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【映画業界は華やか?】魅力ややりがい、仕事内容、年収を一挙紹介!

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「憧れの映画業界で働いてみたいけど、人気が高くて難しそう」

「映画業界に入ると、どういった仕事があるのかわかりづらい」

華やかなイメージのある映画業界ですが、どのような仕組みなのか、どういった仕事内容なのか、詳しくわからない就活生が多いようです。

そこで本記事では、次の内容をまとめて解説します。

  • 映画業界の仕組みや仕事内容
  • 映画業界の魅力や働くメリット
  • 映画業界の就職対策

10分ほどで読めるので、映画業界に興味がある人はぜひご一読を!

映画業界とは?仕組みを解説

映画業界とは?仕組みを解説

映画業界は、次の3つの会社に分かれます。

  • 映画制作会社
  • 映画配給会社
  • その他の映画関連会社

簡単に説明すると、映画制作会社が作った映画作品は、まず映画配給会社が買い付けして、映画館運営会社や動画配信会社に販売されます。そして、利用者が映画館やテレビ・スマートフォンなどで視聴する、という仕組みです。

以下で詳細を解説します。

映画制作会社

映画業界といえば、映画制作をイメージする方も多いことでしょう。映画制作会社は、映画の企画立案や脚本の作成をはじめ、監督やプロデューサー、出演者の選定、実際の映画の撮影や編集まで、映画作りを一手にこなす会社です。

映画制作会社では、カメラや照明、衣装や美術などさまざまな機材や道具を取り扱います。また、スタジオやロケ地の選定・撮影交渉、配役にマッチするキャスティング、撮影した映像の編集など、担当する部署によって求められる知識やスキルの幅は広いのが特徴です。

映画配給会社

映画制作会社が作った映画を映画館やテレビ、インターネットで放映するため、映画館運営会社や動画配信会社に営業をするのが映画配給会社です。例えるなら、映画作品をユーザーに届ける役割を担う卸売業者のイメージといえます。

映画配給会社は、国内外の映画を買い付けて、日本のユーザーのニーズに応えることが使命です。

映画配給会社の重要な仕事に、映画の宣伝があります。

この映画の宣伝を通して、映画館やメディア、芸能事務所などと仕事をするため、映画配給会社は「映画業界の花形」と言われています。

その他の映画関連会社

映画制作会社や映画配給会社を中心に動いている映画業界ですが、映画館の運営会社をはじめさまざまな関連企業があります。

映画館の運営会社のことを業界では映画興行会社と言います。ユーザーが実際に映画と触れ合う場を提供する大切な仕事です。

また、映画制作会社が脚本を依頼するシナリオライター、予告編やメイキング動画などを制作する映像制作会社、海外映画に字幕をつける字幕制作会社など、複数の専門会社を通して制作されます。

映画業界の仕事内容

映画業界の仕事内容

映画業界の仕事内容には、次のような職種があります。

  • 映画監督
  • 脚本家(シナリオライター)
  • 技術職(撮影・音響・照明・美術など)
  • 編集
  • バイヤー
  • プロモーター

映画監督

映画監督は、作品全体の責任者です。映画の企画段階から撮影、編集作業、完成まで一括して指揮を執ります。

脚本に従って完成後のイメージを描きながら、適切なキャスティングや俳優への演出、技術スタッフへの指示など、作品の細部にまで深く関わります。

中には映画制作のキャリアを積んで映画監督となるケースや、俳優やタレントが映画監督となって映画作りに携わるケースも。

映画制作会社の意向を受けて、俳優陣や制作陣など多くのメンバーをまとめながら作品の良し悪しを決定する判断を次々と行わなければならない映画監督の仕事は、責任とやりがいを伴う重要な職種と言えるでしょう。

技術職(撮影・音響・照明・美術など)

カメラマンは撮影現場で、俳優が演技する光景をカメラで撮影する仕事です。また、照明はライティングのテクニックを駆使して、シーンに合わせた映像作りをサポートします。

監督の指示を受けて、撮影するアングルやショットを組み合わせながら、大切なシーンをカメラに収めていきます。

また、照明や音響は映画監督やカメラマンの指示を参考に、現場の俳優の演技やインテリアなどの配置状況を考慮しながら照明機材や録音機材をを巧みに使い分けなければなりません。

美術は、インテリアや家具、家電などを組み立てるスタジオのセットと製作したり、俳優が演技で使用する持ち物を用意したりします。

こうした技術職は撮影を支える映画制作の大切な裏方の仕事です。

編集

一般的に、映画はストーリー順ではなく、スケジュールの都合で順序をバラバラに撮影します。

さまざまなシーンをストーリーに合わせて繋ぎ合わせて、一本の作品に仕上げるのが編集の仕事です。

監督やプロデューサーの意向を受けながら、必要なシーンを選択して映像を編集していきます。

バイヤー

映画配給会社のバイヤーは、映画制作会社の作品を買い付ける仕事です。

映画の買い付けとは、映画を上映する権利を買うことです。バイヤーは主に映画館での上映やテレビ、インターネットで放映する権利、DVDまたはBlu-ray化の権利などを買い付けの対象としています。

プロモーター

プロモーターは映画の宣伝をする仕事です。具体的には、下記のような仕事を行って作品を世の中にアピールします。

  • ポスターやチラシの作成
  • テレビやWEBで放映する予告編の制作
  • キャストによるテレビやラジオ番組への出演
  • 公開時の舞台挨拶のスケジューリング

プロモーションは、興行収入やDVD・Blu-rayの売上などを左右するので、非常に責任の重い仕事です。

映画業界に必要な資格や経験

映画業界に必要な資格や経験

映画業界に就職するための資格や経験は、特にありません。

ただし撮影や照明などの技術職は、映画制作系の専門学校や大学で専門的な知識や技術を習得して、制作会社に就職するルートが一般的です。

バイヤーやプロモーターなど映画配給会社の職種は、入社後に経験を積みながらキャリアアップを目指すことができます。

しかし、映画に対する広い知識や、語学・ビジネス系の資格があると、採用担当者にアピールできます。

以下に、映画業界で活躍するためにおすすめの資格をまとめました。

資格名資格内容
映画検定映画検定は、キネマ旬報社が主催する民間検定です。映画の歴史や作品、俳優やスタッフなど、映画文化や業界に関する知識を問う出題がされます。取得することで、映画の知識や業界への熱意をアピールできるでしょう。
TOEIC映画配給会社のバイヤーやプロモーターは、海外の作品を買い付けするため、英語力が必要です。
マーケティング検定日本マーケティング協会主催の内閣府認定「マーケティング検定」は、マーケティングの知識やスキルを総合的に測定する試験です。本資格があることで、映画配給の現場でのキャリアアップにつながります。

映画業界が向いている人の特徴

映画業界が向いている人の特徴

映画業界が向いている人の特徴は、次の3つです。

  • コミュニケーションスキルが高い
  • 映画で人々を楽しませたいという熱意
  • 外国語が得意

映画制作や映画配給の現場では、さまざまな関係者と円滑なコミュニケーションが必要です。撮影現場では、監督や製作、技術職といった数多くの職種のメンバーと脚本の世界観を映像化するためきめ細かなやりとりが求められます。また、映画配給では映画制作会社や映画興行会社、マスメディアやその他の映画関連企業など、映画の買い付けやプロモーションで関わらなければなりません。

また、人々に娯楽を与える映画に対する熱意も必要です。娯楽産業である映画業界は、「みんなを楽しませたい」「作品を通して喜びを与えたい」といった情熱が不可欠です。ユーザーのエンタテインメントを支えたいなど、映画に対する熱い思いを持ち続けられる人が向いています。

さらに、映画配給会社に就職したい方は、海外の映画制作会社との交渉は相手の言語で行われるため、外国語のスキルが高いほどチャンスが大きくなります。映画制作の現場でもグローバル化が進んでおり、国内映画でも海外で活躍する監督やカメラマン、俳優が選ばれる作品も増えているので、語学力をアピールすれば採用担当者にプラスの印象を与えられるでしょう。

映画業界の魅力や就職するメリット

映画業界の魅力や就職するメリット

映画業界の魅力や就職するメリットには、次の3つがあります。

  • ユーザーに感動や楽しみを伝えられる
  • ものづくりのやりがいがある
  • 芸能人やマスコミなどの華やかな世界に触れられる

映画業界は、映画作りや映画配給の仕事を通して、ユーザーに感動や楽しみを伝えられます。映画館からテレビやスマートフォンで映画を見る時代になっても、映画の人気は衰えることはありません。娯楽性の高い映画で人気を博したり、メッセージ性の高い作品で大きな話題になったりすると、映画の仕事をしていて良かったと実感できるでしょう。

また映画は、ひとつの作品に監督や脚本家、技術職など数多くのメンバーが参加します。さまざまな職種の人たちが関わった映画が完成すれば、大きなやりがいが得られます。ものづくりの喜びを感じる仕事をしたい人には、非常に魅力的な業界です。

さらに映画業界は、出演する俳優やタレントといった芸能人や、プロモーションでテレビ局やマスコミ関係者などとのやりとりが多い仕事でもあります。有名人と関わる機会があれば、生き方や人生に影響を受ける可能性があるでしょう。

映画業界の大変さや就職するデメリット

映画業界の大変さや就職するデメリット

映画業界には、以下のようなデメリットもあります。

  • 長時間労働
  • パワハラ・モラハラ問題
  • 休日出勤が中心

映画業界の中でも、映画制作の現場は早朝・深夜の仕事や残業が多く、長時間労働が一般的です。

映画の制作中は、進行状況によって撮影が大幅に遅れたり、脚本の仕上がりや監督の撮影方針の転換、出演者の事情などに合わせて、急なスケジュール変更も起きがちです。そのため、睡眠時間が取れないまま翌日の撮影が始まることも珍しくありません。

また映画業界では長く、閉鎖的な世界が続いているため、パワハラやモラハラに遭う可能性があります。

さらに、映画興行会社で働く場合は、シフト勤務が基本です。大型連休や長期休暇をはじめ土日祝日等の休日出勤が中心となります。

映画業界に限らず、デメリットはどの業界にもあります。他の業界と比較して、自分がどこまで映画の現場で活躍したいのか考えておきましょう。

映画業界の有名企業ランキングTOP3

映画業界の有名企業ランキングTOP3

映画業界を代表する企業を3社まとめて紹介します。

  • 東宝
  • 東映
  • 松竹

それぞれの映画会社の特徴や職場環境をチェックしておきましょう。

東宝

東宝グループの中核企業である映画制作会社です。東京・成城のスタジオを中心に映画の企画や製作、配給など、映画関連の事業を展開しています。

売上高は2,283億円で業界首位です。『君の名は。』『シンゴジラ』をはじめ、『クレヨンしんちゃん』などアニメのヒット作品を多数輩出。

東宝は映画を中心に、演劇の興行や不動産事業など多角的な経営を行っています。

総合職採用の場合は、営業や管理などさまざまな部門を経験しながら適性を判断する人事制度が導入されています。

東映

売上高は1,175億円で第2位です。

総合エンターテインメント企業である東映は、映画制作以外にもテレビのドラマやCM制作、スマートフォンのコンテンツ作成、イベントの企画や運営など、多彩な事業展開をしています。

松竹

売上高は業界第3位の718億円です。

松竹グループは芸能事務所や番組制作会社を持っているので、映画のほかテレビ業界や演劇業界での存在感が大きな企業でもあります。

また、東京の歌舞伎座や大阪の松竹座を中心に、伝統芸能の歌舞伎の興行でも知られる映画会社です。

映画業界の志望動機の書き方

映画業界の志望動機の書き方

映画業界の志望動機を書くときは、次の2点を意識してまとめましょう。

  • なぜ映画業界なのか
  • なぜ応募する企業に就職したいのか

まず、なぜ映画業界を選んだのかを端的に伝えましょう。業界研究を通して知った映画業界のどこに魅力を感じたのか、将来希望する職種に触れながら具体的にまとめます。

自分が好きな映画や感動した作品を引き合いに出したり、エンタテインメントの重要性を自分なりに考察したりしながら、採用担当者にアピールしましょう。

また、応募先の企業である必要を具体的に伝えます。松竹に興味があるのなら、映画や芸能・エンタメはもちろん、伝統芸能の歌舞伎を大切に守っている企業方針に共感しているなど、企業の特徴や魅力を意識しながら志望動機を書いて下さい。

映画業界の自己PRの書き方

映画業界の自己PRの書き方

映画業界の自己PRで大切なのは、次の2点です。

  • 映画業界が求める人材像に自分を近づける
  • 就職後に役立つスキルを伝える

映画業界では、映画に対する情熱があるのは大前提です。その上で、さまざまな職種や関係者とスムーズにやりとりできるコミュニケーションスキルの高さが求められます。また、映画の魅力や素晴らしさを社会に伝える表現力も歓迎されるので、学生時代にプレゼンテーション力や文章力を培って自己PRに活用するのがおすすめです。

また、映画配給会社なら語学力やマーケティングスキルなど、現場ですぐに利用できるスキルをアピールしましょう。

業界の年収や給料!ボーナスはいくら?

業界の年収や給料!ボーナスはいくら?

次の表で、映画業界の年収と月収を主な職種ごとにまとめました。

職種年収月収(ボーナス込み)
技術職400万円~600万円33万円~50万円
編集400万円~600万円33万円~50万円
バイヤー600万円~700万円50万円~58万円
プロモーター600万円~900万円50万円~75万円

映画業界の給与水準は他の業界と比べても高めです。他業界の仕事内容や年収などと比較しながら、収入に見合った仕事内容や魅力があるか考えましょう。

映画業界の動向や今後の将来性は?

映画業界の動向や今後の将来性は?

映画業界の最新動向には、次の2つの特徴があります。

  • コロナ禍の影響から回復傾向にある
  • 映画業界を守る活動が活発化している

コロナ禍の影響から回復傾向にある

国内映画市場を見ると、2020年度はコロナ禍による時短営業や休業が続いたため、売上高は過去最低の1,783億円でした。

しかし、2021年度は前年比約2割増の2,100億円の見通しとなりました。ウィズコロナの生活様式が定着して、映画館へ客足が戻りつつあることが理由です。

若者層やファミリー層の集客につながった『鬼滅の刃』は、2021年5月時点で来場者約4135万人・興行収入約517億円を記録するなど、国内映画市場に明るい話題を提供しています。

参考:「映画館業界」動向調査_ 株式会社 帝国データバンク[TDB]

参考:『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』全世界累計来場者約4135万人・総興行収入約517億円記録のご報告|株式会社アニプレックスのプレスリリース

映画業界を守る活動が活発化している

コロナ禍で大きな打撃を受けた、小規模映画館の経営支援を目指す「ミニシアター・エイド基金」が開設。発起人は現役で活躍する映画監督で、クラウドファンディングによる募金を集めています。

また、映画業界の処遇改善を目指すNPO団体が、「長時間労働」や「パワハラ・モラハラ」といった業界の問題を訴えるなどの活動も。映画制作の現場では、長年ハードな労働環境が問題となっており、人材確保や映画業界の存続のためにも労働者を守る制度、相談窓口や監査機関の設置が必要と言われています。

参考:映像業界をやめた理由はなんだったのか?調査結果を発表 – swfi

映画業界のよくある質問

映画業界のよくある質問

映画業界について就活生からよくある質問を3つ紹介します。

  • 映画業界は文系or理系でも活躍できる?
  • 映画業界の就職後のキャリアアップは?
  • ドラッグストア業界の今後の課題は?

映画業界は文系or理系でも活躍できる?

映画業界は文系や理系に関係なく、就職して研修や現場経験を積みながら活躍ができます。

映画制作の技術職は、専門的な技術の勉強をしてから就職するケースが多いですが、企業によっては就職後の研修でスキルを身につけられるのでぜひチャレンジしましょう。

映画業界の就職後のキャリアアップは?

映画制作から監督になりたい場合は、助監督や技術職の経験をしながら撮影現場の仕事を覚え、ステップアップを目指します。

また映画配給のバイヤーやプロモーターも、アシスタントで先輩の仕事をサポートしながら実務経験を積んで、キャリアを積み重ねるケースが一般的です。

ドラッグストア業界の今後の課題は?

最近は、映画館と動画配信の公開を同日に合わせるロードショーのスタイルが増えてきました。

映画業界の売上の中心だった映画館の興行収入から、動画配信サービスなどの放映権収入に移行していく流れが加速しており、映画制作や映画配給などこれまでの業界の常識を覆す可能性が高まっています。

まとめ:【映画業界は華やか?】魅力ややりがい、仕事内容、年収を一挙紹介!

まとめ:【映画業界は華やか?】魅力ややりがい、仕事内容、年収を一挙紹介!

映画業界は、人々に娯楽である映画を通して夢や希望、楽しさを提供するやりがいのある仕事です。

映画制作や映画配給、映画館など就職する分野によって職種や仕事内容が大きく異なるため、将来のキャリアアップをイメージした企業選びをしましょう。

ぜひ、映画の仕事に興味がある就活生は、映画業界の企業にチャレンジしてみて下さい。

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