本サイトは一部プロモーションを含みます

24卒・航空業界の就活はどうなる?【コロナ禍からの復活はあるのか?】

「無料ですぐに就活サポート&ESなしの特別推薦枠多数あり!」→詳細はコチラ

「航空業界に華やかなイメージがあるけど、実際に内定をもらうのは難しそうだよな…」

こう考えている就活生の方はいらっしゃいませんか?

たしかに航空業界は就活生にとって非常に人気が高く、入社するための倍率も高いです。

それでも航空業界に興味がある方向けて、本記事では以下の内容をご紹介します。

  • 航空業界の職種別の仕事内容
  • 航空業界が向いている人の特徴
  • 航空業界に就職するメリットやデメリット

コロナ禍で業界全体の動向も激変しているので、動向をつかみつつ、自分に向いている職種を選べば内定も夢ではありません。

記事の最後の方で職種ごとの年収や給料、ボーナスも紹介しているので、ご覧ください。

航空業界とは?仕組みを解説

航空業界は、航空会社と空港運営会社の2つから形成されています。

1つ目の航空会社は、自社の航空機を運用して旅客や貨物を目的地へと運ぶ役割を担っています。地域と地域をつなぐ重要な運び手として、世界中の人に利用されています。

航空会社は、メガキャリア(全日空、日本航空など)とLCC(ピーチやジェットスターなどの格安航空会社)の2つに大分されます。

2つ目の空港運営会社は、その名の通り空港の運営および治安維持を担う会社です。具体的にいえば旅客ターミナルの建設や管理、駐車場や空港内ショップの運営、セキュリティシステムの管理などを行います。

代表例としては羽田空港を運営する日本空港ビルデング株式会社、関西国際空港および大阪国際空港を運営する関西エアポート株式会社などが存在します。

航空業界の仕事内容

航空業界には、代表的にいえば4つの職種があります。

  • パイロット
  • 航空機統制
  • 審査および管理
  • 接客

パイロット

パイロットは、飛行機の操縦をして旅客や貨物を目的地へと運ぶことがメインの仕事です。

もちろん操縦だけではなく、航空機の運行計画を承認するなど、航空機の運行自体に責任を持ちます。

航空業界の中でも客室乗務員と並ぶ花形の職業です。

ただ、乗客乗員の命を預かるため責任が重く、生半可な気持ちではできない仕事です。

航空機統制

航空機を統制する仕事として、

  • 航空機の運行を統制する航空管制官
  • 飛行機の運航プランを作成するディスパッチャー
  • 到着した飛行機を誘導するグランドハンドリング

などが存在します。

航空管制官は、気象レーダーや航空レーダーをもとに飛行機の運行をします。パイロットとの通信も行うため、「飛行機と地上をつなぐ仕事」ともいえます。

ディスパッチャーは、気象状況や乗客数、他の飛行機との兼ね合いなどをもとに、飛行機の運行計画を作成します。計画をパイロットへ提示し、パイロットからの許可が降りれば無事に運行計画完成です。

グランドハンドリングは、航空機の駐機スポットで仕事を行います。到着した航空機の誘導、燃料の給油、貨物の積み下ろしなどを行います。

まとめると、出発前はディスパッチャー、運行時は航空管制官、到着後はグランドハンドリングが航空機を統制します。

審査および管理

空港での外国人の出入国の審査を行う入国審査官、手荷物検査を行う税関職員などが存在します。

入国審査官は、空港でパスポートやビザの確認を通して、外国人の出入国の審査を行います。出入国に問題があれば、該当者を空港スタッフに引き渡します。

税関職員は、空港の手荷物検査場で、すべての手荷物の検査を行います。金属探知機を用いて、旅客が危険物を持っていないかどうかも調査します。

入国審査官・税関職員ともに、空港および国の治安を守るため、非常に重要な責務を担っています。

接客

接客の仕事は、客室乗務員やグランドスタッフが担当します。

客室乗務員は機長や副機長とともに航空機に搭乗し、乗客に接客します。

グランドスタッフは到着前、到着後の乗客にサービスを行います。

最もお客さんと関わるのもこちらの仕事です。

 

他にも、航空機の部品を製造するメーカー、飛行機を点検する整備士など、多くの職業が存在します。これほど多くの職種の方々が携わりながら航空業界は成立しています。

航空業界に必要な資格や経験

航空業界では、専門的な職種に限り、特殊な資格が必要です。

まずはパイロット。パイロットになるためには、「操縦士技能証明」と「航空身体検査証明」の2つを取得している必要があります。

次に航空管制官ですが、国土交通省が行っている航空管制官採用試験に合格する必要があります。また外国人パイロットとも交信できるよう、一定レベルの英語も習得する必要があります。

そして航空整備士においては、航空整備士、航空運航整備士、工場整備士に分けられますが、それぞれに資格取得が必要です。

その他の客室乗務員などの仕事で、特別な資格が求められることはあまりありませんが、航空業界に携わる以上欠かせないのが語学の資格です。

航空業界は世界中の方々と関わる仕事です。だからこそ世界の公用語となっている英語のスキルがあれば、グッとコミュニケーションも楽になるでしょう。フランス語や中国語の習得経験があればさらに強固な武器となります。

航空業界が向いている人の特徴

航空業界は、

  • 誰とも分け隔てなくコミュニケーションが取れる人
  • 責任感が強く、与えられた仕事をきちんとこなせる人

が向いているといえるでしょう。

まず客室乗務員やグランドスタッフなどの接客業に就いている人は、国籍や老若男女問わずたくさんのお客さんと接することになります。

また接客業以外の職種に就く人も、スタッフやパイロットなど、業界内の方とたくさんコミュニケーションを取ります。あまり人見知りせず、人と話すことが好きな方は航空業界に向いているといえるでしょう。

また、航空業界の仕事をこなすには「責任感の高さ」も重要です。

航空業界は人命を預かる業界です。1つのミスが重大な事故につながる恐れもあります。だからこそ普段の仕事一つひとつに責任感を持って取り組めるかどうかも、非常に重要な要素になってきます。

航空業界の魅力や就職するメリット

まとめ:就活はモチベーションを保って成功させよう

航空業界は、国籍や老若男女問わず、多くの人と関わることができることがとても魅力的です。コロナの状況にもよりますが、これほど多くの方々と関われる仕事もなかなかないでしょう。

またコロナ禍の以前には日本人だけで出入国者数が2000万人を超えるなど、飛行機は重要な交通網となっています。だからこそ、この規模感を誇る業界で仕事できることはやりがいがあります。

そして年収も他の業界と比べれば比較的高水準ですので、やりがいと収入の多さを両立させるには最適な仕事といえるでしょう。

航空業界の大変さや就職するデメリット

航空業界に就職するにあたって大変なことは、航空業界で勤務するうえで求められる責任が非常に重いことです。「航空業界が向いている人の特徴」でもご説明したように、航空業界はお客様の人命を預かる仕事です。そのため生半可な気持ちでは仕事は務まらず、プレッシャーにさらされる機会も多いです。

次に航空業界に就職するデメリットは、航空業界が経済状況や世界情勢に影響を受けやすいことです。コロナ禍で航空業界が苦境に陥り、一部の会社は倒産してしまったことも記憶に新しいのではないでしょうか。現在もコロナ禍以前に完全に戻ったとは言い難い状況です。

よって、安定思考の方は別の業界も検討してみることをおすすめします。

航空業界の有名企業ランキングTOP4

航空業界の有名企業として、以下の4社が挙げられます。

  • 全日空(ANA)
  • 日本航空(JAL)
  • スカイマーク
  • ピーチ

全日空(ANA)

メガキャリアのひとつとして日本の航空業界に君臨する全日空(ANA)。

「常に挑戦者であれ」というスタンスで、ここまで積極的に事業拡大をおこなってきました。

なお現在はANAがLCCブランドを設立し、2023年より開始することになりました。

マルチブランド戦略でこれからも歩みを進めていくようです。

日本航空(JAL)

ANAに肩を並べるメガキャリアとして著名な日本航空(JAL)。

日本航空はとにかく「お客さまファースト」の色が強いです。常にお客様を第1に置いたサービスを展開しています。

それを裏付ける証拠として、2017年のJCSI調査(日本生産性本部の顧客満足度指数調査)では、「顧客満足」「ロイヤリティ(再利用意向)」部門で1位を獲得しています。

スカイマーク

スカイマーク株式会社は全日空、日本航空に次ぐ乗降客数(2020年度)を誇る会社です。

どちらかというとメガキャリアというよりはLCC寄りの会社にはなっていますが、サービスと航空料金の安さを両立している会社といえます。

また2019年には、世界の航空会社定時運航率ランキングで世界3位になるほど、飛行機の運行の面でも高い信頼性を誇っています。

ピーチ

日本を代表するLCCとして真っ先に名前が挙がるのが、ピーチでしょう。

ピーチは2012年に設立した会社で、圧倒的な航空券の安さで10年に渡り航空業界を席巻してきました。

「空飛ぶ電車」をコンセプトに、圧倒的な低運賃で人々が旅行に行ける様な環境構築を目指している様です。

2022年8月からは大阪〜ソウル間で国際線を復活させるなど、今後の進展が楽しみな会社のひとつともいえます。

航空業界の志望動機の書き方

志望動機は、以下2つのステップに沿って記入していきましょう。

①「航空業界」を志望する理由を記入する

そもそも航空業界は運送業界の一種ですので、まずは「運送業界の中でも航空業界を選んだ理由」を明確にするとよいです。

注意点として、鉄道業界や自動車業界でもできることを志望動機に書いても意味がありません。どうして他業種ではなく航空業界を選んだのか、自分がこの業界で働く上でどのようなビジョンがあるのか、を明確にしていきましょう。

②「自分が受ける会社」を志望する理由を記入する

航空業界を志望する理由を記入できたら、次は自分が受ける会社を志望する理由を記入していきましょう。

先ほどご説明したように、航空業界の中でも航空会社と空港運営会社が存在しますし、具体的な企業名を挙げていけばキリがありません。

だからこそ航空業界の中でも、自分が受ける会社自体を志望する理由も明確にしていきましょう。

また会社によって、当然理念や社風なども大きく異なります。企業分析を繰り返し、受ける企業のことをよく理解した上で、自分がどう貢献できるかアピールしていきましょう。

航空業界の自己PRの書き方

航空業界で勤務する上では携わる人の人数が非常に多いので、コミュニケーションスキルや対人能力、相手が求めていることを読み取る能力を自己PRにしましょう。

具体的には自己PRを書く際も、自分が組織の中で他人と協力し、どのような実績を残したのかアピールできるとよいでしょう。独力でなにか成し遂げた経験よりも、人事の方により納得してもらえると言えます。

航空業界の年収や給料!ボーナスはいくら?

年収

賃金構造基本統計調査によると、パイロットの年収は1072万円、客室乗務員の平均年収は409万円となっています。また航空管制官の年収は年齢にもよりますが、600万円〜700万円と言われています。他の職種でも、年収は400万円〜700万円が相場となっています。

月収

月収は、単純計算でパイロットならば70万円〜80万円、その他の職種ならば30万円〜40万円と考えるのが自然でしょう。

ボーナス

ボーナスは、コロナ禍以前では月収の3〜4ヶ月分が一般的でした。

ただいまではコロナ禍で航空会社は大打撃を受け、ほとんどの主要航空会社がボーナスのカットを行なっています。

特にANA(全日空)は、2021年度のボーナス全カットを労働組合に提案するなど、厳しい財政状況となっています。コロナ禍以前のボーナス待遇に戻るには、まだまだ時間がかかりそうです。

航空業界の動向や今後の将来性は?

大手航空会社、LCCともにほとんどの会社が業績赤字を抱えており、現在の状況だけ見れば不安定な状態が続いています。

ただ、訪日外国人の水際対策緩和、さらには国内線の復活などで飛行機の運行本数も増えてきているので、現代はコロナ禍以前への復活の段階にある、と言い換えることもできます。

航空業界のよくある質問

航空業界のよくある質問を3つご紹介します。

  • 業界分析はどのように行えばよい?
  • 企業分析はどのように行えばよい?
  • 航空業界は文系or理系でも活躍できる?

業界分析はどのように行えばよい?

まずは航空業界の構造を理解しましょう。

現状の航空業界は全日空と日本航空の寡占状態となっていて、いくら地位を高めているとはいえLCCにとっては厳しい状態が続いています。

またLCCの中でも全日空や日本航空が出資しているものもあります。もちろん独立しているLCCも存在しますが、全日空と日本航空を2軸に業界分析を行うと効率がよいです。

企業分析はどのように行えばよい?

一番効率のよい企業分析の方法が、「実際に航空機に乗ってみて、感じたことをまとめる」ことです。

航空会社によって料金やサービスは大きく異なりますし、当然「料金がサービスに見合っているか」も分かります。

実際にサービスを受けてみたりして、企業によって目指すものがどのように違うのか把握しましょう。

航空業界は文系or理系でも活躍できる?

文系でも理系でも航空業界で活躍することは可能です!

▷文系の場合

文系で航空業界を目指す場合、主なターゲットとなる職種は接客や営業、管理の仕事になるでしょう。

パイロットなどの専門職になるためには理系の知識も必要となるので、文系から目指す人は少ないです。

ただ全日空や日本航空では、未経験でも応募可能な自社養成パイロットを若干数募集している場合があります。また専門職の中には、一度採用されてから資格を取得するといった流れで就任できるものもあるので、文系だからといって専門職を敬遠する必要はありません。

▷理系の場合

理系の場合は文系とは逆で、パイロットや航空管制官を目指す人が多いでしょう。また航空整備士などを志望される方も多数存在します。

もちろん理系の方でも接客や営業職で勤務されている方もいらっしゃいます。

▷まとめ

航空業界は花形の職業が多く、コロナ禍とはいえ就活で志望する学生も多数存在するでしょう。

一度はコロナ禍で採用活動が縮小しましたが、2023年卒より日本航空が客室乗務員の採用を再開しました。全日空でも採用活動が再開されるなど、すこしずつコロナ前の水準に戻ってきています。

さらに政府も水際対策を緩和し、訪日外国人も少しずつ増えてきて業界に活気が戻ってきているからこそ、航空業界への就職活動はまた激戦区となることも予想されます。だからこそ早め早めに対策を始めて、内定の切符を掴み取りましょう。

TOP