あなたは、就活での「正しいメガネ」をご存じでしょうか?
さまざまなデザインや色がある「メガネ」は、顔の大部分を占める、機能とファッション性を兼ね備えたアイテム。就活における面接の場面では、「面接官にどれだけ好印象を与えられるか」が、とても重要ですよね。
「第一印象は3秒で決まる」ということを耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?
自分の印象を左右する メガネ の選び方で、面接官のあなたへの「第一印象」が決まるといっても過言ではないのです!
この記事では、就活における 気になるめがね事情 について説明します。
メガネ選びのポイントを抑えて、相手に与える印象を磨いていきましょう!
メガネを避けた方がよい業界もある
そうはいっても、「メガネをかけるべきでない」業界もあるため、最初にそちらを押さえておきましょう。3つ例を挙げていきます。
- 航空業界(客室乗務員、パイロット)
- 着物業界
- 化粧品業界
最初に、業務の特性上メガネをかけることができない職種です。客室乗務員の場合、機外への脱出が必要な緊急時、万が一メガネを落として乗客の避難の妨げになることを避けるという、安全上の理由があげられます。
また、着物を着る職業や化粧品業界では、より明るい印象を与えるために、目元をすっきりと演出できるコンタクトレンズが好まれる場合もあります。
このように、着用を避けたほうが良い業界がある一方で、メガネには「知的な印象を与える」というメリットもあります。
志望する業界において、実用性と見た目の観点から、まずは「メガネを着用すべきか否か」を判断しましょう!
就活めがねの選び方
さて、メガネにはさまざまなバリエーションがありますが、就活ではどのように選べば良いのでしょうか?
- 素材
- 色
- 太さ
- デザイン
こちらの観点ごとに、それぞれ簡単に説明します。
メガネの「素材」
メガネの素材にはさまざまなものがありますが、現在の主流は大きく分けると
- メタル素材
- プラスチック、樹脂素材
になります。
メタル素材
すっきりしてシャープなデザインが多く、特にチタンやステンレスは、軽くて錆びにくいという機能性も兼ね備えています。
改まった印象を与えることができるため、ビジネスシーンには最適です。
プラスチック、樹脂素材
プラスチック、樹脂素材は、「セル素材」と呼ばれることもあります。
カラーが豊富でお洒落なデザインが多く、やわらかい印象を与えることができるため、堅苦しさの少ない、カジュアルな企業であればOK。
メガネの素材が変わると、相手に与える印象も変化します。あなた自身の「なりたいイメージ」に合わせて素材を選んでいきましょう。
メガネの色
最近ではカラーバリエーションが豊富なメガネが多く、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。そこで、「最適な色の選び方」を説明します!
まず、選ぶ際に大切なのは、
- 面接というフォーマルな雰囲気にあったもの
- あなたの肌の色にあったもの
という2つの観点です。
フォーマルな雰囲気に合ったカラー
基本的には、
- 黒
- こげ茶
- 暗めのネイビー
といった、無難でスーツになじむカラーを選ぶと間違いありません。洗練されたシンプルさを意識しましょう。
あなたの肌の色に合ったカラー ~パーソナルカラー~
無難なカラーを選ぶ以外にも、あなたに合った色を選ぶことも大切です。
ここでポイントとなる「パーソナルカラー」について、簡単に説明していきます。
身に着けることで得られる効果
- 美肌効果
→くまやそばかす、しわなどのネガティブ要素を目立ちにくくし、肌に透明感を与える - 小顔効果
→フェイスラインをひきしめ、顔に立体感を与える - 目力を強める
→瞳の印象が強くなり、まつげが強調される - 好印象効果
→肌や髪がきれいに見える清潔感、色彩の調和の取れた印象を与える
このように、パーソナルカラーのアイテムを身に着けることで、さまざまな効果を得ることができます。
診断結果
まず、「アンダートーン」という 2種類の基調となる色のグループ に分けられます。
- イエローベース:黄み寄りの色
- ブルーベース:青み寄りの色
そこから、「4シーズン分類」という4つのグループに細分化されます。
イエローベースは
- Spring(スプリング):明るくフレッシュな色調
- Autumn(オータム):深みがあり、立地感のある色調
ブルーベースは
- Summer(サマー):さわやかで涼しげな色調
- Winter(ウィンター):大胆ではっきりした色調
となります。
パーソナルカラーは生まれ持ったまま変化することはないので、メガネのカラー選択はもちろんのこと、洋服や髪色、男性であればネクタイの色など、さまざまなアイテム選びにも役立ちます。
専門サロンなどで簡単に診断できるため、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
顔の印象に大きな影響をもたらすメガネの色。面接という大切な場面にふさわしく、かつあなた自身をよりよく演出してくれるカラーを選びましょう!
太さ
フレームの「太さ」を正しく選ぶことも重要です。
- 太いフレーム:存在感がありインパクト大
- 細いフレーム:顔なじみが良く落ち着いた雰囲気
と、太さによって与える印象が大きく異なります。
ただし、今回は就活でのメガネ選びということで、フレームが太すぎる場合は「カジュアルすぎる」というデメリットもあります。自分にあった太さを選ぶため、店頭でスタッフの方に相談してみるのも良いでしょう。
デザイン
メガネのデザインでも特に重要なのが、メガネフレームの種類。
先ほど説明した フレームの素材 に加え、フレームのデザインそれぞれに特有の魅力があります。まずは、デザイン自体が与える印象を知り、その後は「あなたの顔に合ったデザイン選び」のポイントを詳しく解説していきます!
メガネの7つの形を覚えておこう
基本的なデザインとなる、メガネのフレームは以下の7種類です。
- ラウンド
- ウェリントン
- スクエア
- ボストン
- ブロウ(サーモント)
- フォックス
- オーバル
特徴と与える印象について、それぞれ見ていきましょう。
ラウンド
真円に近い形であり、レトロな印象を与えます。いわゆる「丸メガネ」を指します。
基本的にどの顔型にも合うデザインですが、個性的でファッション性が強いため、フォーマルな場面では避けられる傾向にあります。
ウエリントン
正方形に近い逆台形。大きめのシルエットでありながらも、クラシックな形であることが特徴です。
そのため、フォーマルな場面、カジュアルな場面、どちらにもなじめるデザインになっています。
スクエア
角の目立つ四角い形で、その名の通りのスクエア。シャープにみせることができ、クールな印象を与えます。
知的で洗練されたそのシルエットは、特にビジネスシーンでよく好まれます。
ボストン
丸みのある逆三角形のシルエットは、都会的でありながらも柔らかな印象を与えます。顔の縦幅がコンパクトに抑えられるため、バランスをチェックしてみることもおすすめ。
ウェリントン同様クラシックな形で、フォーマル、カジュアル両方になじみます。
ブロウ(サーモント)
フレーム上部にある、眉のような強調されたデザインが特徴です。
目元にインパクトがありながらも知的な印象を与えることができるため、フォーマルでもカジュアルでも使用できます。
フォックス
目じりに向かって両端がつり上がる、スタイリッシュなデザイン。
インパクトが強く、個性的な印象を与えるため、フォーマルな場面では避けた方が良いでしょう。
オーバル
楕円型で、最も基本的な誰にでも似合う便利な形です。
柔らかい印象を与え、かつ無難なデザインであるため、フォーマルとカジュアルどちらでも使うことができます。
顔型に合わせたフレーム選び
7種類のデザインを紹介しましたが、「色々ありすぎて選べない…」と感じた方も多いのではないでしょうか?
実は、あなた自身の「顔の形」も、メガネ選びの重要なポイントとなるのです。
- 丸型顔
- 三角顔
- 四角顔
- 面長顔
- 卵型顔
5つのタイプごとの特徴と、それに合うデザインを紹介します。
丸顔:スクエア、ウェリントン
縦より横の比率が高く、柔らかくて可愛らしい印象を与えます。
直線的なラインのデザインを選び、バランスを取ると良いでしょう。
面長顔:ウェリントン、ボストン
ほっそりしたフェイスラインが特徴で、なじみやすく、かつ大人っぽい印象を与えます。日本人の大半がこのタイプです。
フレームとフェイスラインを近づけることで、バランスを取ることができます。
三角顔:オーバル
あごがほっそりしていて、クールで頼れる印象を与えます。
フェイスラインに合わせたデザインで、それを引き立たせることができます。
四角顔:オーバル、ラウンド、ボストン
縦より横が長く、小さなあごが特徴です。男性的でありながらも、おおらかで温かみのある印象を与えます。
フェイスラインがはっきりしているため、曲線的なフレームだとバランスをとることができます。
たまご型:どれでもOK
縦と横の長さが同じ1:1の比率は、バランスの良い理想的な形です。卵のような丸みのあるフェイスラインは、優しい印象を与えます。
どんな形のデザインも似合うため、自分のなりたいイメージからメガネを選ぶと良いでしょう。
就活の際のめがねの注意点
ここまで、就活におけるメガネ選びのポイントを紹介してきました。
こちらでは、面接などの重要な場面でメガネを着用する際の4つの注意点、
- 派手なものは避ける
- 汚れや傷に気をつける
- 予備を用意しておく
- 証明写真と同じものをつける
について解説します。メガネを使って就活に臨まれる方は、ぜひチェックしてください!
派手なものは避ける
前述したメガネの色選びにあったように、就活では黒や暗めのネイビー等を選ぶことをオススメします。派手すぎるカラーの場合、面接官から社会性や一般常識がないと判断されてしまうこともあるのです。
「シンプルなカラー」を選ぶことを心がけましょう。
汚れや傷に気をつける
就活では、とにかく「清潔感」が大切です。
特にメガネをかける場合は、レンズに汚れや傷が付着していないか、念入りなチェックが必要です。
光が当たったときに汚れが目立つことがあるため、細かいところまで配慮し、きれいな状態で臨めると良いですね。
予備を用意しておく
メガネで面接に臨む場合、万が一に備えて予備を用意しておきましょう。何かの拍子でメガネが破損してしまい、「面接官の顔が何も見えない」という状況は、集中力を乱す危険性もあります。
「備えあれば患いなし」を念頭に置いて、予備を準備して最高の状態で面接を受けましょう!
証明写真と同じものをつける
混乱を避けるため、履歴書に添付する証明写真と同じメガネを着用するようにしましょう。証明写真は本人確認に加え、どのような学生か想像する材料にもなっています。
お互いのためにも、面接官があなたを認識しやすいよう、なるべく同じ雰囲気で面接に臨むことをオススメします。
まとめ:就活では与えたい印象でめがねを選ぼう
就活では、相手にどれほど好印象を与えられるかが重要です。
本記事では、あなたをよりよく演出するのに最適な「メガネ」を選ぶポイントを紹介しました。
今回の内容が、あなたにぴったりなメガネ選びの参考になれば幸いです!