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【石油業界は儲かる?】業界の仕組みや魅力、将来性や年収を紹介!

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「石油業界って稼げるイメージがあるけど本当は?」

「石油業界に入ったらどんな仕事があるんだろう」

大金が動いて派手なイメージのある石油業界ですが、どういった企業がどんな仕事をしているのでしょうか。

原油産出国への海外勤務のチャンスや語学力を活かした仕事もできるので、大変やりがいのある業界といえます。

そこでこの記事では、次の内容をまとめて解説します。

  • 石油業界の魅力ややりがい
  • 石油業界の仕組みやメリット
  • 石油業界の就活ポイント

10分ほどで読めるので、石油業界に興味がある人はぜひご一読を!

石油業界とは?仕組みを解説

石油業界とは?仕組みを解説

石油業界は、原油産出国から輸入した原油をガソリンや灯油、軽油などの石油製品に変えて販売しています。

具体的には、原油を加熱炉で加温して常圧蒸留装置(トッパー)に入れて、製品ごとに異なる沸点の温度差を利用し、ガソリンや軽油など様々な石油製品を精製。

石油業界を分類したものが、次の3つになります。

  • 上流(石油や天然ガスの開発・生産)
  • 中流(大型タンカーなどを使った石油の輸送)
  • 下流(石油の精製・販売)

大手グループは、上流から下流まで一括して事業展開しているところが多いです。また、上流のみ、下流のみなど特定のカテゴリに特化した企業もあります。

上流では、中東やアジアなどの原油産出国での開発事業や生産事業で活躍したり、下流では国内の石油精製工場で様々な石油製品を精製して卸売をしたり、石油業界にも多彩なジャンルが広がっています。

石油業界の仕事内容

石油業界の仕事内容

石油業界の仕事内容には、次のような職種があります。

  • プロセス管理
  • プラント管理
  • 研究開発
  • セールスエンジニア

プロセス管理

プロセス管理職は、石油の精製や化学製造に関する生産管理全般を担当します。石油の需要予測・生産計画の作成・プラントの新造や設備整備など、主にマネージメント業務を行います。

市場の動向をベースに現在のプラントの生産量を調整したり、生産量の増強のために工場の増設を企画したりなど、プラント全体の生産性の向上に携わります。

プラント管理

プラントの設計や新増設、補修作業など、プラント管理職はプラント全体の管理を担当します。

そもそもプラントとは、石油化学製品を生産する工場施設全体を指す言葉です。主にプラントでは、石油や天然ガスを材料としてプラスティックやビニール、ナイロンやポリエステルなどを製造しています。

石油製品から化学製品を生産するラインの安定化のため、施設管理に責任を持つのがプラント管理の仕事です。

研究開発

研究開発職は石油を科学的に分析して、新たな石油製品の開発を行う仕事です。新商品を世に送り出すため、企業のコストに見合った精製方法や製造ラインの立案・企画の研究もしています。

また、プラントの効率化に向けた新設備の導入を行うのも研究開発職の仕事です。

セールスエンジニア

国内の主な販売先であるガソリンスタンドに石油製品を販売する職種です。技術営業職として、営業先ではガソリン専用の機器のメンテナンスも行います。

石油業界に必要な資格や経験

石油業界に必要な資格や経験

石油業界に就職するための資格や経験は、特にありません。

ただし、石油業界への熱意をアピールするなら、技術職で役立つ化学関連の資格を取得しておくと良いでしょう。

以下に、石油業界で活躍するためにおすすめの資格を2つ紹介します。

資格内容資格名
危険物取扱者消防法上の危険物の取り扱いができる国家資格です。就活生であれば、ガソリンや軽油、灯油など引火性液体を扱える乙種第四類(乙四)の資格取得をおすすめします。
高圧ガス製造保安責任者高圧ガス保安法で定められている国家資格です。甲種化学・甲種機械責任者や丙種化学(液化石油ガス)責任者をはじめ9種類に分かれています。石油コンビナートやLPガス製造所、ガススタンドなど、施設の種類や規模によって保安責任者になれる資格の種類が異なります。

石油業界が向いている人の特徴

石油業界が向いている人の特徴

石油業界が向いている人の特徴は、次の3つです。

  • 語学力がある
  • 新技術や環境保護などに関心がある
  • グローバルな視点で物事を考えられる

石油業界は、上流や中流の事業展開で海外の人たちとのコミュニケーションが盛んに行われています。メールや電話、海外出張や海外赴任で語学力を存分に発揮できるでしょう。英語をはじめ原油産出国の現地語の学習をしておけば、就職後に役立ちます。

また石油会社では、石油製造のコスト削減のため新技術を導入する企業が増加。石油や天然ガスだけでなく、環境に配慮した持続可能エネルギーの研究開発も盛んになっているので、新しいテクノロジーや環境保護に関する知識も求められます。

さらに、石油業界は海外との関わりが欠かせない業界です。世界規模の政治・経済、外交などグローバルな影響にされているため、石油会社の立ち位置を理解して、安定した石油製品の供給を実現していくマクロの視点も必要です。

このように、石油業界は外国語のスキルやグローバルな視点、地球規模の動向をフォローできる人材が求められています。

石油業界の魅力や就職するメリット

石油業界の魅力や就職するメリット

石油業界の魅力や就職するメリットには、次の3つがあります。

  • 社会を支えるやりがいがある
  • グローバルに活躍ができる
  • 多彩なジャンルの仕事がある

石油は、人々の生活に欠かせない重要なエネルギー源です。インフラとして社会を支える石油業界は、車や暖房といった日常生活で目にするアイテムをはじめ、あらゆる業界や製品に影響を持っています。再生可能エネルギーが注目される今でさえ、日本のエネルギー源の大半を石油が担っているため、社会的な意義を感じながら仕事ができるでしょう。

また、石油会社は原油を扱っているため国内外で事業展開しているケースが多く、海外赴任のチャンスも少なくありません。原油産出国での勤務経験は、キャリアアップにもつながるため世界を股に掛けて活躍できます。

さらに技術系や営業系、事務系をはじめ、多彩な部署や職種があります。入社後の一定期間はプロセス管理やプラント管理など複数の仕事を経験しながら、適性を判断できるので、新しい環境でチャレンジできる環境です。

このように石油業界は部門・部署も多く、国際的に事業展開しています。成長を目指して積極的にチャレンジしていきたい人なら、やりがいのある仕事に携われるでしょう。

石油業界の大変さや就職するデメリット

石油業界の大変さや就職するデメリット

石油業界には、以下のようなデメリットもあります。

  • 転勤や海外赴任が多い
  • 幅広い事業領域での異動がある
  • 部署によっては高い語学力が必要

石油会社の中でも全国展開している大手グループになると、各地に拠点があるので引っ越しを伴う転勤があります。原油産出国内の開発生産拠点への海外赴任の可能性もあり、数年単位で転勤があるため、その度に新しい環境に慣れるのに大変です。

また、持続可能な再生エネルギーを新しい事業の柱にしていく流れが加速しているため、従来の事業領域の幅が広がっています。石油や天然ガスといった化石燃料がメインだったビジネスモデルの転換に向けて、新しいチャレンジをし続けなければなりません。

さらに、海外との関わりが密接な業界だけに、部署によっては取引や交渉で使えるビジネス英語のスキルが重要です。特に海外赴任では、英語以外に現地の言葉や風習、文化への理解も求められます。

石油業界に限らず、デメリットはどの業界にもあります。他の業界と比較して、自分がどこまで石油関連の就職をしたいのか考えておきましょう。

石油業界の有名企業ランキングTOP3

石油業界の有名企業ランキングTOP3

石油業界を代表する企業を3社まとめて紹介します。

  • ENEOSホールディングス
  • 出光興産
  • コスモエネルギーホールディングス

どの企業のガソリンスタンドも、就活生が町で一度は見たことがあるでしょう。それぞれの石油会社の特徴を確認していきます。

ENEOSホールディングス

ENEOSホールディングスの売上高は、10兆9,218億円で国内トップシェアの企業です。石油製品の卸売を中心に石油・天然ガスの開発、金属事業を展開しています。

2010年4月の新日本石油株式会社と新日鉱ホールディングス株式会社の経営統合以来、JXグループと当年ゼネラルグループが合併を繰り返して今に至ります。

グループでは、メガソーラー発電事業を積極的に推進するなど、再生可能エネルギーの活用に力を入れています。環境問題と密接な関連のある化石燃料資源のビジネスモデルから、低炭素・循環型社会の実現に取り組んでいます。

参考:ENEOSホールディングス

出光興産

出光興産の売上高は、6兆6,867億円で業界第2位を占めます。

1911年に創業した出光興産は、2019年4月に昭和シェル石油と統合。現在の出光グループが誕生しました。

世界各地に60ヶ所以上の拠点を持つグローバル企業です。出光興産は、石油製品をはじめ潤滑油や電子材料、リチウムイオン電池材料のほか、風力や太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギー事業にも積極的に乗り出しています。

参考:出光興産

コスモエネルギーホールディングス

2兆4,405億円と国内3位の売上高を誇るのが、コスモエネルギーホールディングスです。

1986年に大協石油株式会社や丸善石油株式会社、旧コスモ石油株式会社の3社が合併して誕生したコスモ石油株式会社が誕生。2015年、持株会社体制に移行しました。

上流である石油や天然ガスの開発・生産~下流の石油の精製・販売まで、一括して石油事業を展開しています。一方で2010年には脱炭素社会に貢献するため、CO2削減につながる風力発電事業に本格参入するなど、エネルギーの安定供給の使命を果たす新たな取り組みにもチャレンジしています。

参考:コスモエネルギーホールディングス株式会社

石油業界の志望動機の書き方

石油業界の志望動機の書き方

石油業界の志望動機を書くときは、次の2点を意識してまとめましょう。

  • なぜ石油業界なのか
  • なぜ応募する企業に就職したいのか

まず、なぜ石油業界を選んだのかをしっかりと考えましょう。石油製品は社会になくてはならないものですが、他の業界ではなく、石油業界である理由を明確に示す必要があります。「社会に役立つビジネスがしたい」、「人々の暮らしを支えたい」、といった一般的な内容では、採用担当者にアピールできません。業界研究でわかった魅力ややりがいに基づいて具体的に言語化しましょう。

また石油会社は、開発生産から運搬、精製・販売まで一挙に手がける大手グループもあれば、開発に特化した企業や販売に特化した企業もあるなど、多種多様です。各企業の特徴を踏まえた上で、なぜ応募先の企業でなければならないのか具体的な理由をまとめま、中核事業や将来に向けた取り組みの違いを調べて検討してみましょう。

石油業界の自己PRの書き方

石油業界の自己PRの書き方

石油業界の自己PRで大切なのは、次の2点です。

  • 石油業界が求める人材だとアピールする
  • 入社後にすぐ役立つスキルを伝える

石油業界では、安定したエネルギー供給を使命にしているため、責任を全うできる人材を求めています。開発現場やプラントでは些細なミスも大事故に発展する可能性があります。そのため、部署ごとに与えられた責務を果たして社会に貢献する強い意識が大切です。

また、海外とのやりとりが頻繁な現場が多いので、TOEICや英検など語学力を証明できる資格を取得しておくと良いでしょう。危険物取扱者など就職後に役立つ資格もアピールできます。

石油業界の年収や給料!ボーナスはいくら?

石油業界の年収や給料!ボーナスはいくら?

次の表で、石油業界の年収と月収を主な職種ごとにまとめました。

職種年収月収(ボーナス込み)
プロセス管理300万円~1,300万円25万円~108万円
プラント管理300万円~1,000万円25万円~83万円
研究開発300万円~1,200万円25万円~100万円
セールスエンジニア400万円~1,000万円33万円~83万円

石油業界の給与水準は他の業界と比べても高めです。他業界の仕事内容や年収などと比較しながら、収入に見合った魅力ややりがいがあるかを考えましょう。

石油業界の動向や今後の将来性は?

石油業界の動向や今後の将来性は?

石油業界の最新動向には、次の2つの特徴があります。

  • ガソリン需要の減少
  • 新エネルギー事業への取り組み

ガソリン需要の減少

石油製品の主力であるガソリンの需要の減少傾向が続いています。経済産業省によると、2020年度のガソリンの需要実績は45,233千キロリットルでしたが、2026年度には40,808千キロリットル、-2.9%まで落ち込む見通しです。

こうした背景には、自動車1台当たりの走行距離の減少やハイブリッド車の普及による、燃費向上などが考えられます。

参考:2022~2026年度石油製品需要見通し(案) – 経済産業省

新エネルギー事業への取り組み

化石燃料エネルギーである石油は、CO2による地球温暖化の原因のひとつです。また、環境問題や将来的に涸渇が心配されていることもあり、再生可能エネルギー事業を拡大する企業が増えています。

ENEOSホールディングスや出光興産など、大手はこぞってメガソーラー発電事業やバイオマス発電事業をはじめ風力発電や地熱発電などに参入。石油業界はこれまでの化石燃料が中心だったビジネスモデルから、再生可能エネルギーへの転換を迫られています。

石油製品の需要が減少していく中、石油業界に就職後は新エネルギー部門で活躍する可能性が高まっていることを認識しておきましょう。

石油業界のよくある質問

石油業界のよくある質問

石油業界について就活生からよくある質問を2つ紹介します。

  • 石油業界の就職後のキャリアアップは?
  • 石油業界の今後は?

石油業界の就職後のキャリアアップは?

セールスエンジニアで経験を積んだ後、各部署にジョブローテーションしていくケースが一般的です。

ただし、プラント管理やプロセス管理など、技術職として採用された場合は、特定のスキルを磨きながら管理者でのキャリアアップも見込めます。

石油業界の今後は?

これまで、原油の大半を中東諸国に依存してきましたが、最近は安定した生産体制のためアジアの発展途上国での開発が進められています。

今後はインドネシアやブルネイ、マレーシアといったアジアでのプラント事業が重要になってくるでしょう。

まとめ

まとめ:【石油業界は華やか?】魅力ややりがい、仕事内容、年収を一挙紹介!

石油業界は、社会になくてはならない石油製品を通して人々の暮らしを支えるやりがいのある仕事です。

石油会社は原油の開発から石油精製・販売はもちろんのこと、再生可能エネルギー事業にも積極的に進出しているので、職種や仕事内容は様々です。自分が活躍したいジャンルや将来のイメージを描きながら、企業選びをしましょう。

ぜひ、石油や新エネルギーで社会に貢献したい就活生は、石油業界の企業にチャレンジしてみて下さい。

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