求人数3,369件
対応地域全国
公式サイトhttps://hataractive.jp/

ハタラクティブは、フリーターからでも安定した仕事に就くことに注力した転職エージェントです。求人数は他社よりも少なめで、顧客満足度でもランキングに入っていませんが、離職期間が長くても見捨てられることなく手厚いサポートが受けられます。

過去の利用者には、「飲食店アルバイトからネットワークエンジニアに転職した」という人もいて、未経験業種への転職にも強いのが特徴です。

  • フリーターやニートの期間が長い人
  • 実績やスキル、学歴に自信がない人

ハローワークの転職相談に関するよくある質問

ハローワークの転職相談に関するよくある質問

最後に、ハローワークの転職相談でよくある質問を紹介します。

  • ハローワークでできることは何ですか?
  • ハローワークの転職相談の流れは?
  • ハローワークは在職中でも利用できる?

ハローワークでできることは何ですか?

ハローワークでできる主な内容は以下のとおりです。

  • 求人検索
  • 就職相談
  • 自己分析サポート
  • 履歴書添削
  • 面接対策
  • 自分に合った特化型のハローワークの紹介
  • 職業訓練校の紹介
  • 雇用保険の手続き

ハローワークには、34歳以下の正規雇用に注力した「わかものハローワーク」や、育児中でも活用しやすい「マザーズハローワーク」など、特化型のものがあります。一般のハローワークよりも利用者のタイプに合わせたサポートを受けやすく、効率よく転職活動ができます。

雇用保険の手続きに関しては、自身の住んでいる管轄のハローワークでしか受け付けられないため、自分が利用できるかを調べてから来庁するよう注意しましょう。

なお自分の管轄のハローワークは、厚生労働省の「全国ハローワークの所在案内」にて確認ができます。

ハローワークの転職相談の流れは?

ハローワークで転職相談を受けるには、以下の順番で手続きを行いましょう。

  1. 受付で求職者登録をする
  2. ハローワークカードを作成する
  3. 転職相談に申し込む

登録を済ませハローワークカードを作成すると、誰でも転職相談が受けられます

求職者登録はハローワーク現地からでも、自宅からパソコンやスマートフォンでも可能です。

転職相談を利用するには毎回ハローワークカードが必要なので、忘れずに持参しましょう。

ハローワークは在職中でも利用できる?

ハローワークは在職中でも利用できます。

ただし、掲載求人にハローワーク経由で応募する場合は離職票が必要です。在職中であっても、現在の会社に退職理由と時期を伝えて離職票を発行してもらってください。

また、ハローワークの開庁時間は平日の8時30分〜17時15分が基本。都心部であると、土日や平日の18時まで空いている所もあるので利用しましょう。

離職票の発行が難しい人や、開庁日時内で利用ができない場合は、転職エージェントを活用するとハローワークに近いサポートが受けられます。

ハローワークで優良企業に出会うのは至難の技

ハローワークで優良企業に出会うのは至難の技

ハローワークは、求人数が多く全国どこにでもある公共機関なので、手軽に利用しやすいのが特徴です。

しかし、その選択肢の豊富さと手軽さ故、取り扱い求人にはブラック企業の割合も高く、その中から優良企業を探し出すのは至難の技。

さらに、ハローワークの職員は国家公務員で特段転職のプロではなく、転職相談をしても有益な求人紹介やアドバイスをしてもらえる保証はありません。

未経験者歓迎求人や地元就職に強いため利用するなとは言いませんが、ハローワーク1本の転職活動は、ブラック企業に入社してしまうリスクが高い上に時間と労力を要します。

待遇や労働条件の審査を通過した企業だけが掲載できる転職エージェントでは、そもそもにハズレ求人を引く確率が低いです。

転職のプロであるアドバイザーの意見を参考にしながら、自分に合った求人を見つけてもらえる転職エージェントを活用し、効率よく安全に転職活動を進めましょう。

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