「体を動かす仕事の中で、自分に合っている適職はなんだろう?」
「そもそも稼げるの?将来性が心配!」
デスクワークや同じ姿勢で長時間作業するのが苦手な方は、もっと体を動かして、楽しく仕事したいと思うこともあるのではないでしょうか。
体を動かす仕事をして運動不足を解消したいと思われている方も多いでしょう。
しかし「体を動かす仕事」と一概に言っても、どの程度体を動かすのか、女性でも働けるのか、資格は必要なのか、などの条件によって仕事の種類はさまざまです。
そこで本記事では、
・体を動かす仕事20選をおすすめする人・目的ごとに紹介
・体を動かす仕事の将来性、メリット・デメリット
・体を動かす仕事をしたい人の適職の選び方
について解説していきます。
この記事を読むと、体を動かす仕事とはどんなものがあるのか把握し、将来性を含めて自分にあった適職を見つけることができますので、ぜひ最後までお読みください!
【気軽に働ける】体を動かす仕事3選
体を動かす仕事の中でも、体力に自信がない方、体の健康のために仕事を始めたいと思っている女性の方などにおすすめの仕事を3つご紹介します。
どの仕事もチャレンジしやすく気軽に働けるのが特徴です。
それぞれ詳しくみていきましょう。
①飲食店スタッフ(平均年収286万円)
飲食店スタッフは、カフェや飲食店のキッチンで調理したり、ホールスタッフとして接客したりする仕事です。
基本的に未経験でも仕事につける可能性が高く、体を動かしつつコミュニケーションを取りたい方に適した仕事でしょう。
しかし、キャリアアップするとマネジメント側にまわってしまうので体を動かす機会が減少してしまう点がデメリットとして挙げられます。
②アパレル店員など販売スタッフ(平均年収349万円)
アパレル店員などの販売スタッフも未経験から応募することができる仕事です。
基本的に立ち仕事であり、体を動かしつつ服や製品に詳しくなれる点がメリットとして挙げられます。
コミュニケーション能力は必要ですが、人と話すことが好きであり、体を動かす仕事をしたいと考えている方には、おすすめの仕事です。
③清掃員(平均年収352万円)
ビルのメンテナンスや家事代行サービスなどの清掃員も体を動かす仕事として気軽に始められる仕事です。
働く場所を選ぶことで、一人で黙々と作業を行うこともできるので、コミュニケーションが苦手な方や一人で作業して達成感を味わいたい方にはおすすめできる仕事と言えるでしょう。
【男性向け・筋力や体力が必要】体を動かす仕事8選
ここからは、筋力や体力が必要な力仕事をご紹介します。
体を動かしていたい男性の方にはおすすめできる仕事であるので、ぜひ参考にしてみてください。
①土木作業員(平均年収396万円)
土木作業員は、荷物の運搬、重機の運転など、道路河川の土木工事の作業を行う仕事です。
未経験でも応募が可能であり、作業内容が形として残るため達成感を味わえる点がメリットとしてあげられるでしょう。
しかし、体力・筋力が必要となり、危険も伴う仕事です。
また重度の肉体労働のため、マネジメント側にキャリアアップしないと、長く続けることが難しいです。
働きつつも資格やスキルを取得してキャリアアップしていくように心がけましょう。
②引越し作業員(平均年収379万円)
引越し作業員は、引越しの際の家電や机などを梱包・運送する仕事です。
大型家電などを運ぶので、筋力、体力がかなり必要となります。
また、一人で行う作業は少ないので、コミュニケーション能力も多少は必要となるでしょう。
最低限のコミュニケーションをとりつつ、力仕事もできる方におすすめです。
③警察官(平均年収691万円)
警察官は、公務員であり給与や福利厚生は充実しています。
また、地域の安全を守るという使命に充実感を感じる方にとっては、天職となるでしょう。
業務内容としても、見回りなどを行うため、体を動かす機会も多いです。
しかし、警察官になるためには、公務員試験に合格しなければいけないため、少しハードルが高い職業となります。
また、業務内容に危険性があったり、不規則な生活になったりする点もデメリットとして挙げられるでしょう。
④警備員(平均年収336万円)
警備員は、交通整備やビル、ショッピングモールなど施設の警備を行う仕事です。
特別な資格は必要なく、未経験でも応募できるため、チャレンジしやすい職業であると言えるでしょう。
また、働きながらもしっかり勉強して学んでいけば、警備業務検定、警備員指導教育責任者という資格も身につけられます。
⑤工場勤務の作業員(平均年収300~400万円)
工場勤務の作業員は、未経験でも応募が可能であり、就業時間も規則的なことが多い仕事です。業務内容にもよりますが、物品の加工や運搬など体を動かすことも多いでしょう。
業務を行う際には、最低限のコミュニケーションを行う必要がありますが、他の職業と比較してもそこまでコミュニケーション能力が必要になることはありません。
また、フォークリフト荷役技能検定、衛生管理者などの資格手当が出ることもあります。
年収が300~400万円ですが、自動車、半導体、医療系などの工場の賃金は高い傾向にあるので、働く工場次第で年収も高くなるでしょう。
⑥配送ドライバー(平均年収383万円)
配送ドライバーは、荷物を指定された住所に届ける仕事です。荷物の積み下ろしや運搬で体を動かすことも多いでしょう。
普通自動車運転免許があれば、仕事に応募することもでき、長時間の残業もありません。
また、業務を行いつつも中型や大型の運転免許を取得していくと、さまざまな配送を担えるため、収入増加も見込めるでしょう。
⑦農業・畜産・林業・漁業(平均年収310万円)
農業や畜産業、漁業などの一次産業では、自然に触れ合いながら体を動かすことができるので、ストレス発散や健康的な生活を行いたい方にはおすすめの仕事です。
また、業務内容にもよりますが、新鮮な野菜や魚、肉などの食材を食べることもできるでしょう。
しかし、漁業や畜産業などは危険を伴う仕事も多く、天候などの自然の影響を受けやすい点がデメリットとして挙げられます。
⑧消防士(平均年収635万円)
消防士は、消火活動と救急、救命活動を行う仕事です。
業務内容としては、体を動かすことが多く、訓練を行うこともあるため積極的に体を動かしたい方にはおすすめです。
消防士になるためには、消防士試験や消防学校への入学と半年間の訓練が必要となります。
また消防士になった後も緊急の呼び出しや当直などで不規則な生活を送ることが多いです。
しかし、体を動かすことが好きな方には、体を動かしつつ地域の住民の命を守ることができるので非常にやりがいを感じる職業となるでしょう。
【女性もおすすめ】体を動かす仕事5選
ここからは、女性にもおすすめできる体を動かす仕事をご紹介します。
コミュニケーション能力や共感能力が高い女性だからこそ輝ける仕事も多いです。
それぞれ詳しく解説していきます。
①営業職(平均年収391万円)
男性が営業を行うことも多いですが、営業職は、体を動かす仕事として女性にもおすすめできる仕事です。
特に、コミュニケーション能力と共感力が高い女性は、営業の現場で輝くことができるでしょう。
また、営業職には、以下のようなメリットもあります。
・インセンティブ次第で年収もアップできる
・ビジネスの基本スキルが身に付く
・未経験でも就職可能
年収も頑張り次第でアップさせることができます。
また、営業スキルを身につけると、他の会社に転職することも容易になります。
しかし、成果主義である場合には、ノルマに追われてなかなか楽しみを見いだせない場合もあるので注意が必要です。
②保育士・幼稚園教諭(平均年収382万円)
保育士・幼稚園教諭は、子供が好きな女性におすすめできる体を動かす仕事です。
専門の大学での学習を行い、国家資格を取得することが必要ですが、資格を取得すると就職や転職する際に就職しやすくなります。
働き方としても自由であることが多く、子供が生まれてもパートで働くことができる場合も多いので、家庭と仕事を両立したい方にもおすすめです。
③看護師(平均年収492万円)
看護師は、患者の様子を把握したり、医師との連携をとったりするため、病院内を動き回ることが必須の職業です。
そのため、デスクワークばかりが苦手な女性にはおすすめできる職業でしょう。
看護師になるためには、看護師国家資格に合格する必要があります。
医療に携わるので、責任感は必要ですが、患者さんの心の支えとなることもできますので、非常にやりがいのある仕事と言えるでしょう。
④介護士(平均年収316万円)
介護士は、老人ホームやデイサービスなどの施設で介護を行う職業であり、介護する際などに体を動かすことが必須になります。
またレクリエーションを行うこともあるので、コミュニケーションが得意で人と関わることが好きな女性には、おすすめの仕事です。
介護職の中にも国家資格があり、働きつつ資格を取ることで、年収アップやキャリア形成にもつながるでしょう。
⑤キャビンアテンダント(平均年収526万円)
キャビンアテンドは、飛行機内での乗客サービスを行う仕事です。
飛行機内でのトラブルへの対処など責任も大きな仕事のため、平均年収も高めになっています。
立ち仕事である場合が多く大変な仕事ですが、各地を飛び回りたい旅行好きな方や、コミュニケーションが得意な女性に向いている仕事だと言えるでしょう。
【スポーツ・運動に関わる】体を動かす仕事4選
スポーツが好きで、運動に関わりながら体を動かして仕事したい方におすすめの仕事をご紹介します。
スポーツに関わる仕事の場合は、専門的な資格やスキル、知識が必要となることも多く就職難易度も高いですが、キャリアアップや独立も見込めます。
それぞれについて詳しく解説していきます。
①スポーツインストラクター(平均年収335万円)
スポーツインストラクターは、健康的なライフスタイルを送るために必要な運動の指導やアドバイスを行います。
自分自身が教える立場のため、自身が健康的なライフスタイルを送ることが必須です。
また、独立しやすい環境であり、スキルを積むと自分で仕事のスケジュールや収入をコントロールできるようになります。
自分も運動しつつ、他の人の健康的なライフスタイルを運動を通じて支えていきたいと思う方にはおすすめできる職種です。
②ヨガインストラクター(平均年収405万円)
ヨガインストラクターは、ヨガの指導やレッスンを行い、生徒の体調や目的に応じて適切なポーズや呼吸法を指導する職業です。
ヨガが好きで、コミュニケーションが得意な方にはおすすめでしょう。
また、より専門的なヨガの資格を取得することにより、キャリアアップも見込めます。
③スポーツトレーナー(平均年収360万円)
スポーツトレーナーは、運動やスポーツに興味があり、人と接することが好きな人におすすめです。
またスポーツ選手、アスリートのコンディショニングに携わりたいと考えている人やダイエット、筋トレなどに興味がある人にも向いている仕事でしょう。
スポーツ科学や人体科学などの知識を得たり、トレーナー資格取得や指導実績を作ることでさらにキャリアアップに繋げることができます。
④体育教師(平均年収681万円)
体育教師は、スポーツや運動が好きで選手としても活躍していたり、人に運動を教えたりすることが好きな方におすすめです。
しかし、運動だけでなく、子供の生活指導や保健の授業を通して理論的に生徒に知識を伝える説明力も必要です。
また体育教師になるためには、教員採用試験に合格しなければなりません。
体力以上に精神力も必要ですが、子供の成長を近くで見ることができるという点に魅力を感じる方にはおすすめできる仕事です。
【高収入?】体を動かす仕事の将来性はスキルやキャリア次第
体を動かす仕事は、個人のスキルや資格、経験次第で高収入が得られるだけでなく将来性も高い仕事です。
資格やスキルを取得することで、専門性を身につけることができ、なくてはならない人材になれます。
近年、健康維持やストレス解消のために運動をする人が増え、体を動かす仕事の需要も高まっています。
しかし、スキルアップやキャリア形成を行わないと、AIや他の人に取って替わられる仕事です。
「体を動かす仕事を長く続けたい」「しっかりと高収入を得たい」と考える場合には、資格やスキルを取得し、専門性などを身につけキャリアアップしていくことを意識しましょう。
体を動かす仕事のメリット3選
体を動かす仕事のメリットは以下の3つが考えられます。
①精神的・肉体的な健康維持につながる
②未経験でも採用している仕事が多い
③仕事によっては資格取得ができる
それぞれについて詳しく解説していきます。
①精神的・肉体的な健康維持につながる
体を動かす仕事では、デスクワークなどの仕事と比較して、精神的・肉体的に健康的な生活を送れるようになります。
具体的には、以下のような点で健康維持につながるでしょう。
・長時間の同じ姿勢を回避できるので、身体の血流の循環を促せる
・日光を浴びたり、体を動かすことで自律神経が整う
・程よく身体的な疲れを感じ、睡眠の質が上がる
体を動かす機会が多くなると、血流の改善が促され代謝が上がります。
また、ストレスホルモンであるコルチゾールが減少し、幸せホルモンであるセロトニンの分泌が促されるため精神的な健康維持にも繋がるでしょう。
②未経験でも採用してくれる仕事が多い
体を動かす仕事は、肉体労働が求められることも多く、資格やスキルがない未経験でも採用してくれる仕事が多いです。
そのため、誰でもチャレンジしやすい環境であると言えるでしょう。
しかし、就職してもスキルや資格を取得していかないと、他の人に代替されて行く可能性もあるので、しっかりスキルアップして行くようにしましょう。
③仕事によっては資格取得できる
勤める企業によっては技能講習を受ける費用を補助してくれる制度もあるので利用すると資格取得することができるでしょう。
就職してからも資格を取得していくとより専門性の高い人材となることができます。
また、仕事以外にもDIYに使える技術なども多数あり、日常生活にも仕事のスキルは、役立つでしょう。
体を動かす仕事のデメリット3選
体を動かす仕事のデメリットとしては、以下の3つが考えられます。
①重労働や危険な仕事が多い
②体調を崩すと働けない
③ルーティーンワークの仕事が多い
それぞれについて解説していきます。
①重労働や危険な仕事が多い
体を動かす仕事は、あまりにも重労働だと、健康に悪影響を与えてしまいます。
実際に、激しい肉体労働は、心筋梗塞などの心臓血管系の病気や認知症のリスクを高めるとも報告されています。
また危険な仕事も多いので、仕事を選ぶ際には危険性がないか、どこまで危険性を許容できるかどうかしっかりと判断してから選ぶようにしましょう。
②体調を崩すと働けない
体を動かす仕事は、体調を崩すと働けなくなってしまいます。
そのため、日々の体調管理をしっかりと行うようにしてください。
また、体を動かす仕事に就きたい人は、しっかりとスキルを身につけたり、マネジメント側にキャリアアップして、自分が直接労働しなくても仕事が回る仕組みを作っていかなければいけません。
③ルーティンワークの仕事が多い
体を動かす仕事は、ルーティンワークの仕事が多いです。
そのため、単調な反復作業が苦手な人にとっては苦痛を感じるかもしれません。
また、ルーティンワークは資格やスキルが身につきづらく、AIに代替されやすい仕事にもなります。
積極的に資格取得などを行って専門性を高めて行くようにしてください。
【体を動かす仕事をしたい人】の適職の選び方3つ!
体を動かす仕事を紹介してきましたが、さまざまある仕事の中から自分にあった適職を見つけることは非常に難しいです。
ここからは、体を動かす仕事をしたいと思っている方が適職を選べるようになる3つのコツについてご紹介します。
①「体を動かすことが好き」以外の理由でも仕事を選ぶ
「体を動かすことが好き」という理由だけで、仕事を選ぶことはやめましょう。
未経験OKや高収入の仕事を選んでも、仕事自体に興味がない場合には、長続きしません。
「体を動かすことが好き」以外にもその仕事をやりたい理由を見つけておくと良いでしょう。
採用担当者も仕事への興味がないのであれば、あまり魅力的に感じてもらえず、不採用になってしまいます。
②自分の体力にあった仕事を選ぶ
仕事を選ぶ際には、自分の体力にあった仕事を選ぶようにしましょう。
あまりにも激しい肉体労働など、自分の体力でもやっていけるかどうかを慎重に見極めなければ、逆に健康に悪影響を与えます。
自分が想定している業務内容とギャップがないように仕事についてしっかりと下調べを行いましょう。
③給与面や職場環境、将来性も考えて仕事を選ぶ
業務内容が自分にあっていたとしても、給与が低かったり、職場の人間関係が悪いと長く続けられないこともあります。
また、スキルや資格を取得できるかといったキャリアビジョンが明確に描けるかどうかを確認しておきましょう。
将来性が見えないとなかなかモチベーションを保つことができなくなってしまいます。
数ある仕事の中から、選び方のポイントを押さえつつ適職を選ぶためには、「就職エージェントneo」を利用するのがおすすめです。
就活のプロである専任のエージェントに相談しながら、仕事を選べます。
自分にあった適職を見つけ、失敗しない仕事選びを行うためにぜひ利用してみてください。
まとめ
本記事では、体を動かす仕事について解説してきました。
体を動かす仕事について、重要な点をおさらいしておきましょう。
・体を動かす仕事は未経験でもチャレンジしやすく、資格の取得・健康維持などができる
・重度の肉体労働を行うと健康に悪影響を及ぼすので、自分の体力にあった仕事を選ぶ
・仕事を選ぶ際には、仕事への興味や将来性、給与面なども含め総合的に判断する
体を動かして仕事をしたいと考えている方はぜひ「就職エージェントneo」など転職エージェントを利用して失敗しない仕事選びを行うようにしてください。