就活エージェントのアカリクを利用してみたいけど、
「検索すると『やばい』とヒットするから不安…」
「電話や勧誘がしつこくない?」
とあるので、本当のところはどうなの?と悩む方に向けて、本記事では以下の項目を紹介します。
- 利用者の口コミ・評判を調査アカリクは何が「やばい」のか?
- 実際に登録して分かったアカリクの利便性
- 口コミや実際利用して検証したメリット・デメリット基本情報や登録方法
大学院生やポスドク(博士研究員)専用の就活エージェントの「アカリク」は、理系学生の登録数・利用率No.1と高い注目を集めています。
実際に利用した人のリアルな口コミや評判に加え、本当に登録してみて「忙しい大学院生でも就活が進められるのか」を検証していきましょう。
アカリクの特徴!基本情報・サービス一覧
画像引用:アカリク
アカリクの概要を下記にまとめました。
項目 | 内容 |
名称 | アカリク |
運営会社 | 株式会社アカリク |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階 |
サービス内容 | 求人検索・求人紹介・スカウト機能イベント・セミナーへの参加など |
登録者数 | 15万人以上 |
利用料金 | 無料 |
主な紹介求人先 | 研究開発・エンジニアなど理系求人 |
求人数 | 3,000社以上 |
公式ホームページ | https://acaric.jp/ |
アカリクは、理系大学院生・ポスドク(博士研究員)専用の就活エージェントです。
企業から直接オファーがもらえるスカウト機能が充実しているので、研究に忙しい大学院生でも利用しやすいのが特徴。過去に2,000回以上開催されているイベントやセミナーの豊富さも魅力です。
累計登録者数は15万人以上(2022年10月時点)に到達し、民間企業に就職を希望する大学院生から支持を集めています。
アカリクの良い口コミ・評判
以下では、SNS(Twitter)から探したアカリクに対する良い口コミ・評判を元に、サービス内容を深掘りしていきます。
- 大手からもスカウトが来る
- プラチナスカウトが来た
- スタッフの対応が丁寧
- セミナーの質が高い
口コミの中には、「大手企業からスカウトが届いた」とか「セミナーの質が高い」といった、ハイクラスな就活を目指す大学院生にとって、有益な情報が多々見られました。
大手からもスカウトが来る
アカリクで大手企業からスカウト来たビックリ
引用:Twitter(かける)
アカリクでは、SHARPやAmazon、OMRONなどの大手企業の求人が豊富です。登録しておくだけでスカウトが来るので、本来就活に使う時間を研究に回せるのもアカリクのメリットです。
またアカリクのスカウトは、自分のプロフィール+研究内容を見た企業からオファーが来るので、自身のスキルに見合った会社とマッチングする可能性が高くなります。
プラチナスカウトが来た
アカリクに登録してたらプラチナスカウトというものをいただきました。結構びっくりしました😳
口コミ引用:Twitter(Sʜūᴊɪ Ōᴛᴏᴍᴏ)
アカリクには、書類選考をスキップできるプラチナスカウトという機能があります。
企業側から、登録者のプロフィールを見て優秀だと感じた大学院生に送られてくるため、優位に就活が進められます。
履歴書やエントリーシートの作成も不要で、スムーズに内定に持っていきやすいです。
スタッフの対応が丁寧
理系は理系の就活サイト使ったほうがいいって最近ほんと思う。ラボベースとアカリク似てるけど、アカリクの方がエージェントがすごい丁寧だなって感想…私のメンターさんは大当たりだったからシェアしたい。。当たり外れあるかもだけど。。
口コミ引用:Twitter(のん@23卒)
就活エージェントは、自分の条件にマッチする企業を紹介してもらうため担当のスタッフとの相性が大切です。似たようなサービス内容でも、スタッフの質で就活のスムーズさやストレスも変わってくるかもしれません。
セミナーの質が高い
今日のアカリク製薬セミナー企業の深いとこまで知れて良かった!疲れたけど今日はこれからIT系のES書こっと
口コミ引用:Twitter(もも@23卒)
今日のアカリク研究開発向けWebセミナー参加して正解だった〜!研究職の経験がある人事の方のお話は他ではなかなか聞けないから為になったし、モチベーションも凄くあがってほんとによかった!!😊✨研究への姿勢今まで以上にもっとちゃんとしよう、がんばる😤
口コミ引用:Twitter(なす🍆)
アカリクの特徴として、セミナーやイベントが多いことがあげられます。ただセミナーの数が多いだけでなく、経験者から話が聞けるといった内容の充実っぷりも伝わってきます。
土日や18時以降の開催も多く、大学や研究があっても参加しやすい日時に設定されているので、ぜひ活用してみましょう。
アカリクの悪い口コミ・評判
ここからは、アカリク利用者からのあまり良くない口コミや評判を調査した結果をお伝えします。
- メール・電話が多い
- 機能が使いにくい
アカリクのスタッフやサービス内に関する悪い口コミは見られませんでしたが、「メールや電話が多くて困る」という意見が多く見られました。
メール・電話が多い
アカリクとかいうとこメールの量もすごいし、電話もかけてくるから嫌い。
口コミ引用:Twitter(おやすみbot🦈)
今日くらい何も考えず休んでいいよね…。二度寝しようとしたその瞬間、アカリクから電話。
口コミ引用:Twitter(AIR)
アカリクは、イベントやセミナーのお知らせも電話で行うスタンスです。サービスの手厚さとも捉えられますが、連絡が必要ない場合は担当者に不要であることを伝えると良いでしょう。
機能が使いにくい
おなじみのリクナビと、院以上とかいうアカリクにとりあえずだけ登録してみたが、後者の検索の使いづらさがひどい。言葉で説明するのが面倒なぐらいに。
口コミ引用:Twitter(夜道 🦇🌕🔧👁)
求人の検索機能が使いにくいという意見が見られました。
実際に利用してみると、下記のような検索窓に必要なキーワードを入れて探す形になっていて、他の就職エージェントと比較してもあまり差を感じなかったのが正直な感想です。
画像引用:アカリク
アカリクは何が「やばい」のか?登録してみて分かった5つの理由
ネット上でアカリクと検索してみると、「アカリク やばい」というワードがヒットします。
せっかく利用してみたいと思っても、「やばい」と言われると登録するのを躊躇してしまうかもしれません。
ここからは、実際に登録をしてみて他社と比較した結果、「アカリクってやばいな…」と感じたポイントを5つ紹介します。
- 理由①研究内容の登録だけでスカウトが届くからやばい
- 理由②企業と直接メッセージのやり取りができるからやばい
- 理由③年間100回以上!イベント・セミナーが多すぎてやばい
- 理由④アドバイザーは研究内容や技術的な知見のある人でやばい
- 理由④電話がしつこくてやばい
結論として、アカリクは悪い意味でやばいのではなく、「良い意味でやばい」就活エージェントであることが分かりました。
理由①研究内容の登録だけでスカウトが届くからやばい
まず、アカリクでは、「研究内容を登録欄に入力するだけ」で企業からオファーが届くスカウト機能がやばいです。
アカリクには、住所や在籍学校名などの基本情報の他に、研究内容を自由に記載する欄があります。
他の就活エージェントにもスカウト機能は存在しますが、研究分野やテーマをマークシート方式でチェックする形となっています。詳細や研究で得た知識や知見を自由に記載できるのは、ポスドクや理系大学院生に特化したアカリクならでは。
画像引用:アカリク
研究内容をまとめるだけで、企業側からスカウトがもらえるので時短にも繋がります。
実際に登録した筆者のところにスカウトはまだ来ていませんが、ネット上ではこのスカウト機能が話題を集めています。
アカリクからスカウトしてきた会社の情報見てたら、知ってる音ゲの開発してるらしくてびっくりしてる
口コミ引用:Twitter(睡眠不足)
アカリクとopenwork登録したらスカウトちょいちょい来る
口コミ引用:Twitter(かつお)
理由②企業と直接メッセージのやり取りができるからやばい
アカリクでは、「企業から来たメッセージに直接自分で返信できる」システムが便利でやばいです。
他のサービスでは、エージェント会社を通して面接日時が調整されることが多いですが、アカリクでは、自らスケジュールの交渉が可能。
エージェントを介さなくて良いので、「日程が決まりましたらお知らせします」という余計な待ち時間が発生せず、やり取りがスムーズです。
面接の時間や場所など、重要な情報は他のメールに紛れないように注意しましょう。
理由③年間100回以上!イベント・セミナーが多すぎてやばい
アカリクがやばい理由は、就活生を対象とした「イベントやセミナーが年間100回以上」と豊富さがやばいです。
19:00〜21:00といった、授業や研究で忙しい院生でも参加しやすいような時間帯のものも多いので、積極的に参加しやすいです。過去に行われたイベント・セミナーは以下の通りです。
- 業界を代表する大手企業集結!業界研究セミナー博士課程出身者が語る!
- ここでしか聞けない話!パナソニックに興味のある学生も大歓迎!25卒対象/オンライン/無料
- 【コーセー/IIJなど参加】理系女性を求める企業と直接話せる!大人気企画!満足度95%以上!切磋琢磨できる仲間と会おう!
etc…
イベントでは、日産やKOSE、住友化成などの大手企業の先輩社員から就活に関する話が聞けます。参加企業と直接対話も可能で、活躍できる仕事や職場環境、求められるスキルについてなど、アカリク登録者でないと聞けない内部事情も入手できるのが魅力です。
同じ境遇の大学院生同士で研究や勉強内容について話し合えたり、面接での通過率UPのためのノウハウを学べたりと、就活に役立つセミナーも活用できます。
Webセミナー・イベントに関する詳細
登録方法 | Web登録 |
料金 | 無料 |
使用ツール | zoom 視聴方法は開催前日までに案内 |
キャンセル | 自由 |
申し込みは、アカリクの公式ホームページから行います。
イベント・セミナーは、オンラインのものと実際に現地に足を運んで受けるものがあり、オンライン形式はzoomでの参加です。
キャンセルは、Web上から簡単に行なえます。アカリクにログイン後「イベント申し込み状況」のページからキャンセルしたいイベント・セミナーを選択し、キャンセルボタンを押すとキャンセルが受付られます。
理由④アドバイザーは研究内容や技術的な知見のある人でやばい
アカリクのアドバイザーは、「研究内容や技術的な知見のある人材」で話がスムーズでやばいです。
実際に株式会社アカリクの社員の3割が院卒。研究内容や院卒就活の事情への理解があるため、研究内容やスキル、志向性に合った求人を紹介してもらえます。院生ならではの大変さを考慮してサポートしてもらえるのもありがたいです。
また、企業人事経験者のアドバイザーも多数在籍しているので、採用する側の目線に立ったアドバイスも就活に役立てられます。
理由④電話がしつこくてやばい
アカリクがやばい理由には、「電話がたくさん掛かってくる」こともあげられます。
電話の内容は主に、イベント・セミナーの案内です。
正直、忙しい院生にとっては「行きたいイベントがあったら自分で行くから」と、電話の多さにうんざりするかもしれません。
ただ、アカリク主催のイベント・セミナーには、「まさに自分のために開催されるイベントだ」と思えるようなピンポイントの内容のものが多数あります。
イベント・セミナーは参加者が上限に達すると受付を終了されてしまうので、気付くタイミングが遅れると参加できるチャンスを逃してしまう可能性も。メールではスルーしてしまいそうな内容でも電話で直接伝えてもらえるので、自分が興味あるイベントに参加できる可能性が高まります。
また、イベントの中には、事前参加申し込みをして当日全タームに参加するとアカリクポイント2,000ポイントがもらえるものもあります。
アカリクポイントは、Amazonのギフトカード2,000円分と交換が可能。イベントに参加することで就活に有益な情報を得ながら現金同等の価値のポイントがゲットできるため、アカリクの電話も上手に活用しましょう。
「電話が多すぎて困る」という場合は、担当者に伝えることでメール連絡にしてもらえたり、電話の時間を変更してもらったりと調整も可能です。
アカリクを利用するメリット
実際に登録し、他の就活エージェントと比較して分かったアカリクのメリットを以下にまとめました。
- 研究内容やスキルを活かせる企業求人が多い
- 自己分析ツール「アカリク診断」が無料で使える
- 理系就活に役立つコラムや動画やコンテンツが充実
研究内容やスキルを活かせる企業求人が多い
アカリクのメリットには、「研究内容やスキルを活かせる企業や求人が多い」ことがあげられます。
実際にアカリクに登録している主な企業は以下のとおりです。
LINE・サイボウズ・ソニー・住友化学・SuperShip・トヨタ自動車・フューチャー・マクロミル・中外製薬・島津製作所・IBM・富士通クラウドテクノロジーズ・AGCテクノグラス株式会社・AsahiKASEI・大日本住友製薬株式会社(現:住友ファーマ)・第一三共・ディーエヌエー・FURUKAWA electric group・オムロン・セガ・豊田自動織機・ヤフー・ジャパン・ヤマハ など
引用:アカリク
院生やポスドクを積極的に採用したいという企業が、3,000社以上登録されています。
また、技術やスキルを評価してくれるアカリクならではの選考ルートがあるので、自分の研究内容を活かせる企業を見つけやすいのが強みです。
他社では、10,000件以上の求人を取り扱うエージェントもありますが、特に院生や理系に焦点を当てていないため、そこから研究内容とマッチする求人を見つけるのは至難の技。
アカリクを使うことで、自分と関係ない職種はある程度除外されるため、効率よく就活が進められます。
自己分析ツール「アカリク診断」が無料で使える
アカリクのメリットには、自己分析ツール「アカリク診断」を無料で使用できることもあげられます。
アカリク診断は「大学院での経験や得た能力のアピール方法が分からない」「自身の強みや弱みが何かピンとこない」という大学院生のために開発されたツールです。
自身の立ち位置確認の機能や、自己PRに役立つアドバイスがもらえるので、就活をする上で自信が持てないという人は使ってみるとよいでしょう。
実際にアカリク診断を行ってみると、以下のような質問が50問ほど出題され、「当てはまる・当てはまらない」などの該当箇所にチェックを入れます。
- 国内の査読論文の執筆を計画的に行なっている
- 知らない土地や行ったことのない海外にも行くようにしている
- 自分の判断に自信があるときは、大きなリスクを冒すことも出来る
- バランスのとれた食事をしている
他社エージェントにも自己分析機能は存在しますが、論文や研究に対する姿勢や意気込みを聞き取ってもらえるのはアカリクならではです。そして、日常生活に関することまで幅広い内容で出題されるので、仕事と私生活のワークライフバランスを保てるように分析を行ってもらえます。
自分がどんなことが向いているのかや、自身では気付きにくい強みや弱みが分かる分析結果が出るのは、回答開始からわずか10分以内。「電話で相談するのはハードルが高い」と感じる人にもおすすめです。
理系就活に役立つコラムや動画やコンテンツが充実
またアカリクのメリットには、「理系就活に役立つコンテンツが充実している」こともあげられます。
アカリクに登録すると、理系就活に役立つコラムや動画が無料で見放題です。
特に、アカリクと産経新聞が共同で手掛けている動画You Tube「理系の歩き方」は、理系博士を対象にインタビューが行われ、今後のキャリアの手本としても参考になります。
理系専門家の話を聞けるコアな内容はアカリク独特のサービス。
コラムでは、集団面接の対策やOB訪問メールの書き方といった就活の基礎的内容から、研究室訪問でのマナーといった理系院生に特化したものまで500以上の記事を閲覧できます。
動画やコラムは、休憩時間や通学などの隙間時間にも利用しやすいので、ぜひ役立ててみてください。
アカリクを利用するデメリット
メリットとは反対に、実際に利用してみて分かったデメリットをまとめました。
- 文系職の求人は少なめ
- 高いスキルが必要な求人もある
文系職の求人は少なめ
アカリクに登録して感じたデメリットは、「文系職の求人は少なめ」ということです。
というのも、アカリクは理系の大学院生やポスドクに重点を置いたサービスであるため、一部に法人営業といった文系職の求人もありますが数は少なめです。
アカリクに登録している企業は理系職となるため、掲載求人の大半が理系向けになっています。
ただ、文系院生が就活に活用できるコラムや、理系院生が文系職に就くための就活方法など、「文系」に関する情報も豊富に掲載されています。
どのコラムも文系院生へのメッセージ性が高く役立つものばかりなので、文系職に就職希望の場合も登録をおすすめします。
高いスキルが必要な求人もある
アカリクのもう1つのデメリットは、応募するのに「高いスキルを必要とする求人がある」ということです。
自分の条件に合った求人でも、「研究において成果を上げている」や「学会での入賞経験が必須」など、高い実績やスキルを求められるケースがあります。
応募条件をよく確認してから準備を進めないと、「自分は応募スキルに達していなかった」という事態になるため注意が必要です。
しかし、全ての求人で高いスキルを求められる訳ではありません。中には、応募条件が「IT能力の向上のために惜しまず努力することができる方」と、実績にとらわれずにやる気を重視する企業も見られました。
希望する求人の応募条件が、自身のスキルとマッチするかをチェックしましょう。
アカリクの利用がおすすめの人
アカリクに実際に利用してみて、「利用をぜひおすすめしたい!」と感じた人の特徴は以下のとおりです。
- ハイクラス企業への就職を希望する人
- 理系職や研究職の中でもどんな仕事につきたいか分からない人
ハイクラス企業への就職を希望する人
アカリクの利用をおすすめする人は、「ハイクラス企業への就職を希望する人」です。
一般的にハイクラス企業の基準は「年収800万円以上」とされています。アカリクには、理系研究職を取り扱う求人の中でも大手企業と提携しているため、収入や休みなど待遇がしっかりとした企業を狙いやすいです。
TOYOTAやSONY、SHARPといった大手日系メーカーや、AmazonやLINE、Yahoo!など世界規模で活躍できる大手企業と出会えます。
「理系職でハイクラスを目指したい!」と意気込む人は、登録をおすすめします。
理系職や研究職の中でもどんな仕事につきたいか分からない人
アカリクの利用は、理系職や研究職の中でも「どんな仕事につきたいか分からない人」にもおすすめです。
理系職といっても、研究開発職や技術設計職、技術営業、エンジニアなど様々な職種が存在します。ある程度のイメージはできそうですが、まだ自分が知らない仕事内容や企業が埋もれているかもしれません。
アカリクには、自分に興味を持った企業側から「気になる!」をクリックしてもらえます。
「気になる!」は、自分では考えもしなかった分野や企業からのアプローチされることもあるため、就活する上で新たな気づきに繋がります。
また、興味のある企業が見つかったら「気になる!」ボタンを押しておくと、企業からも目にとまりやすくなり、スカウト連絡に発展することもあります。
興味はあるものの、スキルや知識不足かな…と自信が無い場合も「気になる!」機能を活用して企業の反応を見ることも可能です。
アカリクをおすすめしない人
アカリクを使ってみて分かった「登録をおすすめしない人」の傾向をまとめました。
- 文系職に就きたい人
- プロフィールや研究内容の登録が面倒な人
文系職に就きたい人
アカリクは、文系職の求人は少なめなので、「文系職に就職したい人」にはおすすめ度が低めです。営業や人事といった理系以外の求人も見られましたが、ほんの一部の取り扱いでした。
ただ、アカリクには文系職への就職希望者向けのコラム掲載や文系理系関係なく、面接やエントリーシートの書き方など就活のノウハウを学べるイベントが多数開催されます。
また、アカリクには、サービスを活用するとAmazonの商品券に交換できる「アカリクポイント」が貯まる仕組みになっています。
<ポイント獲得例>
- 簡単なアンケートに答えるだけで30ポイント
- 企業に足跡をつけるだけで2ポイント
- ポイント対象イベントに参加すると2000ポイント など
就活のノウハウを学ぶと同時にポイ活もできるので、文系職への就職希望組も登録しておいて損はなさそうです。
プロフィールや研究内容の登録が面倒な人
「プロフィールや研究内容の細かい登録が面倒」と感じる人にも、あまりおすすめできません。
アカリクの特徴は、企業からのスカウトが受けられたり、コーディネーターから自分にマッチする求人を紹介してもらえたりすることです。しかし、プロフィールや研究内容が充実していなければスカウトもおすすめの求人も受けることができません。
アカリクでは、名前や住所などの基本情報の他に、以下のような詳細をプロフィールで登録します。
- 在籍情報
- ITスキルについて
- 希望・ビジョン
- 自己PR
- 研究テーマに関する詳細
- 研究テーマに関する知見
- インターン等の経験やその他経歴
- 語学スキル
上記のように項目が細かく分かれているため、忙しい院生にとっては負担に思う人もいるでしょう。
ただ上記の内容は、就活をする上で履歴書やエントリーシートを作成するのに避けては通れない内容です。アカリク内で作成を終わらせてしまえば、就活でも使える上にスカウトや求人紹介も受けられるため一石二鳥。
イベントやセミナーにも登録したプロフィールや研究内容を活用できるので、1度登録を終わらせれば企業へのアピールにも使えます。
研究テーマに関してはフリー記入ですが、例文も掲載されているので自分の言葉で書くのが苦手という人でも活用しやすくなっています。
アカリクの登録方法と利用の流れ
ここからは、アカリクの登録方法と利用の流れを解説していきます。
- メールアドレスを登録する
- 基本情報や在籍状況・研究内容の入力をする
- スカウト・求人紹介機能を利用する
メールアドレスを記入する
はじめに、アカリクの登録サイトからメールアドレスを登録します。
画像引用:アカリク
登録したメールアドレス宛に、本登録用のURLが記載されたメールが届くので認証し、パスワード設定を行います。
サービス利用中は、登録したメールアドレスに企業からのスカウトやおすすめ求人の連絡が届くため、普段よく利用するアドレスの設定がおすすめです。ただ、LINEとの連携も可能なので、普段メールをあまり使わないという場合はLINE登録も行っておくと便利です。
迷惑メール防止設定をしていると本登録用のメールが届かないので、登録を済ませるまでは一時的に解除しておきましょう。
基本情報や在籍状況・研究内容の入力をする
次に、基本情報や原籍状況、研究内容など細かいプロフィールを入力していきます。
画像引用:アカリク
画像引用:アカリク
上記の基本情報と在籍情報の入力は必須で、こちらの入力を済ませないとアカリクのサービスは利用できません。
以下の項目の記載は自由なので、入力していなくてもサービスの使用は可能です。
画像引用:アカリク
ただ、プロフィールを充実させるほど企業からのスカウトは届きやすくなるので、就活をスムーズに進められます。現に登録した直後、「実際にスカウトを受けている人のプロフィール入力の充実度は62%、もっとプロフィールを充実させてスカウトをもらおう」といったアドバイスが届きました。
特に希望ビジョン・研究の項目は企業からの注目度が高いため、登録と同時に入力を済ませておきましょう。
スカウト・求人紹介機能を利用する
ここまでの登録や入力が終わったら、実際にスカウトや求人紹介機能を利用してみましょう。
あなたに興味を持った企業やおすすめ求人が見つかった場合にメール連絡が来るので、1日1回はチェックするようにしましょう。
「プロフィールや研究内容を充実させたのにスカウトやおすすめ求人が来ない」という場合は、就職相談機能も活用できます。
就職相談では、研究内容や志向性のヒアリングの元、まだアカリクに掲載されていない企業からの求人を個別に紹介してもらえます。
他にもイベント・セミナーやお役立ちコラム、自ら就職先を探す求人検索機能などアカリク内のサービスを使いながら就活を進めていきましょう。
就活を円滑に進めるには他のエージェントにも登録する
就活をよりスムーズに進めるためには、他の就活エージェントにも登録しアカリクとの併用をおすすめします。
就活エージェントは、サービスによってそれぞれ強みが異なります。
アカリクは、理系の大学院生やポスドクに特化したサービスですが、内定率の高さを重視するエージェントや、内定までのスピード感に注力する会社など特徴は企業によって様々。
エージェントの併用によって、それぞれのサービスの良いとこ取りができるので、より円滑に就活が進められます。
おすすめの転職エージェント
アカリクとの併用をおすすめするエージェントを紹介します。
エージェント名 | 特徴 | おすすめする人 |
LabBase(ラボベース) | 理系大学院生に特化をしたサービス | 理系求人の視野を広げたい人 |
キャリアパーク | 最短7日間のスピード内定 | とりあえず1社目の合格が欲しい人 |
JobSpring(ジョブスプリング) | 丁寧なカウンセリングと徹底した選考対策 | 1人で就活を進めるのが不安な人 |
自分の不足している部分を補えるサービスが備わった就活エージェントと併用するのがポイントです。
アカリクでよくある質問
以下では、アカリクの利用に際してよくある質問と回答を紹介します。
- 入会金や利用料金は掛かりますか?
- 退会するためにはどうすれば良いですか?
- イベントやセミナーのキャンセルはできますか?
- 学部生でも利用できますか?
入会金や利用料金は掛かりますか?
アカリクには、入会金や利用料は一切掛かりません。
イベント・セミナーへの参加やアドバイザーとの面談、動画視聴、どれも無料で利用できます。
退会するためにはどうすれば良いですか?
アカリクにログイン後、ページ下部の「よくあるご質問」をクリックし、「Q. ログイン・登録内容・退会方法について」を選択します。
「Q.アカリクを退会したいのですが、どうしたら良いですか?」をタップすると、退会申請ページを案内され、そこから退会が可能です。
アカリクでは、サービスの停止を希望する場合以下の3つから条件を選べます。
<アカリク利用停止の条件>
- メール配信停止:登録アカウントへのアカリクサービスのメール配信を停止(その他各種機能は引き続き利用可)
アカリク利用停止:プロフィールは企業に対し非公開、企業からのスカウト、メール配信なども停止(再度ログインで利用化)
アカウント削除:アカウント情報を削除(再度利用する際は、新規アカウント作成)
アカウントを削除して完全に退会することもできますが、登録情報を残したまま利用を停止させることも可能です。
アカリクは大学院卒の人の転職にも使えるので、就活を終了した場合でもアカウント削除ではなく利用停止をおすすめします。
イベントやセミナーのキャンセルはできますか?
イベント・セミナーのキャンセルは、Web上で自由に行なえます。
ログイン後、「イベント申し込み状況」のページから欠席したいイベント・セミナーを選択し、キャンセルボタンを押すとキャンセルが受付られます。
ただ、「イベント中の途中入場や途中退場はご遠慮ください」と注意書きがあるため、なるべくイベント全体に参加できるスケジュール調整を心掛けましょう。
学部生でも利用できますか?
アカリクは学部生でも利用できます。
イベント・セミナーの一部には学部生を対象にしたものもあるので、院生になる前から活用しておくと今後の就活がスムーズになります。
学部生に向けたコラム記事も掲載されているので、ぜひ役立ててみましょう。
<アカリクの学部生向けコラム> 修士や博士は少ない?データから見る大学院生と学部生の違い 大学院修了後(修士)の就職は不利?学部卒とどちらが就職しやすいか など |
検証結果!アカリクはサービスの質が高すぎてやばかった!
アカリクはなぜ「やばい」と言われるのか。実際に登録して検証して分かった理由は以下のとおりです。
- 研究内容がそのまま就活に活かせる
- スカウト機能がとにかく便利
- 企業と直接やり取りが可能
- 年間100回以上のイベント・セミナー
- アドバイザーが院卒率が高め
- こまめに電話がもらえる
上記のように、忙しい大学院生やポスドクの事情を理解して効率よく就活が進められるサービスが充実しています。アカリクは良い意味でやばい就活エージェントであることが分かりました。
登録者数は15万人を超え、今や就活をする大学院生の3人に1人が利用している理系院生にとって欠かせないサービスとなっています。
アカリクに登録に出遅れると、本当の意味で「就活が進まなくてやばい!」ことになってしまうかもしれません。
研究と就活を両立させたい人、これまでの遅れを取り戻したい人は、ぜひ登録をおすすめします。