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【ソフトウェア業界はハード?】最新動向や仕事内容、収入を知ろう!

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「ソフトウェア業界に就職したら、仕事のやりがいや将来性はどうだろう?」

ソフトウェア業界は、現代人の生活を便利にするコンピュータやスマートフォンを動かすさまざまなソフトウェアを開発しています。

IT技術の進歩とともに今後も成長が予測される一方で、グローバルな競争が激化している業界です。成長分野のため将来性が期待できるものの、就職後の仕事内容や待遇が気になっている就活生は多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、ソフトウェア業界が気になる就活生に以下の内容を解説します。

  • 業界の魅力や将来性
  • 仕事内容や向いている人の特徴
  • 就活対策のポイント

10分ほどで読めますので、ソフトウェア業界の就職を考えている方はぜひご一読を!

目次

ソフトウェア業界とは?仕組みを解説

ソフトウェア業界とは?仕組みを解説

ソフトウェア業界とは、パソコンやスマートフォンを動かすプログラムを開発する業界のことです。

代表的なソフトウェアには、スマートフォンのアプリやパソコンの文書作成ソフトや表計算ソフトなどがあります。

ちなみに、ソフトウェアの反対語は「ハードウェア」で、パソコンやスマートフォン、キーボードやマウスなどを指します。パソコンやスマートフォンの内部で働くプログラムを開発・販売するのが、ソフトウェア業界の主な仕事です。

ソフトウェアには、主に次の2種類があります。

  • OS
  • アプリケーションソフト

OSとは、パソコンやスマートフォンを動かす土台となる基本ソフトです。

一方で、アプリケーションソフトは、OSが働いている上で特定の作業ができるソフトウェアを指します。

アプリケーションソフトの種類はとても豊富です。個人向けに開発されたアプリケーションソフトには、文章作成や表計算ソフトをはじめゲームソフトや動画配信ソフトなどがあります。

また、法人向けのアプリケーションソフトには、データ管理ソフトや在庫管理ソフト、受発注ソフトや帳簿記帳ソフトなどがあり、業務の必要性に応じたソフトウェアが開発されています。

このように、ソフトウェア業界は、OSやアプリケーションソフトを開発して販売したり、顧客の依頼を受けてオリジナルのソフトウェア開発をして提供したりしています。

ソフトウェア業界の仕事内容

ソフトウェア業界の仕事内容

ソフトウェア業界の仕事内容は、職種別で次の4種類があります。

  • システムエンジニア(SE)
  • プログラマ
  • ネットワークエンジニア
  • ITコンサルタント

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアは、ソフトウェア開発全般を担当するリーダー的な職種です。クライアントのニーズを受けて、開発チームと相談しながらどのようなソフトウェアを製作するかプロジェクトを企画します。

業務範囲は広く、ソフトウェア開発のプロジェクトの進行管理をはじめ、クライアントからの相談の受け付けや企画の提案、開発ソフトのテストまで行います。

ソフトウェア開発業務を行うので、プログラミングの経験やスキルはもちろんのこと、プロジェクトを完成へとリードするマネージメント能力が必要です。

プログラマー

システムエンジニアが設計した仕様書に基づき、プログラミング言語を使ってさまざまなソフトウェアを製作するのがプログラマーの仕事です。ショッピングサイトやデータベース構築などを扱うWeb系、社内システムの構築・運用をする社内システム系、家電やデジタル端末などを制御するプログラムを開発する制御系など、プログラマーといっても活躍する分野はさまざまです。

技術者としてソフトウェア業界に入ると、まずプログラマーとして活躍しながらスキルアップを目指します。幅広い分野でソフトウェア開発をしている企業がある一方で、ひとつの分野に特化した企業もあり、入社する企業によって必要なプログラムスキルは異なります。

自分の興味や関心に従って、希望する企業が求めるプログラミング言語や資格をチェックしておきましょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、あるグループ内にあるコンピュータ同士をネットワークでつなげて管理する仕事です。ネットワーク上で業務に必要なデータのやりとりができるように、ネットワークの構築や保守管理を行います。

まず、ネットワーク設計の段階で、クライアントのニーズをヒアリングした上で、ネットワークに必要なパソコンや通信機器の種類や数、回線などを選んで提案します。次に、提案した設計内容に従って、実際にネットワーク構築を進めます。クライアントに納品後も、規格変更に伴う設定変更や通信機器の取り替えなど、スムーズなデータの受け渡しができるように、ネットワークの運用やトラブル時の保守管理が大切です。

ネットワークエンジニアは快適な通信環境の構築や維持管理を通して、ビジネスの重要ツールであるデータ通信を支える裏方のひとつです。

ITコンサルタント

ITコンサルタントの仕事内容は、会社の経営課題をIT技術を活用して業務を効率化することです。

まず、クライアント企業へのヒアリングで業務の問題を把握した後、IT分野での課題を分析します。クライアントに適切なITシステムの導入や改善点を提案する際は、クライアントの課題を分かりやすく伝えて、課題解決に向けたアプローチを行います。

改善案に対してクライアントのOKが出たら、プロジェクトを立ち上げてシステムの最適化や新システム導入の進行管理を行います。

そのため、プロジェクトに応じてプログラマやシステムエンジニア、ネットワークエンジニアといったソフトウェア業界の主要な職種をまとめるだけのリーダーシップが求められます。

ソフトウェア業界に必要な資格や経験

ソフトウェア業界に必要な資格や経験

ソフトウェア業界で就職するために、特別な資格や経験は必要ありません。

新卒採用の場合、未経験で募集しているケースが大半で、入社後に業界で必要な知識や専門スキルを学びます。

しかし、IT分野のエンジニア資格を取得しておくと、採用担当者に自分の知識やスキルはもちろん、業界への意欲を伝えられます。

以下の表に、ソフトウェア業界の仕事で役立つ資格や知識をまとめました。

資格名資格のポイント
基本情報技術者試験経済産業省が運営する国家資格で、IT分野の基礎知識や情報処理能力を証明できます。
試験では、プログラミング言語を用いるときに必要な思考法やハードウェアの仕組みなどが出題されます。
取得しておくとソフトウェア業界での就活に有利な国家資格なので、学生時代にチャレンジしておきましょう。
ITパスポートIT業界をはじめ、ビジネスシーンで必要なITスキルや経営マネジメントに関する基礎的な能力を証明できる国家資格です。情報処理の入門的資格なので、独学で気軽にチャレンジできます。
オラクルマスターデータベースである「Oracle Database」の管理能力を証明する民間資格です。
ブロンズ・シルバー・ゴールドの3つの区分がありますが、初心者向けのブロンズなら独学で十分に合格可能なレベルです。
システム構築やデータベース管理の仕事を考えている方は、オラクルマスターのブロンズから合格を目指しましょう。

ここで紹介した資格のほかにも、関連書籍やWEB、スクールを利用してJavaやC言語といったプログラミング言語を学んでおくと、自分の得意なスキルが見つかって将来のキャリアイメージを考えるときに有効です。

ソフトウェア業界が向いている人の特徴

ソフトウェア業界が向いている人の特徴

ソフトウェア業界が向いている人の特徴は、次の3つです。

  • 知識やスキルを学び続けることができる人
  • 論理的思考力のある人
  • 物事に柔軟な考え方ができる人

ソフトウェア業界で必要なIT技術は日々進化しています。業界に入った後も、積極的に知識やスキルを身につける姿勢が大切です。高校の必修科目の「情報」で学んだ基礎をベースにして、学生の間に基本情報技術者試験の取得を目指したり、プログラミング言語を学んだりしながら、スムーズにスキルが磨ける土台作りを進めましょう。

また、ソフトウェア業界の仕事は論理的に考える力が非常に重要です。論理的に正しいプログラミングをする、無駄のないデータ処理ができるシステムを考える、といった際に役立つスキルといえます。

さらに、プロジェクトを成功させるには、それまでの知識やスキルにこだわることなく、新しい情報や技術を使ったアプローチも必要になります。そのため、最新の手法などを柔軟に取り入れながらアプローチができる方は、ソフトウェア業界に向いていると言えるでしょう。

ソフトウェア業界の魅力や就職するメリット

ソフトウェア業界の魅力や就職するメリット

ソフトウェア業界の魅力や就職するメリットには、次の3つが挙げられます。

  • プロジェクト完成によるやりがいがある
  • ステップアップがイメージしやすい
  • 新しい技術や知識で知的好奇心を満たせる

プロジェクト完成によるやりがいがある

ソフトウェア業界は、目標が明確なので達成感ややりがいを得やすい仕事です。

クライアントのニーズや課題に合わせてプロジェクトが組まれると、チームが一丸となって業務効率化や課題解決に向けて仕事に取り組みます。プログラマなら論理的なコード次第でプログラミングが正しく動くかどうかがわかるので、作業ごとにゲームをクリアするような楽しさもあります。

また、クライアント企業をはじめ、プロジェクトチームのメンバーとコミュニケーションを図りながら仕事を進めるシーンが多いため、相手の反応がダイレクトに返ってきます。プロジェクトが成功するとクライアントから感謝の言葉をもらえたり、チームメンバーからの信頼を実感できたり、仕事を通してやりがいを感じやすいと言えるでしょう。

ステップアップがイメージしやすい

職種によるキャリアプランがイメージしやすく、キャリアアップのために必要な知識やスキルがわかりやすいので、意欲次第で高みを目指せる業界です。

プログラマを皮切りに、スキルや実績、能力次第でシステムエンジニアやネットワークエンジニア、ITコンサルタントなど、ソフトウェア開発や管理をリードする職種を目指せます。

また、プロジェクトによって必要なプログラミング言語やIT技術がハッキリしているので、積極的にスキルを身につければ仕事の幅が広がるのも大きな魅力です。

新しい技術や知識で知的好奇心を満たせる

現場で必要とされる知識やスキルは日々進化しており、好奇心旺盛な人ほど新しい技術を学べるため、仕事の満足感が高いと言えます。

また、ソフトウェア業界は世界規模で競争している業界なので、グローバルな視点で質の高いソフトウェアを提供する必要があります。

仕事に役立つ新しいスキルを貪欲に追い続けられる人なら、クライアントから求められる目標も高くなって、自分自身もレベルアップできるでしょう。

ソフトウェア業界の大変さや就職するデメリット

ソフトウェア業界の大変さや就職するデメリット

ソフトウェア業界には、次のようなデメリットもあります。

  • 業務が大量で長時間労働が多い
  • 要求されるスキルが多い
  • 納期やトラブル対応などのストレスが大きい

業務が大量で長時間労働が多い

ソフトウェア開発は、スケジュールがタイトなことが多いほか、ソフトウェアのエラー対応に追われることも多く、長時間労働が起きやすい業界です。

また、実際に開発作業を行うプログラマーはもちろん、上流工程を担当するシステムエンジニアやネットワークエンジニアもスケジュール管理やトラブル対応などの業務が重なり、残業や休日出勤も多々あります。

要求されるスキルが多い

ITスキルをはじめ、コミュニケーションスキルやマネージメント力など、ソフトウェア開発で求められるスキルの種類が多い点も挙げられます。

また、クライアントの課題解決に向けたプロジェクト提案では、高いプレゼンスキルも求められるなど、技術職であるとともに営業や企画能力も必要です。

ソフトウェア業界はIT技術の発展が著しいため、常にスキルアップをして学び続ける必要があり、知的好奇心の少ない方には大変な業界と言えるでしょう。

納期やトラブル対応などのストレスが大きい

システムエンジニアであればプロジェクトを遂行する責任が伴うため、進捗の管理やクライアントの求める品質か否かなど、大きなストレスを抱えながら業務をこなさなければなりません。

具体的には、システムエンジニアやネットワークエンジニアの采配しだいで、下流工程のプログラマーの業務に支障をきたしたり、マネジメントで問題が起こればプロジェクトの失敗につながります。

さらに、納品したソフトウェアにトラブルが発生すれば、速やかに対応して正しく動くプログラムに直す必要があります。

ソフトウェア業界は常に強いプレッシャーに晒されており、自身のストレスコントロールが必須と言えるでしょう。

ソフトウェア業界の売上ランキングTOP3

ソフトウェア業界の売上ランキングTOP3

ここでは、ソフトウェア業界で知名度の高い企業を3社まとめてみました。

売上の業界トップ3をピックアップしたので、ご覧下さい。

  • 日本オラクル
  • トレンドマイクロ
  • オービック

日本オラクル

日本オラクルは、売上高2,146億円でソフトウェア業界トップです。企業のデータベースやクラウドサービスなどの事業を展開しています。

日本オラクルでは、2003年から在宅勤務プログラム「Work@Home」を導入して、自宅を中心に勤務できるスタイルを認めてきました。出社は週1回のみ。育児や介護などの事情の有る無しに関わらず、全社員が対象です。

また、「オラクルカフェ」と呼ばれるポイント制の福利厚生制度が人気です。社員のニーズに合わせて福利厚生メニューを自分で選択できる仕組みになっており、毎年付与されるポイントを使って資格取得やスポーツ、家族旅行、育児や介護の支援サービスなど、多彩なメニューから自由に利用できます。

競争が激化するクラウド・ビジネスをリードできる優秀な人材を募集している日本オラクルにぜひ応募してみましょう。

参考:あなたが知らない日本オラクルの10の事実 _ Oracle 日本

トレンドマイクロ

トレンドマイクロは、売上高1,903億円で業界2位を誇ります。サイバーセキュリティのソフトウェア開発で世界的に知名度の高い企業です。トレンドマイクロのセキュリティ対策は、50万社以上の法人と2億5千万以上の個人ユーザーをインターネット上の脅威から守っています。

パソコンやスマートフォンなどの端末を保護するエンドポイントセキュリティ製品の国内シェアは75.8%。12年連続国内市場トップを記録しています。

トレンドマイクロでは、社員が技術革新の激しいITセキュリティ業界で活躍するため、定期的に社内勉強会の開催や社内研修が整備されています。また、資格取得をすると報奨金と受験費用が支給される「技術資格報奨金制度」があるので、入社後も積極的に学び続けられる環境が用意されています。

参考:About Us _ Trend Micro

参考:実績と導入シェア|ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス(VBBSS)|トレンドマイクロ

参考:新卒採用 – 学生のみなさんへ _ トレンドマイクロ

オービック

オービックの売上高は894億円で業界第3位。企業の課題解決に向けたシステム構築や保守管理をてがけるオービックは、大阪で設立された日本企業です。

オービックの担当する業界は、流通・小売や機械・電気、食品業界をはじめ、金融や商社から医療・医薬、運輸・物流やメディアまで、約2万5千社を超える企業の経営課題の解決をサポートして来ました。

毎年全国で開催されるオービックファミリー運動会には、社員とその家族も参加したり、クリスマスにはホールケーキを全社員に配るなど、風通しの良い企業風土もオービックの特色です。

また働き方の面では、時間単位で年休が取れたり、子どもが小学校を卒業するまで利用できる時短勤務制度があったりなど、柔軟性が高いと言えます。

そのため、結婚や育児などでライフステージが変わっても働き続けやすい会社を探しているなら、ぜひオービックをチェックしてみて下さい。

参考:沿革 _ オービック

参考:ごあいさつ _ オービック

参考:ビジネスモデル|オービックについて|株式会社オービック 新卒採用情報

参考:福利厚生・働き方|採用情報|株式会社オービック 新卒採用情報

ソフトウェア業界の志望動機の書き方

ソフトウェア業界の志望動機の書き方

ソフトウェア業界の志望動機を書くときは、次の2点を中心にまとめましょう。

  • なぜソフトウェア業界なのか
  • なぜその企業なのか

まず、ソフトウェアの開発や管理の仕事によって、みんなの生活をサポートする仕事に就きたい点を強調しましょう。さまざまな業界や業種で、日々の業務にソフトウェア企業のシステムが入り込んでいます。スマートフォンやパソコンなど現代生活やビジネスで不可欠なツールを提供するソフトウェアを通して、企業の業務効率化に貢献したい、人々の暮らしを守りたい、といった気持ちを盛り込みましょう。

また、日々新しい技術を扱うソフトウェア企業は、便利な生活に役立つアプリケーションやシステムによって社会を変える可能性を持っています。自分の仕事を通じて就職する企業の経済的価値と社会的価値をアップしていきたい熱意を感じる内容にしましょう。

さらに、応募先企業の主力商品の特徴やターゲットや業界シェア、クライアント企業の業界や業種などを他社と比較しながら分析した上で、その企業でなければならない強い理由を明確にして下さい。

ソフトウェア業界の自己PRの書き方

ソフトウェア業界の自己PRの書き方

ソフトウェア業界の自己PRで重視したいポイントは以下の2つあります。

  • 自分を採用した企業が得られるメリットは何か
  • 自分の知識やスキルでどうやって企業に貢献できるか

まず、応募先の企業が求めている社員のイメージを調べてから、自分の知識やスキル、経験や性格などをアピールしましょう。クライアントとのコミュニケーションスキルを重視する企業であれば、学生時代のゼミやアルバイト、ボランティア活動などで得た成功体験をアピールできます。

また、入社後に、自分がどういったスキルで会社に役立てるのか、具体的なエピソードを使って自分の魅力を伝えましょう。

自己PRで伝えたいテーマは絞り込むことをおすすめします。知識やスキルをできるだけアピールしたいからといって、いくつものテーマを盛り込んでしまうと、自分の魅力や人物像が伝わりづらくなって、印象に残らない可能性があるためです。

例えば、学生時代に培ったプログラミング言語のスキルに自信がある人は、そのスキルをメインテーマとして押し出すほうが採用担当者の印象に残りやすいのでおすすめです。

ソフトウェア業界の年収や給料!ボーナスはいくら?

ソフトウェア業界の年収や給料!ボーナスはいくら?

次の表で、ソフトウェア業界の年収と月収を職種ごとにまとめました。

職種年収月収(ボーナス込み)
システムエンジニア(SE)300万円~1,000万円25万円~83万円
プログラマ300万円~1,200万円25万円~100万円
ネットワークエンジニア300万円~1,200万円25万円~100万円
ITコンサルタント400万円~2,000万円33万円~167万円

ソフトウェア業界の給与水準は他の業界と比較しても高めです。職種やスキル次第では、年収2,000万円も夢ではありません。ただし、日々スキルを身につける努力が必要で、長時間労働も多い業界でもあります。収入に見合った働き方ができるかどうか、他業界の仕事内容や年収・給料と比較してみて下さい。

ソフトウェア業界の動向や今後の将来性は?

ソフトウェア業界の動向や今後の将来性は?

ソフトウェア業界の最新動向を調べると、次の2つの動きがあります。

  • 10年連続で業界の売上が増加
  • IoTやクラウド化の拡大に対応するソフトウェア開発が加速

以下、ひとつずつ紹介していきます。

10年連続で業界の売上が増加

2021年のソフトウェアの売上高は11兆0,255億円。前年比2.9%増でした。

ソフトウェア業界の売上高は年々増加しています。特に2021年は新型コロナウイルス感染拡大によってリモートワークで使用するオンライン会議ソフトやデータ共有ソフトをはじめ、業務効率化やセキュリティ対策のためのソフトウェアのニーズが高まりました。また、教育現場で1人1台の端末を使う学習環境を整備する、文部科学省主導の「GIGAスクール構想」もソフトウェア業界の需要を押し上げました。

また、これまでソフトウェア業界で主流だったパッケージ商品を販売する「売り切り型」の収益方式から、定額課金の「SaaS型」へ移行していることも、安定した売上高推移の理由です。

参考:長期データ|特定サービス産業動態統計調査|経済産業省

参考:GIGAスクール構想の実現について:文部科学省

IoTやクラウド化の拡大に対応するソフトウェア開発が加速

デジタル端末や家電などをインターネットでつなげるIoT技術が普及しています。スマートウォッチやスマホの音声入力操作など、パソコンやスマートフォンがなくても家電の操作やデータ送受信ができるIoTは、今後もあらゆる分野に応用されることが期待されます。

また、インターネット上の仮想データベースに保存しておく「クラウド化」も加速しています。企業や個人のデータをパソコンやスマートフォンだけで保存する時代から、いつでもどこでもその場でデータを使える時代へと変化しました。

こうしたIoTの普及やクラウド化の拡大によって、さらなるソフトウェア開発の需要が見込まれています。

このように、ソフトウェア業界の提供するサービスや技術は、急速にIT化する私たちの社会にとって欠かせないものばかりです。システム構築や保守管理に必要な技術開発はますます活発になるので、ソフトウェア業界の役割は今後も高まると予測できます。

参考:IoTとクラウドの関係とは? 企業がビッグデータで優位に立つためにできること _ NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま

参考:デジタル産業に関する現状と課題|経済産業省

ソフトウェア業界のよくある質問

ソフトウェア業界のよくある質問

ここからは、ソフトウェア業界について就活生からよくある質問を3つまとめてお答えします。

  • ソフトウェア業界は文系or理系でも活躍できる?
  • ソフトウェア業界のキャリア形成は?
  • ソフトウェア業界と関係が深い他業界は?

ソフトウェア業界は文系or理系でも活躍できる?

文系の出身で活躍するエンジニアやプログラマーは少なくありません。システムエンジニアの中にも、文系出身で入社後にスキルを磨いてシステム開発の中心的役割を担うケースがあります。

学生時代にプログラムやアルゴリズムなどの学習を通して、ITスキルや論理的思考を身につけきた理系出身の社員の方が、入社後の一定期間は有利なことは確かです。しかし、文系出身でも社内研修や本人の努力でスキルを磨いたり、開発スキル以外のコミュニケーションスキルやマネージメントスキル、営業スキルなどで評価されるチャンスもあります。

文系だからといってソフトウェア業界を諦める必要はありません。

ソフトウェア業界のキャリア形成は?

エンジニアとして採用された場合、入社後はまずプログラマーとして下流工程のシステム構築作業を担当します。経験を積んでいくと、上流工程であるシステムエンジニアやネットワークエンジニア、クライアント企業の経営的な課題解決にも関わるITコンサルタントといったキャリアアップが目指せます。

ただし、システムエンジニアなどマネージャーの職種ではなく、プログラマーとしてスキルを伸ばして現場で活躍し続けるスペシャリストの道もあります。

ソフトウェア業界と関係が深い他業界は?

家庭用ゲーム機やスマートフォンアプリを開発するゲーム業界や、IoT化のニーズが高まる家電メーカーなどは、ソフトウェア制作スキルが欠かせない業界です。

また、企業が扱うデータの管理に必要な情報処理システムを開発・保守管理するIT企業も、ソフトウェア業界と連携してシステム構築やソフトウェア開発をしているケースが多く見られます。

まとめ:【ソフトウェア業界はハード?】最新動向や仕事内容、収入を知ろう!

まとめ:【ソフトウェア業界はハード?】最新動向や仕事内容、収入を知ろう!

ソフトウェア業界は、さまざまな企業の業務や個人の生活に欠かせないパソコンやスマートフォンなどを動かすソフトウェア開発を通して、便利な社会作りに貢献してきました。

あらゆる分野でIT技術が使われている現在、プログラマーやシステムエンジニアなどソフトウェア業界の職種が果たす役割は大きくなっています。

急速に発展するIT技術のスキルを通して人々の暮らしに役立つソフトウェア開発や、クライアント企業の課題解決に貢献できるソフトウェア業界は、仕事の魅力ややりがいを感じながら活躍できます。

ぜひ、仕事内容や収入などさまざまなポイントから自分に合ったソフトウェア企業を見つけて、就活をしていきましょう。

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