就活を進めていると、周りに資格を持っている学生はたくさんいることが分かりますよね。
「資格を持っていないから、就活がうまくいくか不安……」
「資格を取りたいが、何を取ればいいか分からない……」
という悩みを抱えている就活生の方は多いのではないでしょうか?筆者も同様に資格迷子の時期がありました。
この記事ではそんな資格への疑問に対して、ベンチャー企業で働くことが決まっている慶應大生の観点から解決します!
3分ほどで読めますし、就活を有利に進めるためのヒントがわかるので、気軽に一読ください!
就活に有利な資格①TOEIC
就活生が資格と言われて、まず思いつくのはTOEICではないでしょうか?
TOEICは英語によるコミュニケーション能力を証明するテストです。
TOEICで高得点を所持していることで、「自主的に学ぶ力「世界で通用する英語力」を同時に証明できます!
外資系企業ではTOEICで基準となる点数を上回っていないと応募できない場合もあるため、非常に重要な資格になります。
また入社してからの昇進時の基準にTOEICの点数を採用している企業もあります。
今後のキャリアアップにも大きな影響をもたらすでしょう。
コツコツ勉強すれば、きっと将来に生きることになります!
就活に有利な資格②普通自動車第一種運転免許
営業職を志望している就活生が取得するべき資格です。
要は自動車を運転するための免許のことです。
特に営業職に就く場合は、自動車の運転免許を持つことが必須の企業も多いです。
なぜなら、外回りなど移動が多い営業職で運転が下手な場合、事故を起こしてしまう可能性があるからです。
もし事故を起こした場合、会社側は保険料増加、車の修理代、ブランド毀損などのデメリットが生じてしまうのです。
「入社後に取得すれば問題ない」という企業もありますが、社会人はなかなか教習所に通うための時間の確保ができません。
営業職を目指している人は就活中に取得するべき資格といえます!
就活に有利な資格③簿記
金融業界を志望している方や、経理・事務職に就きたい方におすすめの資格です。
簿記とは帳簿をつけるために必要なスキルです。
経理処理などの商業簿記問題を勉強するため、経理・財務関係の職種で役立ちます。
簿記の資格は1級、2級、3級の3段階がありますが、就活生の方は2級以上の取得を目指しましょう!
なぜなら、3級は取れて当たり前と考えている企業が多く、他の就活生との差別化が難しいからです。
簿記1級を取得しておけば、公認会計士や税理士を目指せるだけでなく、財政状況の確認は営業や企画でも役立ちます。
また簿記の資格を取得することで、就活の際に企業分析をより深くすることができます。
なぜなら、簿記を学ぶことで、企業を「お金」の面から分析することができるようになるからです。
企業分析は自分が数年〜数十年働くことになりうる企業を調べる作業のため、力を入れたいですよね。
お金の面から企業分析できる就活生は少ないため、他の就活生よりもレベルの高い企業分析ができるでしょう。
就活に有利な資格④ITパスポート
IT系志望の就活生や、マーケティングや経営に興味がある就活生におすすめの資格になります。
なぜなら、テクノロジーの基礎だけでなく、経営戦略やマネジメントといった幅広い知識を証明できるからです。
スマートフォンやSNSの普及が広がる現在、ITビジネスに目を向けない企業はないでしょう。
文系・理系問わず、就活中に取得しておきたい資格です!
就活に有利な資格⑤秘書検定
秘書検定では、伝言メモの書き方や急ぎではない仕事の指示の受け方などを勉強するため、ビジネスマナーを証明できます。
取得しているだけで人事の方から好印象を持たれることが多いです。
そのため、ホテルやブライダルなどの接客業や高額商材の営業職など、ホスピタリティが重要視される業界を志望している就活生の方におすすめの資格です。
秘書検定は1級、準1級、2級、3級の4段階に分かれていますが、就活生の方は準1級以上の取得を目指しましょう。
なぜなら、準1級以上からは筆記試験に加えて面接も試験内容となるため、コミュニケーション能力の高さも証明することができるからです。
難易度も上がりますが、ぜひチャレンジしてみてください!
就活に有利な資格⑥MOS
MOSとは「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」の略称であり、PCスキルを証明する資格です。
事務職だけでなく、どんな職種においてもパソコンスキルは必須とされている今、就活生全般におすすめできる資格となります。
MOSはパソコンスキルの中でも、Word、Excel、Powerpointのスキルを証明する資格です。
ビジネスの場で使える実践的な知識とスキルが身につくので、業務スピードが大きく変わります。
パソコンスキルは入社研修で教わることもありますが、数時間習っただけではなかなか身につかないでしょう。入社前の段階で基本的なパソコンスキルは身につけておくべきです。
パソコンが手元になく購入前にパソコンを試したい方はレンタルをすることも1つの手段です。
試してみるならパソコンのレンタルがおすすめです。
ぜひ試してみてください。
就活に有利な資格⑦FP技能検定
FPとはファイナンシャルプランナーの略称であり、税金や保険などの幅広い知識を持ち、ライフプラン設計のお手伝いをするお金の専門家のことを指します。
そのため、銀行員や税理士など金融業界や保険、不動産業界への就職を目指している方におすすめの資格です。
それだけでなく、FP技能検定を勉強すると家計管理や株式投資について学ぶこともできます。就活や転職だけでなく、その後の人生全体において役立つ資格になります。
お金に関する知識は、あって困るものではないため、上記の簿記と合わせて取得しておけば、入社後の業務やその後の人生に役立つことは間違い無いでしょう。
詳しくは以下の章を参考にしてください。
就活に有利な資格③簿記
就活に有利な資格⑧ 社会保険労務士
社会保険労務士は、社会保険や労務管理をあつかう専門家です。
年々複雑化する年金などの社会保障制度を円滑に活用できるように、経営者の手助けをする仕事です。
人事・労務ポジションに就きたいと思っている方にはおすすめの資格です。
社会保険労務士の特徴の一つが独占業務が多いことです。
企業が行政に提出する書類作成や労働者名簿、就業規則などの作成もなど社会保険労務士にしかできない仕事が多くあります。
資格の取得難易度はトップレベルですが、取得できれば人事・労務ポジションの就活はかなり有利に進められるでしょう!
また、社会保険労務士は女性からも人気の資格です!
合格者の約30%が女性で、法律系の国家資格としてはかなり高い割合です。
保険料算出や書類作成など、丁寧な仕事が多いため、女性ならではのきめ細やかさを活かせます。
就活までの時間に余裕がある方はぜひ勉強してみてください。
就活に有利な資格⑨日系TEST
日経TESTは日本経済新聞社と日本経済研究センターが主催している試験で、「経済知識」と「ビジネス基礎力」を証明することができます。
なかなか新聞を読めない学生も、試験勉強の中でさまざまな経済情報に触れることができるためおすすめです。
社会人になる前の準備としてはぴったりの資格になるため、自分の視野を広げるためにも取っておいて損はないでしょう。
就活に資格が有利な理由
資格を持っていると就活を有利に進めることができるのは事実です。
しかし、その理由まで分かっているとより資格を効果的にアピールできます!
就活に資格が有利な理由は大きく二つです。
- 知識とスキルを証明できる
- 努力できる人間という印象を与えられる
それぞれ解説していきます。
知識とスキルを証明できる
企業が求めるのは、知識とスキルを持っていて、採用後即戦力として活躍できる人材です。
その点で資格は知識とスキルを客観的に証明できるため、保有していると就活を有利に進めることができるのです!
例えば、同じ学歴の就活生が2人いたとすると、採用担当者はどちらを採用するべきか悩むでしょう。
ですが、一方が資格保有者であれば、そちらが優先されやすいのです。
また、仕事に直接的に関わりがなくても、業界知識を問われる資格を保有していると、その業界への関心が高いことをアピールできます。
努力できる人間という印象を与えられる
資格の取得は就活において必ずしも必要ではありません。
そのため、資格を取得したという事実から、自分は努力することができるという印象を相手に与えることができます!
採用担当の方も人間のため、就活生の熱意は伝わります。
資格は内容だけでなく、取得までの過程も、就活において立派なアピール材料になるのです!
効果的に資格をアピールする方法
資格を持っているとたしかに就活を有利に進めることができます。
しかし、「就活のためだけに資格を取りました」という見せ方はアピールとしては弱いです。
心の底から興味がある分野ではないと伝わってしまうことがあるからです!
資格を効果的にアピールするには以下の3点を意識してください。
- 資格を取ろうとした目的
- 資格を取るまでの経緯
- 入社後に資格をどのように使うつもりかの展望
まずは、資格を取ろうとした目的を明確に相手に伝えましょう。
例えば、「〇〇について知識があれば、将来〇〇に活かせると思ったから」のように伝えてみましょう。
あなたが何をモチベーションに頑張ることができるのかをアピールすることができます!
次に、資格を取るまでの経緯をアピールしましょう。
資格取得のためには一定量の勉強が必要だったはずです。
どれくらいの量をどのように計画立てて進めたのかを伝えることで、あなたの資格取得までの計画性をアピールできます。
効率的に勉強するための工夫などもアピールできれば、他の就活生との差別化にもつなげることができるでしょう!
最後に、入社後に資格をどのように使うつもりかの展望を伝えましょう。
資格は就活のためだけに取得しても、入社後の仕事で活かせなければあまり意味はありません。
入社後のどんな場面で活かしていきたいか、自分がどのように役に立つかをアピールしましょう。
例えばTOEICであれば、「英語力を活かして、海外のクライアントにも提案をしていきたい」のようにアピールしましょう!
資格をアピールする際の注意点
資格は取るにあたって注意点が二つあります。
- 有効期限がある資格もある
- 一定レベル以上の資格を書く
それぞれ解説していきます。
有効期限がある資格もある
資格の中には有効期限があるものもあります。
例えば、普通自動車免許は定期的に講習を受けて更新をしないと、失効してしまいます。
せっかく勉強して資格を取得しても、有効期限が切れてしまったら履歴書に書くことはできません。
自分の取得した資格に有効期限がないかは適宜確認し、期限が近いようであれば更新の手続きを必ず行うようにしましょう!
一定レベル以上の資格を書く
資格を取得することで就活を有利に進めることができます。
しかし、レベルの低い資格をアピールしてしまうと、他にアピールできる資格がない証明になり、逆効果になってしまいます。
例えば、TOEIC600点未満や英検3級などのレベルではビジネスの場で英語力を生かすことは難しいです。
履歴書などに記載する際には、TOEIC800点以上や英検準1級以上など一定レベル以上の資格を書くようにしましょう。
資格も活用して就活を成功させよう
資格の有無だけで、就活の成功は左右されません。
ですが、資格があることによって就活を有利に進めることができるのは事実です。
また、資格は内容だけではなく、取得の過程も大事です。
まずはこの記事を読んでみて、自分の興味を持った資格が一つでもあればその勉強を進めることをおすすめします。
ぜひ納得のいく就活を実現させてくださいね!