「仕事が終わらない…」、「仕事が多すぎて泣きそう…」
仕事が終わらない状況が続くと精神的に苦しくなって、泣きそうになってしまうかと思います。
この記事では、仕事が終わらず残業や休日出勤、自宅に持ち帰ってまでがんばっているが泣きそうで苦しんでいる人向けに、対処法を原因を紹介していきます。
苦しい状態の時、転職や退職を考えるかと思います。その前に対処法や原因を知れば、事態を改善できるかもしれません。
仕事終わらない……泣きそうな時の対処法
仕事が終わらなくて泣きそうな時の対処法は、おもに下記の4つです。
- 上司や同僚や家族に周りに相談する
- やるべきことを書き出す
- できるところまで進める
- 周りに協力を依頼する
次でそれぞれ解説します。
上司や同僚や家族に周りに相談する
仕事が終わらなくて泣きそうなときは、上司や同僚、家族など周りの人に相談しましょう。
なぜなら、悩みを一人で抱え込んでいても何も解決に繋がらないからです。それどころか悩みは一人で考えていると、基本的にはネガティブに偏りがちです。何も決まっていないのに、退職なんて行動にでてしまいかねません。
また声にして相談することで、思ってもいなかった自分の考えがでてきてスッキリできる可能性もあります。
周りに相談してアドバイスをもらえれば、意外とかんたんに事態が改善するかもしれません。仕事が終わらなくて泣きそうなときは、まず周りに相談してみましょう。
やるべきことを書き出す
仕事が終わらなくて泣きそうな人への対処法として、やるべきことを書き出してください。
書き出す理由は、「やるべきことの可視化」です。可視化すると今自分が抱えている仕事の全体感が見えて、優先順位をつけやすくなります。
仕事が終わらない原因は優先の高い仕事を後回しにして、残業するなどがあります。やるべきことを書き出して優先順位をつければ、「これは今日やらなくてもいい」業務も見つかります。
終わりが見えない状態は不安になります。仕事のスタートはやるべきことの書き出しをして、できるだけ優先度の高い仕事から取り組みましょう。
できるところまで進める
仕事が終わらなくて泣きそうなときは、できるところまで進めてみましょう。
仕事が終わらないことを嘆いて、何もしないのは余計に状況を悪化させます。できるところまで進めて、その後は上司や先輩、同僚に相談して助けてもらいましょう。
またとりあえず「できるところまで進めてみよう」と取り組んでいると、案外できないと思った仕事もできるかもしれません。
泣きそうなときほど何も行動しないのでなく、できることからできるところまでやってみましょう。
周りに協力を依頼する
仕事が終わらなくて泣きそうな人への対処法の最後は、周りに協力を依頼してみましょう。
仕事が終わらない原因の1つは、自分一人で抱え込んでキャパオーバーになることです。そもそも仕事の目的は「作業」ではなく、「成果を上げて利益を出す」です。
自分でできることをがんばるのも大事ですが、結局終わらず成果が出せないのは問題です。周りに仕事を依頼するのに抵抗を持つ人がほとんどかもしれませんが、案外人は頼られると悪い気はしないものです。
- 助けて欲しい
- お願いしていい？
- 頼っていい？
上記のように、素直に協力をお願いしてみましょう。
もちろん相手の都合もあるので、断られるかもしれません。ですがあなたが仕事を早く終わらせたいのであれば、周囲の人の力を借りなければ厳しいです。少し勇気を出して、周りに協力を依頼してみましょう。
仕事終わらない……泣きそうな原因【自分編】
仕事が終わらなくて泣きそうな原因は、自分にある場合があります。ここでは下記の9つについて解説します。
- 仕事が遅い
- ミスが多い
- 先延ばしが多い
- 完璧主義
- 優先順位の低い仕事は断る
- スケジュールの見積もりが甘い
- 整理整頓ができない
- 断るのが苦手
- 疲れている
仕事が遅い
仕事が終わらなくて泣きそうな自分の原因の1つ目は、単純に仕事が遅いことがあります。仕事が遅い原因を更に深掘ると、下記のようなものがあります。
- 仕事に慣れていない
- あなたが新人
- 仕事内容が合っていない
もしあなたが入ったばかりの新人で、まだ仕事に慣れていないのであれば遅くて当たり前です。仕事が遅いことを過度に負い目に感じる必要はありません。
新人でもない、ある程度慣れてはいるけど遅い場合は周りと比べて自分にできていない、足りていないものを探す努力をしてみましょう。
ミスが多い
仕事が終わらなくて泣きそうな自分の原因の2つ目に、ミスが多いことが挙げられます。誰でも、どんな仕事でもミスはありますが、あまりに多ければ時間を余計に消費してしまいます。
ミスが多くなる原因はさまざまありますが、根本的には仕事に集中していないとミスが発生しやすくなります。
特に仕事量が多くなると「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」となり、集中しにくくなってしまいます。
うまく優先順位をつけて仕事をこなせればいいですが、できない場合は混乱して集中できず、ミスが発生する原因になってしまいます。
先延ばしが多い
仕事が終わらなくて泣きそうな自分の原因の3つ目は、先延ばしが多いことです。仕事を先延ばしにすると、未処理の仕事がどんどん後に溜まってしまいます。
頭の片隅に終わっていない仕事のことがずっと残り、目の前の仕事に集中できない原因にもなります。
今すぐできる仕事は即断即決で先延ばしせず、1つ1つ終わらせていくことが重要です。
完璧主義
仕事が終わらなくて泣きそうな自分の原因の4つ目は、「完璧主義」です。一見完璧を目指すのはいいことのように思えますが、仕事、特に組織においては完璧主義は悪影響を及ぼします。
なぜなら、あらゆる仕事には締め切りや期限があるものですが、完璧でないからといって終わらせないのは周りの人に大きな迷惑をかけるからです。
完璧主義はできれば捨ててしまいましょう。仮にミスや欠点があって指摘を受けても、直せばいいだけです。相手はミスのない仕事も求めていますが、なにより期日までの仕事を望んでいます。
優先順位の低い仕事は断る
仕事が終わらなくて泣きそうな自分の原因の5つ目は、「優先順位の低い仕事を断れない」です。
上司から仕事を依頼されることは日々ありますが、中には優先度が低く自分じゃなくてもできる仕事もあるでしょう。なんでも引き受けてしまうと、自分に処理できる業務量の限界を超えて、仕事が終わらない原因になります。
もし優先順位の低い仕事の依頼が来たらできれば断る、できなければ「〇日まででもいいですか？」と妥協案を提案してみましょう。
スケジュールの見積もりが甘い
仕事が終わらなくて泣きそうな自分の原因の6つ目に、スケジュールの見積もりが甘いことがあります。
スケジュールの見積もりが甘ければ、自分が想定した時間に業務が終わらず、残業するはめになる可能性があります。
自分が理想とするスケジュール通りにはたいてい進みません。なぜなら上司から急な仕事の依頼や、顧客からの電話対応などイレギュラーが発生するからです。
あまりガチガチなスケジュールを組まずに、余白を持たせることで柔軟な対応ができて仕事もスムーズに流れるでしょう。
整理整頓ができない
仕事が終わらなくて泣きそうな自分の原因の7つ目は、「整理整頓ができない」です。
文具メーカーのコクヨが独自に行なったアンケート(https://www.kokuyo-st.co.jp/mag/work/2022/02/000212.html)によると、1日のうちで探しものに充てている時間は平均で「13.5分」だそうです。月20日出勤するとして、1ヶ月で270分＝3時間です。
探している資料やデータが見つからなければ、それだけ業務時間を圧迫します。身の回りを振り返って、机周りやパソコンのデスクトップなど散らかっているようであれば整理整頓してみましょう。
断るのが苦手
仕事が終わらなくて泣きそうな自分の原因の8つ目に、断るのが苦手な点が挙げられます。
先程の「優先順位の低い仕事を断る」でも解説しましたが、仕事を引き受け続けていたらいつまでも帰れません。
断り方のコツは、一方的に「できません」で断らないことです。「いま〜の仕事をしていて厳しいです。〇日まで頂ければできますがそれでもいいですか？」と相手に提案してみましょう。
ある程度自分のペースを作るためにも、仕事が溜まっているときは上手に断るのが大切です。
疲れている
仕事が終わらなくて泣きそうな自分の原因の9つ目は、あなたが「疲れている」です。
疲れが溜まっている、しっかり取れていない状態では頭も体も本来の実力を発揮できません。栄養バランスの取れた食事を摂る、夜しっかり眠るために夜ふかしはしないなど、自分の体のメンテナンスにも気をつかいましょう。
しっかり体の準備ができていると、仕事の効率も良くなって早く帰れるようになる可能性が上がるでしょう。
仕事終わらない……泣きそうな原因【会社編】
仕事が終わらなくて泣きそうになる原因は会社にもあります。例えば以下の2つです。
- 業務量が多い
- 人手不足
次でそれぞれ解説します。
業務量が多い
仕事が終わらなくて泣きそうな会社の原因は、業務量が多いことが挙げられます。
あなたに割り振られている業務量が、客観的にみて明らかに多いようであれば終わらなくて泣きそうにもなります。
そのまま思考停止で仕事をこなしていても何も改善しないので、一旦自分が抱えている仕事をリスト化してみるのがおすすめです。リスト化した業務量をもとに、上司に相談して調整してもらうのが改善策になります。
もし相談した結果、聞き入れてくれない、調整してもらえないなどであれば、その職場は見切りをつけるタイミングかも知れません。
人手不足
仕事が終わらなくて泣きそうな会社の原因として、人手不足があります。
会社が成長していくにつれて仕事量は増えていくものです。ですが、人手がそれに追いついていない場合は、1人が負担する業務量がきつくなるだけです。
採用をして人員が補充されたり、効果的な設備投資などがされれば改善が見込まれるでしょう。しかし採用もうまくいかず、設備投資もままならない状態が続くのであれば改善は期待できないでしょう。
もし人手不足の状態を改善せず放置するような職場であれば、仕事が終わらなくて泣きそうな現実から逃れることは期待できません。少しずつでも転職に向けての準備を進めるのもありでしょう。
仕事終わらない……泣きそうになる前に
仕事が終わらなくて泣きそうになる前にできる対処法を3つ紹介します。
- 運動する
- スキルを上げる
- 1日7時間は睡眠は取る
次でそれぞれ解説します。
運動する
仕事が終わらなくて泣きそうになる前の対処法として、運動してみましょう。
なぜ運動なのかというと、ストレス解消やメンタルヘルスの不調を改善する効果があるからです。これは厚生労働省からも公式に発表されていることなので信ぴょう性も高いです。詳しくはこちらをご覧ください。(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple.html)
「疲れているのに運動なんて無理」という方もいると思いますが、疲れているときだからこそ運動が効果を発揮します。ですが「疲れている」という事実は確かにあるので、激しく体を動かす運動はおすすめできません。
おすすめは「散歩」です。好きな音楽を聞きながらでもいいので、近所を10〜20分程度歩いてみましょう。散歩は体への負担が少ない割に、リズム運動でリラックス効果が期待できます。
体を動かすことに慣れてきたら、ジョギングや筋トレにシフトするのもありです。仕事が終わらなくて泣きそうになる前に、運動で落ち込んだ気分をリフレッシュしてみましょう。
スキルを上げる
仕事が終わらなくて泣きそうになる前に、今の仕事に繋がるスキルを上げてみるのも対処法です。
仕事で使えるスキルを身につければ、業務スピードの向上が期待できます。また、できなかったことができるようになって、仕事が楽しくなるかもしれません。
例えばパソコンをよく使う仕事であれば、タッチタイピングができるようになるといいかもしれません。エクセルの関数式を勉強して、使えそうなものを試してみるのもありです。
大げさなものでなくても、ちょっと勉強すれば身につくスキルでも仕事が終わらないことへの対処にはなります。
辞めたり転職する前に、今の仕事に使えるスキルを習得してみて実践してみましょう。
1日7時間は睡眠を取る
仕事が終わらなくて泣きそうになる前の対処法で、1日7時間の睡眠を取りましょう。
なぜなら睡眠は体と心の疲労回復に最適な手段で、睡眠が足りていないのは体と心に大きな負担をかけてしまうからです。
1日6時間睡眠が2週間続くと、脳は酩酊状態になります。つまり「酒に酔っている」状態と同じです。酒酔い状態で仕事への集中力が保てるわけがないので、睡眠不足は仕事をこなす質とスピードに大きく影響します。
夜しっかり眠るためにも、下記の点を意識しましょう
- 寝る1時間前からはテレビやスマホ、パソコンを見ない
- シャワーだけで済まさず、しっかり入浴して体を温める
- 寝る前の飲酒はしない
睡眠不足で疲れていると、ネガティブな考えに陥りがちです。突発的な行動にでて後悔しないためにも、まずは睡眠をしっかりとっておきましょう。
仕事終わらない……泣きそうが続くなら転職もあり
仕事が終わらなくて泣きそうな状態が、いくつか対処法を試してみても続くようであれば転職もありです。
対処しているにも関わらず仕事が終わらないのは、会社が改善をする見込みがなかったり、あなたにその仕事が合っていない可能性が高いです。会社や環境を変えることはできないので、我慢して働き続けても泣きそうな状態も変わらないでしょう。
まずは転職サイトに登録をして、どんな求人があるのか見てみるのがおすすめです。いざ見てみるとわかりますが、求人の件数はなんだかんだいってかなりたくさんあります。
自分に合っている仕事もあるはずなので、今の職場にこだわらず転職を検討するのも選択肢の1つです。
まとめ
この記事をまとめます。
- 仕事が終わらなくて泣きそうな時の対処法は、まず相談すること
- 仕事が終わらなくて泣きそうな原因は自分と会社、それぞれにある
- 仕事が終わらなくて泣きそうになる前に、運動したりしっかり睡眠を取るのがおすすめ
- 仕事が終わらなくて泣きそうな状態が続くなら、転職を検討するのもあり
仕事が終わらなくて泣きそうな状態になるほど頑張るあなたは、たぶんすごく真面目な方なのでしょう。それはすごく素晴らしくいいことなのですが、一方であなたを苦しめる要因にもなってしまいます。
まずは肩の力を抜いて、相談したり業務量を見直してみましょう。辞めたり転職するのも選択肢ですが、今できることを試してみてからでも遅くはないですよ。