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【穴場の業界】建設機械業界の動向|企業のランキング&シェアを解説!

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「建設機械業界は、肉体労働でつらくて古い業界だから就職したくない…」

このように建設機械業界に関して誤解をしている就活生が、非常に多いです。

しかし実際は、世界的トップシェアを誇るグローバル企業が多く、今後も国内外で安定して需要が見込まれている、日本有数の将来性がある優れた業界なのです!

そこでこの記事では以下の内容を説明します。

  • 建設機械業界の最新動向や将来性
  • 企業ランキング&シェア

10分ほどで読めますし、就活生にとって穴場の優良業界の理解を深められるので、ぜひご一読ください!

建設機械業界とは?仕組みを解説

建設機械業界とは?仕組みを解説

建設機械業界とは、建築現場で使用されるショベルカーやクレーン、油圧ショベルなど機械を開発、製造、販売する建設機械メーカーのことです。

製造された機械のうち、約4割が顧客であるゼネコンや工事業者に販売され、約6割がレンタルで現場で使用されています。特に近年はレンタルを積極的に活用するのが主流で、都市の再開発や自然災害からの復興に用いられています。

また、日本国内だけでなく東南アジア地域の建設現場にも輸出されるなど、世界で高いシェアを誇っており、グローバル展開する企業が多いのも建設機械業界の特徴です。

日本の建設機械は品質や使い勝手、性能に定評があり、堅実な日本らしいものづくりを体感できる業界として就活生に知られています。

近年では、インフラ整備需要の高い海外市場をさらに拡大するために、海外の建設機械メーカーをM&Aする日本企業が増えており、さらに業界は発展していくでしょう。

建設機械業界の仕事内容

建設機械業界の仕事内容

建設機械業界の仕事内容は以下の4つに大別されます。

  • 営業
  • 生産管理
  • 研究
  • 商品開発

それぞれ解説します。

営業

建設機械業界の営業職は、自社の建設機械を顧客であるゼネコンや工事業者に提案する仕事です。具体的には以下の3つの提案を行います。

  • 工事の工法や予算に合わせた機械の提案
  • 競合他社をお使いの顧客に、自社製品との比較資料を作成し提案
  • 建設機械に関する最新情報の提供

顧客の事務所や実際に建設機械を使用している現場を訪問し、困っていることや要望などの聞き取りを行い、それに合わせた提案をするため、コミュニケーションスキルが重要です。

また、建設機械メーカーでは新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客とも長く関係を続ける必要があるため、機械のメンテナンスやアフターサービス、機械トラブルの対応なども営業職の仕事になります。

そのため、ある程度の技術や知識が必要となりますが、機械が好きであれば問題なく楽しく仕事ができます。文系理系問わず就職できますが、自社製品についての理解を深めておきましょう。

生産管理

建設機械業界の生産管理職は、一定品質の商品を大量生産し、決められた納期で納品できるように管理をする仕事です。具体的には以下の4つの管理を行います。

  • 販売計画に基づいたスケジュール管理
  • 原材料の発注先決定や価格・納期・在庫の管理
  • 製造方法や商品の品質管理
  • 工場の安定稼働や安全管理

建設機械の製造は、計画通りに行かなかったり予期せぬ事態が発生したりします。そのため、どんな状況でも冷静に判断できる対応力や、これまでのデータから過剰生産にならないようにする在庫管理の能力が求められます。

また、現場監督を担うことも多いため、従業員と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力も必要です。優秀な人材が配属される傾向が高いため、興味がある人は現場の仕事からコツコツ実績を積み上げていきましょう。

研究

建設機械業界の研究職は、実験・解析を繰り返して研究結果を分析し、新商品の製品化・実用化を目指す仕事です。研究職が行う実験は以下の3つに大別されます。

  1. 建設機械に用いる最先端技術の研究を行う「基礎研究」
  2. 既存の建設機械をより良く改良するための「応用研究」
  3. 製品化のための実験のデータを分析する「製品化研究」

研究職のデータや結果を活用して商品開発・企画を行うため、メーカーの土台を担っている非常に重要な職種になります。

また研究職には、「材料力学」や「流体力学」、「熱力学」、「機械力学」といった高度な専門知識と技術が必要なため、大学や大学院で同様の分野を専攻している人が求められます。

商品開発

建設機械業界の商品開発職は、既存商品の改善や新商品の試作・開発を行う仕事です。醍醐味である新商品の開発は、以下の4つの流れで進められます。

  1. 各社が保有する顧客データやフィールドサーベイを通じて市場分析
  2. コンセプトや外観イメージ、開発スケジュールなどを企画書にまとめて社内で提案
  3. 企画書に沿って試作品を製造し、性能・施工・デザインなどの観点から修正
  4. カタログやCMなど販促物作成の補助や、社内の営業担当向けのマニュアル作成

企画・開発だけでなくマーケティングの役割も担うことが、建設機械業界の商品開発職の特徴です。現場で実際に機械を製造するのとは全く違うやりがいを感じられるため、建設機械を通した0→1の仕事に興味がある人は挑戦してみましょう。

建設機械業界に必要な資格

建設機械業界に必要な資格

建設機械業界で働く上で、必須な資格はありません。しかし、持っていることで選考が有利になる資格を国家資格と民間資格に分けて以下の表にまとめました。

【国家資格】

資格名資格内容
施工管理技士建設現場において、施工全体の管理をしながら、専門家たちをまとめて現場を指揮できる資格
建築士建物の建設の際に、法律や構造、防災などの要素を踏まえて設計図を作れる資格
技術士科学技術に関する技術的専門知識と豊富な実務経験を有しており、優れた技術者であることを証明する資格
建築設備士建築設備に関する知識を有し、建築士に対して建築設備の設計・工事に関する適切なアドバイスを行える資格
電気工事士ビルや工場、商店、一般住宅などの電気設備の安全を守るための電気工事ができる資格

【民間資格】

資格名資格内容
電気工事基幹技能者電気技能者育成指針に基づき職長クラスの知識・技能・管理能力を証明する資格
コンクリート技士コンクリートの製造や施工に携わる技術者として必要な知識・能力を証明する資格
溶接監理技術者溶接技術に関する知識と 施工及び管理に関する能力を証明する資格
機械土工基幹技能者現場の実情に精通し、現場の実態に応じて施工方法を技術者に提案・指導・統率を行える資格
鉄筋基幹技能者熟達した技術と豊富な知識を持ち、効率的に作業を進められるマネジメント能力を証明する資格

資格を取得していると、建設機械業界に熱意があることを面接官にアピールできるため、選考を有利に進めることができます。

興味がある方は、ぜひ取得してみましょう。

建設機械業界が向いている人の特徴

建設機械業界が向いている人の特徴

建設機械業界に向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • 専門知識がある
  • 論理的思考力がある
  • 既存のものを試行錯誤して改良することが好き

建設機械メーカーの技術職には、機械工学の「材料力学」「流体力学」「熱力学」「機械力学」の4つの力学の知識や、製図や組み立て、生産方法などの知識が求められます。大学や大学院で専攻している人は、仕事に生かせるでしょう。

また、建設機械メーカーの従業員が求められる知識は、どんどん新たなものが追加されます。新旧の知識を統合して設計に生かすためには、論理的思考力は必要不可欠です。

さらに建設機械メーカーでは、機械を使用している現場を訪問し、オペレーターや現場監督と話をして、困っていることや要望の聞き取りを行い、商品の改良に繋げます。既存のものの改良を重ねて、より良いものを作りたい人に向いているでしょう。

今の時点で当てはまる特徴が少なくても、論理的思考力や専門性は今からでも身につけることが可能です。興味がある人は諦めずに、挑戦してみましょう。

建設機械業界の魅力や就職するメリット

建設機械業界の魅力や就職するメリット

建設機械業界の魅力や就職するメリットは以下の3つです。

  • 海外勤務が可能
  • 経営が安定している
  • ものづくりのスキルを磨ける

日本の建設機械メーカーは、東南アジアなど海外に進出している企業が多く、グローバルに活躍することが可能です。語学力を活かしたい人や海外で働いてみたい人にとって魅力的でしょう。

また、建設機械業界には大手の老舗企業が多く、知名度や技術力を武器に機械関連の事業を多角的に展開しているため、一般的に経営基盤が安定しています。1つの企業で長く働き、出世していきたい人におすすめです。

さらに、近年は業界全体で最新技術の開発に力を入れる傾向があります。機械の製造から販売まで一連の流れを経験できるだけでなく、最新のスキルも取得できるため、自身の専門性を高めたい人に向いています。

建設機械業界の大変さや就職するデメリット

建設機械業界の大変さや就職するデメリット

建設機械業界の大変さや就職するデメリットが以下の3つです。

  • 朝が早いことが多い
  • 職人気質の人が多い
  • 長時間労働になる可能性がある

営業職は、工事現場に合わせた時間帯に営業をしなければなりません。現場の朝は早いため、営業職も必然的に出勤時間が早くなりがちです。朝7時出社も珍しくないため、朝が苦手な人にとってはデメリットになるでしょう。

また、女性従業員も増加傾向にありますが、全体的にまだまだ男性の割合が多いです。そのため職人気質の雰囲気が残っていることも多く、独特の雰囲気に向き不向きがあります。

建設機械の製造は納期が決まっています。スムーズに進めば問題ないですが、何らかの問題が発生してタイトなスケジュールになることは珍しくありません。もともと仕事量が多いため、長時間労働になるケースもあるのです。

デメリットはどの業界にも必ず存在します。メリットや魅力と比較しながら、自分の中で許容できる内容かどうかを確認するようにしましょう。

建設機械業界の企業ランキングTop5&シェアを紹介

建設機械業界の企業ランキングTop5&シェアを紹介

建設機械業界の有名企業は以下の5社です。

  • 小松製作所
  • クボタ
  • 日立建機
  • コベルコ建機
  • 住友建機

上記の企業の売上高・国内シェアランキングと各企業の特徴を解説します。

売上高・国内シェアランキング

2021年度の決算を参考に、建設機械業界の売上高・国内シェアランキングを以下の表にまとめました。

国内シェアランキング企業名売上高(億円)
1小松製作所28,023
2クボタ18,648
3日立建機10,249
4コベルコ建機3,715
5住友建機3,413

参考:小松製作所|四半期報告書 第154期第1四半期
参考:クボタ|2021年12月期 (第132期) 有価証券報告書
参考:日立建機|2023年3月期 第1四半期報告書
参考:神戸製鋼所|第169期 有価証券報告書 第5 経理の状況
参考:住友重機械工業|2022年3月期 有価証券報告

次に各企業の特徴を解説します。

小松製作所

小松製作所は、アメリカのキャタピラー社に次ぐ世界第2位の建設機械メーカーで、アジアでトップシェアを誇る大企業です。

また、建設・鉱山機械の売上の8割を海外が占めているグローバル企業でもあります。アメリカやヨーロッパ、アフリカ、中国で商品を展開しており、世界に50近い生産拠点を持っているのです。

収益向上とESG(環境「Environment」・社会「Social」・企業統治「Governance」の頭文字)に関する課題解決の両立のため、2022年から中期経営計画「DANTOTSU Value –Together, to “The Next” for sustainable growth」 をスタートさせています。

近年特に注力しているのが、「建設現場の深刻な労働力不足の解消」です。その理由として高齢労働者がリタイアし、少子化により若年労働者を確保できず、国が働き方改革で長時間労働の是正を提唱したことが挙げられます。

そこで小松製作所は、GPSなどの情報通信技術を活かした「スマートコンストラクション」の導入をグローバルに推進しています。

これによりデジタル化による確認作業の削減や、自動制御機能付き建機によって熟練オペレータ同様の施工を可能にしているのです。そして、労働力不足をはじめ安全性の向上など建設現場の様々な課題を解決しています。

最新技術を用いて世界をリードする技術を体験したい人は、ぜひ小松製作所に挑戦してみましょう。

参考:小松製作所|コマツについて
参考:小松製作所|スマートコンストラクション

クボタ

クボタ建機は世界有数の小型建機専業メーカーで、ミニバックホーの販売台数で20年間連続で世界1位を獲得しています。

近年では、アジアや南米、アフリカの急速な都市化の支援のために、都市基盤整備に不可欠な小型建機を提供し、世界中で高い評価を獲得しています。

クボタグループは、企業理念「クボタグローバルアイデンティティ」として以下の3項目を掲げています。

  1. 総合力を生かしすぐれた製品と技術を通じて社会の発展につくそう
  2. 会社の繁栄と従業員の幸福を希って今日を築き明日を拓こう
  3. 創意と勇気をもって未知の世界に挑戦しよう

創業当初からクボタは食料や水、環境に関わる社会に役立つ事業を展開してきたことから、社会的課題の解決に貢献するという思いが強くあります。

また、企業理念に自社の従業員の幸福を重視することを明記している企業は少なく、従業員を大切に思っていることが伝わります。

小型建機の絶え間ない技術革新と製品開発により、売上や利益よりも国内外の豊かな生活環境実現に貢献したい人におすすめの会社です。

参考:クボタについて|建設機械事業のご紹介
参考:クボタについて|会社概要

日立建機

日立建機は世界トップレベルのシェアを持つ油圧ショベルに加え、ホイールローダーやダンプトラックでも供給体制の強化を図っています。

事業の1つとして、建設機械の中古車の整備・販売を行っていることが特徴です。日立グループ全体で集められた良質な中古車を独自の点検や整備を通して、保証付認定中古車「Hitachi Construction Machinery PREMIUM USED」として販売しています。

2022年から中期経営計画「Realizing Tomorrow’s Opportunities 2022 明日の好機をつかみとれ」を基に、以下の4つの実現を目指しています。

  1. バリューチェーン事業(製品の製造から販売まで一貫して行う事業モデル)の強化
  2. お客さまとのあらゆる接点で深化したソリューションを提供
  3. 変化に強い企業体質の形成
  4. 北中南米全域での戦略を実現

特に日立建機が注力しているのが、日立建機の製品と日立グループのデジタル技術を組み合わせたDX化への挑戦です。例としてキャッシュレス決済やオンライン販売サイト、オンライン展⽰会などが挙げられます。

また、社内アイデア募集プロジェクトを実施しており、企業紹介ムービーの制作や、SNSアカウントの立ち上げ、アプリ開発、若手社員へのメンター制度が実現しました。

このように日立建機には「挑戦」を好む風潮があります。様々な挑戦を通して、業界首位や世界トップシェアを目指したい人はぜひ応募してみましょう。

参考:日立建機日本|企業としての取り組み
参考:日立建機日本|INNOVATION「先進性・任された今と未来」
参考:日立建機日本|社内アイデアプロジェクト

コベルコ建機

コベルコ建機は株式会社神戸製鋼所の100%子会社で、革新的な製品を生み出し続ける建設機械メーカーのパイオニアです。日本初の電気ショベルや自動車解体機の開発、世界初となるハイブリッドショベルの開発に成功しています。

代表的な製品には、“低燃費のコベルコ”を象徴するハイブリッドショベルや、世界一の作業高さでギネス世界記録にも認定されている超大型ビル解体専用機「SK3500D」があります。

コベルコ建機が近年注力していることは、世界共通品質「Made By KOBELCO」の実現に向けた「高いスキルをもった作業者の育成」です。

それに伴い、ショベル生産に重要な組立・製缶・加工・塗装の4分野を対象に、社内資格制度「コベルコ建機技能認定制度」をスタートしたり、世界各地の生産拠点の技能向上のために、「ものづくり技能大会」を開催したりしています。

これらの取り組みはグローバルな技術交流の場にもなっており、この大会で得たことを自国の拠点へ展開し、作業者1人ひとりのスキルアップに繋がっているのです。

コベルコ建機は、ゼロから新しいものを生み出す風潮があります。世界トップレベルの育成環境で学びながら、自身のアイデアを形にできる環境で働きたい方にはおすすめでしょう。

参考:コベルコ建機|3分でわかる!コベルコ建機
参考:コベルコ建機|世界各国の精鋭たちが己の技を競い合う ものづくり技能大会
参考:コベルコ建機|世界共通品質を生み出す人材システム 技能認定制度

住友建機

住友建機は、住友重機械工業の100%子会社で油圧ショベルを主力とする建設機械メーカーです。

近年は、アジアやアメリカを中心に計5ヶ所の拠点を構えるなどグローバル展開しており、世界各地に油圧ショベルを出荷しています。

住友建機が特に注力しているのが、環境問題対策です。

  • 従来のハイブリッド機からさらに燃費性能を高めた最新鋭のハイブリット機の開発
  • 国内工場でのCO2の削減活動
  • 海上輸送による輸送時のCO2削減活動
  • 木材から強化段ボール梱包への切り替えや、段ボールの再利用など廃棄物削減活動

建設機会に携わりながら、環境問題対策にも取り組みたい人におすすめの企業です。

参考:住友建機|環境への取り組み

建設機械業界の志望動機の書き方

建設機械業界の志望動機の書き方

建設機械業界の志望動機を書く際には、以下の2点を明確にしましょう。

  • なぜ建設機械業界なのか?
  • なぜその企業なのか?

まず初めに建設機械業界を志望する理由を伝えましょう。その際に、海外シェアが非常に高いという特徴やIT化の進行などのトレンドを押さえておけば、企業側はプラスに見てくれます。

次に、建設機械メーカーが数多くある中で、その企業を志望する理由を伝えましょう。建設機械メーカーは、現場でのインターンや企業説明会を実施することが多いため、各社の違いは明確にしやすいでしょう。

建設機械業界の自己PRの書き方

建設機械業界の自己PRの書き方

造船業界の自己PRを書く際には、以下の2点を抑えることが重要です。

  • どのように企業に貢献できるか?
  • 求められる能力を発揮した経験

自分がどのように企業に貢献できるかを書く際には、企業の求める人物像と自分が近いことをアピールしましょう。会社ごとに必ず異なるため、採用サイトを参考にして事前準備を徹底しましょう。

また、建設機械メーカーから求められる能力を発揮したエピソードを伝えましょう。職種ごとに求められる能力は以下の通りです。

職種求められる能力
営業コミュニケーション能力英語力最低限の専門知識
生産管理マネジメント力冷静な判断力コミュニケーション能力
研究工学系の高度な専門知識環境系の高度な専門知識分析力
商品開発専門知識コミュニケーション能力クリエイティブ性

求められる能力は業界全体で共通ですが、各社求められる能力は微妙に異なります。上記の能力に加えて、現場での説明会やインターンを通して各社が求める能力を把握した上で、自己PRを作成しましょう。

建設機械業界の年収や給料!ボーナスはいくら?

建設機械業界の年収や給料!ボーナスはいくら?

建設機械業界の給料は職種によって異なるため、職種ごとの年収と月収を紹介します。

職種名年収月収(ボーナス含む)
生産管理400万円~700万円33万円〜58万円
商品開発400万円~700万円33万円〜58万円
研究500万円~800万円50万円〜67万円
営業400万円~600万円33万円〜50万円

建設機械メーカーはグローバルに展開する大手企業が多いため、給料は安定しています。また、住宅手当や財形貯蓄、退職金制度などの福利厚生が充実した企業が多いです。

職種によって金額は変わってくるため、他業界とも比べながら、自分が納得のいく給与水準かどうかを確認しましょう。

建設機械業界の動向や今後の将来性は?

建設機械業界の動向や今後の将来性は?

建設機械業界は、将来性が非常にある業界と言えます。理由は以下の3つです。

  • IT技術を活用した製品開発の強化
  • インフラ整備による継続的な成長
  • さらなる海外展開

それぞれ解説します。

IT技術を活用した製品開発の強化

近年の建設機械業界では、労働人口の減少が問題になっていました。高齢労働者がリタイアし、少子化により若年労働者の確保が難しくなっている上、国が働き方改革として長時間労働の是正を進めているからです。

そこで各社は、GPSや通信システムを活用した製品開発の強化を進めています。車両情報を遠隔管理できたり、効率よく機械稼働管理ができたりする仕組みを作っているのです。小松製作所の「スマートコンストラクション」が代表例です。

熟練のオペレーター同様の操作ができたり、現場の安全性の向上に繋がったりしており、現場の生産性は近年非常に上がっています。

今後もIT技術は進化していくと思われるため、建設機械業界の現場もさらに効率化され、業界の拡大が期待できるでしょう。

インフラ整備による継続的な成長

近年までは、東日本大震災やオリンピック需要があり建設機械業界は成長傾向でしたが、2020年以降はそのような需要がなくなり衰退気味でした。

しかし、都市の再開発やインフラ老朽化対策、リニア中央新幹線の社会整備の需要が期待されています。

特に工場やプラントなどの大型建造物は、耐用年数は建設から20〜40年程度と言われており、高度経済成長期に大量に建設された建物は耐用年数を迎えつつあります。

老朽化したインフラの修繕作業の需要が伸びる可能性が高く、同様に建設機械の需要が伸びる可能性が高いため、今後も将来性がある業界と言えるのです。

さらなる海外展開

日本の建設機械メーカーは、海外展開に比重を置く企業が多いのが特徴です。発展途上国のインフラ整備や先進国の都市化推進のために、機械が輸出され使用されています。

日本の建設機械は品質が良く、操作性や耐久性に優れている点や、各国の建設現場に対応した建設機械を的確に開発できる点で、海外から高評価を得ているのです。

世界的に見ても建設需要は継続的にあることから、建設機械業界も安定的に需要が見込まれているのです。

業界全体で海外進出を重視しているため、海外の建設機械メーカーをM&Aして市場基盤を構築する動きが加速しています。今後さらに市場が拡大される可能性が非常に高いと考えられます。

建設機械業界のよくある質問

建設機械業界のよくある質問

建設機械業界に関して就活生からよくある質問は以下の3つです。

  • 文系or理系でも活躍できる?
  • 建設機械業界は知識がないと新卒は活躍できない?
  • 建設機械業界で海外勤務は可能?

文系or理系でも活躍できる?

建設機械業界は、文系理系問わず活躍できる業界です。

しかし、生産管理職、商品開発、研究職は専門知識を求められるため、基本的には理系学部の大学や大学院を卒業した人が求められます。

そのため、文系で建設機械業界に就職したい人は営業職を志望しましょう。ただし、建設機械業界の営業職は他業界と異なり、機械のメンテナンスやアフターサービス、機械トラブルの対応なども業務内容になります。

最低限の知識は営業職でも必要になるため、自社の建設機械についての勉強は怠らないようにしましょう。

建設機械業界は知識がないと新卒は活躍できない?

新卒で専門知識がなくても、建設機械業界で活躍することは可能です。建設機械メーカーは大手企業が多く、人材育成に力を入れている企業が多いので心配ありません。

特に、コベルコ建機は人材育成に注力しており、社内資格制度「コベルコ建機技能認定制度」をスタートしたり、世界各地の生産拠点で技能向上を目的とした「ものづくり技能大会」を開催したりしています。

育成環境が整っている企業に興味がある人は、コベルコ建機を調べてみると良いでしょう。

建設機械業界で海外勤務は可能?

建設機械業界では、海外勤務の経験が積める可能性が高いです。顧客の多くは海外の工事業者などのため、グローバルに活躍できる人材を各社求めているのです。

さらに、各社現在よりもさらに海外展開を進める方針のため、海外勤務に興味がある方にはピッタリの業界といえます。

そのため、海外勤務に興味がある人は学生のうちから英語力の強化をしましょう。目安としてはTOEIC700点以上を目指すと良いでしょう。

まとめ:将来性がある穴場の業界に挑戦しよう!

まとめ:将来性がある穴場の業界に挑戦しよう!

建設機械業界は就活生からはきつい仕事のイメージを持たれることが多いですが、実は安定して市場が成長していくと思われる将来性のある業界です。

なぜなら、世界各地でインフラ整備が必要なため、建設機械が求められているからです。

特に、日本の建設機械は品質が良く操作性や耐久性に優れている点や、世界各地の現場に対応した建設機械を的確に開発できる点で海外から高評価を得ているため、今後も安定して市場が成長していくでしょう。

他にも海外で活躍ができたり、IT化による労働改善が進んでいたりと、就活生にとって魅力がたっぷりで、日本のものづくりの良さをフルに活用した業界なのです。

意外と知られていない穴場の業界のため、興味がある人はぜひ挑戦してみましょう!

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